今日から年末年始の6連休。
今日はのんびり読書などして過ごしました。
御大、筒井康隆先生の新作「モナドの領域」を読みました。
メタフィクションもしくはパラフィクションの要素を取り込んだ哲学的で難解な小説でした。
GODと呼ばれる神以上の存在を自称する者が登場し、この世界と隣接する他の世界との綻びを論理学的に修繕するさまを、ミステリー仕立てで描いた作品です。
そこそこ読めますが、御大の作品を30年以上にわたって読み続けた私からすると、もはや筆の衰えは隠しようがありません。
痛々しくすら感じます。
引退の潮時ではないでしょうか。
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モナドの領域 |
筒井 康隆 | |
新潮社 |