昨日は軽井沢から少し足を延ばして信濃鉄道で二駅目の信濃追分に行きました。
かつて宿場町として栄えた追分宿に行くためです。
信濃追分駅、驚愕の無人駅でした。
しかも追分宿まで徒歩で30分もかかるとか。
バスもタクシーもありません。
高原なので暑さはさほどでも無いですが、30分とは参りました。
それでもここまで来た以上、突き進む他ありません。
人けがほとんど無い道を歩くこと30分。
追分宿郷土館なる小さな博物館に辿り着きました。
まずは一安心。
追分宿、あまり宿場町らしい風情がありません。
本陣も脇本陣も残っておらず、旅籠もわずかです。
どちらかというと洒落た喫茶店や骨董店が立ち並んでいて、車で来たと思しき観光客が散策しています。
東京出身の小説家、堀辰雄がこの追分に魅せられ、自宅を構えて終の棲家にしたそうで、堀辰雄文学記念館というのがありました。
こんな山奥の宿場町で美しい文学を紡いでいたのですねぇ。
かつての住まいと書庫が残されていて、非常に興味深く感じました。
あまり長くいられる場所では無かったので、喫茶店で一休みして午前中に軽井沢に戻りました。
かつては信濃鉄道の貴賓室だったというイタリア料理店でパスタとサラダと紅茶のお昼を頂きました。
高原は海の幸に恵まれないだけに、こういう食事が旨いようです。
午後は軽井沢駅南口に広がる広大なアウトレット、プリンス・ショッピングプラザを冷やかしました。
あまりにも広くて、呆然とします。
客も嫌になるほど多く、閉口しました。
それでもいくつかの店を見て回り、バーバリーで売っていた極めて肌触りの良いマフラー、80,000円もしたので、取り合えず今回は諦めました。
どうしても欲しかったら冬に通販で買えば良いでしょう。
その後新幹線で帰宅。
盛沢山な旅行となりました。
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