ヤギ料理と同じ店で頂いたアヒルの鍋で、月桂樹やクコやショウガなど様々な薬草とともに煮込んである。まる一日煮込むため前日に要予約で、肉がホロホロの柔らかく各種薬草の滋味があふれている。アヒルのダシとこれら薬草が染みたスープが絶品で、ヤギ料理とともにヘルシー。釜山というと魚料理、コチュジャンのイメージだが、こんなローカルミート料理もあるのだ。
釜山から地下鉄とバスで小一時間の金井山城という高原は、このヤギ料理が名物。炭火であぶってから鉄板焼きに仕上げているので燻製香があり、ジンギスカンの味に近いが獣臭はほぼなく食べやすい。あたりは標高も山歩きの難度も都市部からの距離感も、ちょうど高尾山といった感じで、ハイキング後にヤギ料理を食べるのが地元流とか。でもこれは確かにスタミナがつく。