今井町の入り口、蘇武橋たもとの榎を望んで、築約150年ほどの古民家をリノベーションしたカフェが建つ。ハックベリーの名の由来は、その榎から。外見は今井町にある一般的な町家のようだが、中に入ると店内は天井が高く、客席は吹き抜け3層構造になっている。和の場所柄にしては内装は欧風のしゃれた雰囲気で、界隈の女性や若い人のたまり場のよう。仕事や学校についての日常な会話が、店内で盛り上がっている。
店内はさらっと埋まっており、パインツリー製の階段を登り、三層の最上階の吹き抜け寄りの席へと通された。アンティークなテーブルふた席だけの隠れ屋風な空間で、天井にはファンが回り、直下には古民家の梁越しにフロアの客席を見下ろす。古書が並ぶ書棚の隣に小窓があり、今井町の白壁の町屋も望める展望席だ。散策で乾いた喉に、まずはコロナビールをオーダー。ライムを差し込むと炭酸が立ち上り、ヴィンテージもののランプにほのかに照らされている。
カフェタイムのフードは、「ダッチベイビー」というドイツ風のパンケーキが中心だ。スイーツ系のほかブランチ向けも3種あり、ホワイトソース&ベーコンをオーダーしたら熱々がココットのまま出された。イタリア製ベーコンの角切りが塩味が効きジューシー、玉ネギとチーズに絡めていただけばグラタン風になり、遅いお昼にちょうどいいボリュームだ。器になっているパンケーキは、中を食べ終えるとちょうどしっとり、ソースが染み、ほのかな甘さが食事の締めに嬉しい。
ビアグラスで出されたアイスコーヒーをいただきながら、熱々の料理を食べた後にクールダウン。今井町では珍しい、ディナーやバータイムも営業している店で、次回は午後遅めの今井町散策から夕刻に一杯、の流れで訪れてみたくなる、伝建地区によく似合うローカルごはんである。
店内はさらっと埋まっており、パインツリー製の階段を登り、三層の最上階の吹き抜け寄りの席へと通された。アンティークなテーブルふた席だけの隠れ屋風な空間で、天井にはファンが回り、直下には古民家の梁越しにフロアの客席を見下ろす。古書が並ぶ書棚の隣に小窓があり、今井町の白壁の町屋も望める展望席だ。散策で乾いた喉に、まずはコロナビールをオーダー。ライムを差し込むと炭酸が立ち上り、ヴィンテージもののランプにほのかに照らされている。
カフェタイムのフードは、「ダッチベイビー」というドイツ風のパンケーキが中心だ。スイーツ系のほかブランチ向けも3種あり、ホワイトソース&ベーコンをオーダーしたら熱々がココットのまま出された。イタリア製ベーコンの角切りが塩味が効きジューシー、玉ネギとチーズに絡めていただけばグラタン風になり、遅いお昼にちょうどいいボリュームだ。器になっているパンケーキは、中を食べ終えるとちょうどしっとり、ソースが染み、ほのかな甘さが食事の締めに嬉しい。
ビアグラスで出されたアイスコーヒーをいただきながら、熱々の料理を食べた後にクールダウン。今井町では珍しい、ディナーやバータイムも営業している店で、次回は午後遅めの今井町散策から夕刻に一杯、の流れで訪れてみたくなる、伝建地区によく似合うローカルごはんである。