今週も長い5日間の勤務を終えました。
来週も再来週も難問山積ですが、とりあえず、土日くらいは仕事のことを考えず、のんびりしたいと思っています。
そうは思っていても、つい、仕事のことを考えて憂鬱になり、いかんいかんと自分を窘めるのが土日の日課のようになっています。
就職して30年になろうとしていますが、就職したころはのんびりしていました。
人はたくさんいて、だからこそ一人当たりの仕事量が少なく、精神的に余裕がありました。
飲み会やレクリエーションも多かったように思います。
ほどなくして行政改革が声高に叫ばれるようになり、目に見えて定員が減っていきました。
公正な公務員試験に合格して職員となった者の生首は切れない、というのが役人の世界では常識。
したがって退職した人の後任が来ないとか、非正規雇用を辞めさせるなどの方法で人件費を浮かせようとしました。
特に小泉改革はひどかったですねぇ。
役人を殺す気かと思いました。
事実あの当時、メンタルで不調を訴え休職する人が増えました。
かくいう私もその一人。
さらには自殺した者も、私の部署でも5人に及びました。
地獄の始まりです。
そのうえ、評価だとか、IRデータだとか、中期目標中期計画だとか、それまでにはなかった、あまり意味が無い、しかし量だけは多い仕事が増えました。
いずれも法人化の副産物です。
どこも生き残りをかけて、精一杯、自分たちの機関は素晴らしく、なくてはならない存在なのかを猛アピールするわけです。
しかも国中の独立行政法人等が、ここを先途と頑張っちゃっているわけです。
そうなると、私が所属する機関もやらないわけにはいきません。
日本国中で、やらんでもよい自画自賛の膨大なペーパーを作成して、審議会だかなんだかにかけるのです。
しかしあんな大部な書類、全国の機関の全部を読めるわけが無いと思います。
きっとかつての民主党の事業仕分けのごとく、斜めに読んで適当に決めちゃってるんでしょうね。
ぼやいても仕方がないことは重々承知です。
ぼやきながらでも、現在を生きていかなければなりませんね。
今までどうにかやってきたのですから、これからもどうにかなるでしょう。
いや、どうにかしましょう。
それまでがのんびりし過ぎていた感はありますが、それにしてもあまりに急激な変化についていくのは困難なことでした。
今はIT化が加速度的に進んでいるのがストレスです。
50過ぎの頭には、なかなか新しい技術が入ってきません。
それでもついて行かなければ。
そうでないと辞めるしかありません。
辞めてもいいんですが、小銭が不足してしまうでしょうね。