湯布院てくてくさんぽ、田園通りの起点からは、「津江の中道」という地元制定の散策路も分岐している。同様に由布岳へ伸びるが、こちらは沿道に見どころが点在。湯布院イタリアンの「ケルカス」と和食の「田」が向かい合う一角は、大駐車場もある人気の飲食スポットだ。さらに先には聖ロバート教会と湯布院ステンドグラス美術館が、煉瓦造りの建物を並べている。保育園越し、ビニールハウス越しと、由布岳とコラボする物件も個性的で面白い。
この分岐から宇那岐姫神社へ延びるその名も「参宮通り」は、トウカエデの並木沿いの通りである。時折辻馬車やレトロバスが走るなど、郊外の主要ルートでもあり、先の方では山裾までさえぎる物のない由布岳の山容がまるごと望める。やや車が多いが、由布院駅から宇那岐姫神社へは、ぜひ歩いてみたい道だ。
神社にちょっと寄ってから、盆地の縁をぐるり金鱗湖へ向かいましょうか。