ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

釜山チャガルチてくてくさんぽ3

2011年07月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行

後ほど紹介するチャガルチ市場が活魚を主に扱っているせいか、周辺の露店は鮮魚や貝類が目立つ。底引きや巻網が主な漁法のため、タイラギ、ムール貝、ミル貝、小エビ、クルマエビなどが店頭でざる1杯単位で売られている。高価なのはタイラギで、貝柱が甘くうまい貝だけに韓国語でも「カイバシ」と呼ばれている。ほかホタテや岩ガキ、さらにホヤなど、日本でも夏においしい貝も。日本とちょっと異なるのはどんなものもむき身で売っており、ボールに入って並ぶ様子が何だかアーティスティックだ


釜山チャガルチてくてくさんぽ2

2011年07月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行

これは露店街で見かけたカルチ(タチウオ)。韓国ではコチュジャンで煮て小鍋にするのが有名で、日本ではちょっと高級魚だがこちらでは惣菜の魚的な扱いになっている。ほか筒切りのサワラ、開き干しのマダイなど、日本ではビックリするような扱いに。逆に韓国ではチョギ(イシモチ)が高級魚として珍重され、特に干したものはものすごく高価。同じ魚でも、国によって評価が違うのが興味深い。


釜山チャガルチてくてくさんぽ1

2011年07月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行

釜山のチャガルチ魚市場は取扱量が韓国屈指の魚市場。数年前に建て替えられた近代的な市場ビル(写真奥右)を中心に、周辺には小売りの露店がずらりと並んでいる。いわば築地場内と場外の関係に近い。朝5時起きで行ってみると、ちょうど露店が店開きの最中。お隣の国だからか並ぶ魚は意外と日本のものと変わらない。


ユデガムの漢方オリペクスク@釜山

2011年07月15日 | 旅で出会った食メモ

ヤギ料理と同じ店で頂いたアヒルの鍋で、月桂樹やクコやショウガなど様々な薬草とともに煮込んである。まる一日煮込むため前日に要予約で、肉がホロホロの柔らかく各種薬草の滋味があふれている。アヒルのダシとこれら薬草が染みたスープが絶品で、ヤギ料理とともにヘルシー。釜山というと魚料理、コチュジャンのイメージだが、こんなローカルミート料理もあるのだ。


ユデガムの黒ヤギのプルコギ@釜山

2011年07月15日 | 旅で出会った食メモ

釜山から地下鉄とバスで小一時間の金井山城という高原は、このヤギ料理が名物。炭火であぶってから鉄板焼きに仕上げているので燻製香があり、ジンギスカンの味に近いが獣臭はほぼなく食べやすい。あたりは標高も山歩きの難度も都市部からの距離感も、ちょうど高尾山といった感じで、ハイキング後にヤギ料理を食べるのが地元流とか。でもこれは確かにスタミナがつく。