ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

鎖骨下静脈穿刺を面会者がやる

2008-06-16 22:56:17 | Weblog
 昨日は夜の10時頃に呼び出しがあり、その日の内に帰れず、飲み過ぎではなく、勤務上の24時越えでリミットに間に合わなかった。
 土曜日の方の確認に行こうかと考える前に、呼び出しの電話があり、昨日は朝から病院と家を行ったり来たり、落ち着けない一日だった。
 休んだ気がしなかった。
 小康を確認し、帰宅。夕食前に風呂に入り、ちょっと杯に酒を一口。そしたら電話、「点滴が漏れて、難しそう。」「だったら、CV(中心静脈穿刺、鎖骨下静脈穿刺など)で血管確保しないとマズイね。行くよ。」
 一口飲酒後の出勤。
 行くと身内の方もいて、その中に現役の医師も。
 それで、「(手足の)末梢血管はもろくて、点滴しても長くは持たないから、中心静脈穿刺をやりましょう。でも、折角だからおやりになりませんか。自分の技術を身内にも役立てる。それでも良いんじゃないですか、どう?」と勧めてみる。
「何かあったら・・・?」と心配を言うので、「何かあったら、もちろん私の責任です。でも、何があっても身内の方が自分の意志で良い方向を考えたのなら、誰も何も訴えません、やりにくかったら私がやります。どうします?」
「やってみます。」これで、自分の勤務医療機関以外に面会見舞いに来て、併せて、その患者さんに、突然“鎖骨下静脈穿刺”をやることになった。
 若干、手はずは違うけどきちんとやってくれました。
 身内のために役立てることがある。何か役立ちたいと思い、考え、出来ることに協力する。パート代は出ませんが、これでOK、変?
 
 こんなことで、突然の鎖骨下静脈穿刺は研修医ではなく、面会者の医師がやりました。

 今日は後半に面倒な方が続き、研修医もどうしたいいか悩んだみたい。
 悩んだら、病気の原因が分からなくても、患者さんの苦痛を軽減することを考えながらやっていく。患者さんは病名を知ることよりも、自分の苦痛を少しでも取り除いて欲しいはず。分かったかな、まだ、難しそう。
 
 朝突然、今日午後早めに会議をすると連絡。そんなん知らん。

※ イラン誘拐事件、8ヶ月ぶりに解放、すっかり忘れられてた?
コメント
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