ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

とんかつ赤心@姫路・おみぞ通り

2020年07月11日 | 旅で出会った食メモ
先ほど通った、みゆき通りからおみぞ通りに交わったあたりにある、気になる店4連ちゃんの一つ。4軒とも地元の常連っぽい客で埋まっており、一見の飛び込みは勇気がいるが、こちらは入り口側のイスがちょうど空いたのでえいやっと飛び込んだ。創業80年あまり、売りはトンカツ特に豚汁だそうで、肉が塊でゴロゴロ入っているのが売りだそう。関西の某街歩きご当人バラエティの賞状も、片隅に飾られていた。

だがサンプルケースのビジュアルと、店頭の看板で最上段にあったことから、オムライスを注文。ちょうど目の前のカウンター越しでフライパンが振られ、皿にポンと盛ってケチャップがかけまわされてできあがり。中はこれもこちらのメニューにある焼き飯っぽく、チキンライスではなく豚肉の粒入り。家庭の味、街の食堂の味といった感じで、サラッと食べられるのがいい。

店はおばちゃんと息子さん?でやっており、お客も顔見知りばかりらしく、最近行列で入れず久しぶりに来れた、と話す客も。自分もおばちゃんに隣の人間国宝さんネタを振ってみたら、笑いながら嬉しそうだ。隣の焼きそば屋とともに、昼時は行列のお店だそうで、続いてスタンド餃子、さらに立ち飲みと続く流れができそうな、アーケードが交わる魅力的な一角である。


姫路商店街てくてくさんぽ

2020年07月11日 | てくてくさんぽ・取材紀行
昼前に松江を出てこれで長旅は終わりだが、流れ流れて姫路で途中下車。以前、姫路城内〜天守のおさんぽ動画は撮ったが、駅から城までのアクセス部分は撮ってないので、小一時間下車してアーケードを歩き撮った。メインのみゆき通りから、射的屋があるフラワー通り、たばこ屋や大衆酒場がある協和通り、そしてみゆき通りに並行して姫路城に向かうおみぞ通りへ。

この協和通りからおみぞ通りにかけてが怪しく、昭和37年創業とある行列のスタンド餃子「英洋軒」、自家製麺焼きそばの「釜谷製麺」、あなごめしの「やま義」、15時なのに満席の立ち飲み「神幸」の並びが、どうにもそそられる。あとでその一軒に戻ってこよう…ってこれでは小一時間途中下車で済みそうにないかも。おみぞ通りはこの先、衣料や生活雑貨の店が並ぶ地味な雰囲気になり、みゆき通りより人通りは少ないので、城へゆったりアプローチするにはオススメだ。

おみぞ通りは城に近づくに連れ、和雑貨や郷土玩具、本格コーヒーやレストランなども見られ、観光地然としてくる。アーケードをたどり再びみゆき通りに戻り、城の直前で本町商店街と名を変えてから、かなりレトロな雰囲気に。謎の品を並べる骨董、楽器の精巧なミニチュアを売るアートギャラリー「薩摩屋」、姫路城関連の古書が並ぶ古本「岩崎書店」、鉄板テーブルが並ぶ年季の入ったお好み焼き「かんべえ」など。姫路の街の一角が、時間が止まったまま残っているようで、城へ行く前に時代感を調整するのにいいかも。

みゆき通りを戻る途中、駅の近くで懐かしのチンドン屋にも遭遇。これで撮れ高十分だが、店も一軒、絵がほしいところだ。先ほどの一角に寄りましょう。