今日から4連休ですね。
今、名古屋に向かう新幹線の中。
二泊三日で名古屋見物です。
日帰りには遠すぎ、泊まるには近すぎることと、なんだか観光する気が起きなかったので、ほぼ初上陸です。
私は何を観ることになるのでしょうね。
もう一つ、イメージがわきません。
今日は憲法記念日ですね。
永井荷風は「断腸亭日乗」という日記に、日本国憲法が発布された日、一言、米人の作りし日本新 憲法今日より実施の由。嗤うべし、と記しています。
摘録 断腸亭日乗〈上〉 (岩波文庫) | |
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摘録 断腸亭日乗〈下〉 (岩波文庫) | |
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大方の日本人は、そんな冷めた目で日本国憲法を見ていたのではないでしょうか。
憲法というと、何かと9条が話題になります。
これを世界遺産に、なんてふざけたことを言っていいる人がいますが、今、世界の国々の憲法の半分くらいには、同じような条文があります。
ただし、それらの国々の憲法のほとんどには、自衛のための戦力は認めると、明記してあります。
日本のごとき強力な軍隊を持つ国が憲法9条を振りかざしたら、世界から失笑を買うのがオチでしょう。
現在のわが国では、明記されてこそいませんが、そんなことは当たり前だというわけで、強力な軍隊を保持しており、現憲法下で核兵器を持つことも解釈によっては可能だと思われます。
つまり現憲法でも軍事的に何でも出来ちゃうというわけで、それは9条に2項を加えた芦田修正によって可能になりました。
したがって、9条は改正したほうが分かりやすくはなりますが、改正しなくても結局同じだと思われます。
私が変えたいのは1条。
天皇条項ですね。
一人の人間が国の象徴だとか、その地位は国民の総意に基づくだとか、馬鹿なことを言っちゃいけません。
天皇も一個の人間だと思えば、現在厳しく制約されている社会権を付与するような条文に変更すべきでしょう。
その他にも知的財産権や情報関係の条文が無いなど、日本国憲法は時代遅れの遺物になってしまいました。
これを全面的に改正することは、日本人に誇りを取り戻す、重要な作業と言えましょう。
何しろ米国人の、しかも素人集団が慌てて作ったという、生まれの悪い出自を持っていますからねぇ。
国の根幹となる憲法は、どうしても日本人の手で、堅苦しい翻訳調ではなく、流麗な和文とすべきものと考えています。
日本国憲法 (小学館アーカイヴス) | |
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