ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

カズオ・イシグロ先生、ノーベル文学賞受賞

2017年10月06日 | 文学

  今日は午前中、休暇を取りました。
  首が痛むので、整形外科に行ってから出勤しようと思っています。

     日系英国人作家、カズオ・イシグロ先生がノーベル文学賞を受賞された、との一報が飛び込んできました。

 うれしいですねぇ。

 私は先生の著作の熱心な読者ではありませんが、過去に5冊、読んで、それぞれに感銘を受けました。

 私が読んだのは、
   「わたしたちが孤児だったころ」
  「忘れられた巨人」
  「浮世の画家」
  「日の名残り」
  「わたしを離さないで」
 です。

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)
Kazuo Ishiguro,入江 真佐子
早川書房

 

忘れられた巨人
Kazuo Ishiguro,土屋 政雄
早川書房

 

浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)
飛田 茂雄
早川書房

 

日の名残り (ハヤカワepi文庫)
Kazuo Ishiguro,土屋 政雄
早川書房

 

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
土屋政雄
早川書房

 サスペンス調の作品、SF、ファンタジー、失われゆく古い英国を回顧したものなど、内容は多彩です。

 そのなかで私が最も深く感動したのは、「わたしを離さないで」でしょうねぇ。

 5作品とも、このブログで読後感をつづっています。
 ブログ内検索で「カズオ・イシグロ」と打っていただければ、すぐに出てきます。

 翻訳文特有の読みにくさはありますが、いずれも切なさを基調にしながら、上品で美しい作品に仕上がっています。

 5歳で長崎から英国に両親とともに移住し、英国籍を取ったということですが、日本に残り、日本語で小説を書いていたら、ノーベル賞は取れていたでしょうかねぇ。

 世界語とも言うべき英語で書く、というのは、多くの読者を得られるし、ノーベル賞の選考でも有利に働くような気がします。

 一方、村上春樹は今年も受賞はなりませんでした。
 もう無理なんじゃないでしょうかねぇ。


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