長岡の町中華その2は、大手口そばのこちら。創業は明治28年と古い本格四川料理のお店で、エビチリやよだれ鶏なと辛い系の中華料理が地元で評判が高い。五代目の料理人は陳建一氏のところで修行をしたというから、本場さながらの辛旨さを堪能できる。
中でも麻婆豆腐は、店の看板料理だ。多彩な香辛料と赤山椒・青山椒を合わせた自家製ラー油に、熟成させた山椒油豆板醤、仕上げに振りかける赤山椒粉のおかげで、厚みと深みのあるしびれ加減が心地よい。地元の豆腐屋製の木綿豆腐も食べ応えがあり、普段使いのお客の数からしても、これは長岡流四川料理といえる。ごはんにかけてスプーンで大盛りにしてざっといき、痺れ辛さにまたごはんをざっといき、のループが止まらず、中盛のごはんがあっという間に空に。
そしてこちらのもうひとつの売りが、紹興酒の品揃えが豊富なこと。白酒、浙江省の紹興酒、陳西省洋県内蒙古の黒米や牛乳の酒、福建省龍岩の黄酒など、紹興酒とひとことでくくるには実に幅広い。この日いただいた3種飲み比べも、透明・薄黄色・濃茶と、色からして三様だ。以下、
金六福(四川省・38度)→ 白酒は中国史の創成期の5000年以上前からある酒で、祝いの場に用いられる蒸留酒。あたりはウォッカのように攻撃的にとがっていながら、華のある刺激がバッと広がる。
百吉(内蒙古)→ 牛乳が原料なのが、遊牧地域らしい。キンキンに酸っぱいすえた発酵香が、どこかチーズ系でもある。
客家酒(福建省龍岩)→大陸南方の酒で、濃厚な甘みの黄酒。こなれた甘さと生姜のほのかな辛味が。シェリー酒、デザートワインのよう
ごま油が効いた肉厚のクラゲネギ和えをガリガリやりながら三様の紹興酒の味わいを楽しみ、締めは麻辣味の麻婆豆腐で満腹に。町中華というには本格ながら、これまた自宅の近所に欲しくなる、長岡のスゴ味中華である。
中でも麻婆豆腐は、店の看板料理だ。多彩な香辛料と赤山椒・青山椒を合わせた自家製ラー油に、熟成させた山椒油豆板醤、仕上げに振りかける赤山椒粉のおかげで、厚みと深みのあるしびれ加減が心地よい。地元の豆腐屋製の木綿豆腐も食べ応えがあり、普段使いのお客の数からしても、これは長岡流四川料理といえる。ごはんにかけてスプーンで大盛りにしてざっといき、痺れ辛さにまたごはんをざっといき、のループが止まらず、中盛のごはんがあっという間に空に。
そしてこちらのもうひとつの売りが、紹興酒の品揃えが豊富なこと。白酒、浙江省の紹興酒、陳西省洋県内蒙古の黒米や牛乳の酒、福建省龍岩の黄酒など、紹興酒とひとことでくくるには実に幅広い。この日いただいた3種飲み比べも、透明・薄黄色・濃茶と、色からして三様だ。以下、
金六福(四川省・38度)→ 白酒は中国史の創成期の5000年以上前からある酒で、祝いの場に用いられる蒸留酒。あたりはウォッカのように攻撃的にとがっていながら、華のある刺激がバッと広がる。
百吉(内蒙古)→ 牛乳が原料なのが、遊牧地域らしい。キンキンに酸っぱいすえた発酵香が、どこかチーズ系でもある。
客家酒(福建省龍岩)→大陸南方の酒で、濃厚な甘みの黄酒。こなれた甘さと生姜のほのかな辛味が。シェリー酒、デザートワインのよう
ごま油が効いた肉厚のクラゲネギ和えをガリガリやりながら三様の紹興酒の味わいを楽しみ、締めは麻辣味の麻婆豆腐で満腹に。町中華というには本格ながら、これまた自宅の近所に欲しくなる、長岡のスゴ味中華である。