ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

お盆のたたり

2009-08-13 23:33:29 | Weblog
 今日も薄曇りのうちに、無事病院到着。
 病棟をさっと回って、外来。診療端末を開いて、診療待ち状況を見ると、『んっ?』、多い。始まる前から10人近い。
 先週は少なくて、研修医が来る前に終わりそうで、ゆっくり待ってたのに、今週は研修医が来る前にダッシュで数をこなしておかないと、メチャ遅れる。 
 『何で?』スタッフが言うには、暑くなって行くところも無くなって、冷房無料の病院に来たからだ、『ホントッ?』。
 その上、よく分からん一筋縄以上のが4人も押し込まれていて、スタートからダッシュ困難。
 某高齢者さんに「薬、沢山で出てるけど、前の病院では病名はなんて言われてたんですか?」と聞くと、はっきりしない答え。
 再確認を求めると、付き添いの方が突然「なんて口の利き方をするんだ!年寄りに分かるわけ無いだろ!」と怒り声。
 勿論、『ムカッ!』としたけど、患者さんが怒ったのではなく、理不尽はその付き添いだから、「高齢でもきちんと病名を言われていることもあります。」と半分無視。もし、患者さん本人がそんな風に言ったのなら、混んで内心焦ってたから、「診療どうされますか?」位言ったかもしれない。
 紹介状付きの患者さんを研修医に診させて、「イメージ、どう?」・・・沈黙。
 「どうっ?」・・・「何も浮かんできません。」『もう少し言いようがあるだろうに・・・』、抑えて解説。確かに一筋縄以上の患者さんを研修医に診させて、考えはまとまらないだろう。でも、迷って悩んで考える方向が作られてくる。
 最後の方は3時頃、合宿で周りがインフルエンザになったのでと受診。
 きっと、インフルエンザですねと帰すと、戻ってきてらインフルエンザの診断検査をして欲しいと要望。
 状況証拠だけど十分、全く無駄、医療資源の無駄遣いと思ったが、研修医に「私は何もいわないから、自分の裁量で判断してイイよ。」と託すと、迅速診断検査をやった。これが世間と世代と私との感覚の差。
 こんな感じで、今日もコーヒーダイエットになりそうだったが、病棟が待っており、コーヒーは20cc位しか飲めなかった。
 早速、鎖骨下静脈穿刺の監視。新卒研修医が実施、先輩研修医が色々と気になって側から、アドバイス兼口出し。
 私も最後の一押しに口出しして、何とか挿入OK、この研修医は実践第一回で入って、悩まなくて済みそう。でもみてると、何をもがいているのか自分でも、まだ状況が分かってなさそうだった。今回は偶然的ラッキー要素大、次回うまく行かなかったときに悩みそう。

※ 東名高速路肩崩壊ニュース場面、あれで直せるのかコワイ感じ。
コメント
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