米沢名物といえば、日本屈指の銘柄牛である「米沢牛」と、細い縮れ麺にあっさり醤油味スープが特徴の「米沢ラーメン」。米沢を訪れる機会があり、いずれもぜひ味わってみようと思ってはいたが、まさか同時に味わうことになるとは…。
昼食に訪れたのは、松が岬公園(米沢城跡)の近くにある「きよえ食堂」。古い大衆食堂風の店で、暖簾をくぐると壁にはずらりとメニューが貼られている。氷がゴロゴロ浮かんだ冷やしラーメンに、マヨネーズをかけていただく冷やし中華と、山形独自の名物料理?に並び、「うちの自慢は牛肉ラーメン」と店のおばさん。聞くと、醤油スープのラーメンの上にシメジ、ネギと牛薄切り肉がたっぷりのるという。そして肉は何と、米沢牛とのこと。
ここは地元で評判の米沢ラーメンの店で、手もみの縮れ麺に、井戸水をベースにした醤油味のスープが基本という。運ばれてきた牛肉ラーメンは、塩コショウで味付けした米沢牛がたっぷりのっていて、まず肉からひと切れ。さすがに柔らかく、旨みたっぷりでこれはうまい。脂身もこってり甘く、米沢牛のすき焼き肉をのせて食べているような贅沢さだ。スープが後をひく香りで、飲むと口の中で旨みがふわりと広がり、香りと後味がずっと舌に残る。麺は米沢ラーメンの特徴である、素麺がちぢれたような極細で、ほくほくと柔らかくスープのからみがバツグン。まるでラーメンとは別の麺料理のようだ。
支払う時に、スープがうまかったとおばちゃんに話すと、「米沢は水、特に湧水がいいからね」。醤油は地元で醸造したものをつかっているという。米沢牛とラーメン。一見奇をてらったようだが、ラーメンはもちろん、肉のうまさも、醤油の良さがあってうまくまとまっているのだろう。(2005年4月16日食記)
昼食に訪れたのは、松が岬公園(米沢城跡)の近くにある「きよえ食堂」。古い大衆食堂風の店で、暖簾をくぐると壁にはずらりとメニューが貼られている。氷がゴロゴロ浮かんだ冷やしラーメンに、マヨネーズをかけていただく冷やし中華と、山形独自の名物料理?に並び、「うちの自慢は牛肉ラーメン」と店のおばさん。聞くと、醤油スープのラーメンの上にシメジ、ネギと牛薄切り肉がたっぷりのるという。そして肉は何と、米沢牛とのこと。
ここは地元で評判の米沢ラーメンの店で、手もみの縮れ麺に、井戸水をベースにした醤油味のスープが基本という。運ばれてきた牛肉ラーメンは、塩コショウで味付けした米沢牛がたっぷりのっていて、まず肉からひと切れ。さすがに柔らかく、旨みたっぷりでこれはうまい。脂身もこってり甘く、米沢牛のすき焼き肉をのせて食べているような贅沢さだ。スープが後をひく香りで、飲むと口の中で旨みがふわりと広がり、香りと後味がずっと舌に残る。麺は米沢ラーメンの特徴である、素麺がちぢれたような極細で、ほくほくと柔らかくスープのからみがバツグン。まるでラーメンとは別の麺料理のようだ。
支払う時に、スープがうまかったとおばちゃんに話すと、「米沢は水、特に湧水がいいからね」。醤油は地元で醸造したものをつかっているという。米沢牛とラーメン。一見奇をてらったようだが、ラーメンはもちろん、肉のうまさも、醤油の良さがあってうまくまとまっているのだろう。(2005年4月16日食記)