ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

自分たちの公演ビデオ、買えってかい!?

2018-11-20 09:50:49 | 地域文化

 菜の花座前回公演『予兆 女たちの昭和序奏』団員配布用ビデオ、ようやくできた。苦難の海を漕ぎ渡り、逆境の山巓を乗り越えて、ついに完成!って、まっ、大げさだが、神経細胞100個程度はすり減らしたな。

 ことの起こりは、自前のビデオ撮影に失敗したこと。こりゃ単純にアホなだけだったが、幸い地元ケーブルテレビが録画中継してくれるってんで、その気の緩みってやつだろう。放映されたら、それ録画してダビングすりゃいいさ、ってね。

 ところが、ここも迂闊、放映された映像は、ダビング禁止だった。まっ、考えてみりゃそりゃそうだ。テレビ番組、勝手に録って次々焼き増しされちゃかなわんものな。それも分からず悪戦苦闘にまる2日、録画形式のせいじゃないかと変換ソフトを買い、さんざん試すも効果なし、ようやくコピー禁に気付き、それじゃコピー禁解除のフリーソフト入れてなんとかと、さらにも無駄骨何本も折って、すべては徒労の数日間が過ぎた。その間、PCにコーヒーをぶちまけて書き込みドライブぱぁ!外付けドライブを急遽購入してしのぐなんて、要らぬおまけまで付いた。

 そうか、だったら、最初からテレビ会社にもらえばよかったのよ、コピー禁かかってない録画ビデオ。さっそく、テレビ局に電話した。

 「菜の花座の公演ビデオ、欲しいんだけど、・・・」

 「わかりました。有料でお分けします。」

 「えっ!?ちょ、ちょっ、ちょっと待て!有料?なんで、自分たちの公演だぜ。」

 「社内規定なので、6000円いただきます。」

 「待てよ、待てって。3時間もの大作、放映料とかいっさいもらわずに提供してあげたよね。」

 「ビデオは放送局の著作物ですから。販売いたします、6000円。」

 「こっちの著作権はどうなるの?」

 「社内規定なので。6000円」

 「そりゃそっちも撮影したり編集したりと手間はかけてるだろうけど、こっちは3か月以上、20人の人間が心血注いで作り上げたんだぜ。いや、台本書きから言ったら半年の時間が詰め込まれてるんだ。」

 「6000円でお分けします。」

 「菜の花座の作品なけりゃできなかった番組なわけだろ?金、よこせとは言わない。せめてダビングビデオの1本くらいくれたっていいでしょ。」

 「上役とも相談いたしまして、6000円で。」

 「そっちも創作に携わってるわけだろ、作品の著作権へのリスペクトはどこにあるの!!」

 「どちらの団体様にも6000円、頂戴しています。」

 「他団体のことは知らないよ。その人たちは、自分たちの創造物の価値、わかってないんじないの?文化、芸術団体の貴重な創作活動あってのテレビ放映だろうが。」

 「それでは、上司と相談いたしまして、後日お返事差し上げます。」

 数日後の会話。上記の繰り返し。さらに、数日後。

 「上司と相談いたしまして、今回に限り無料で差し上げます。」

 「おいおい、なんかそれ、クレーマー対応じゃないか。もう、うるせえから、今度だけってことで話しつけよう、って。」

 「いえ、事前の話し合いが不十分だったとの理由からです。」

 「て、ことは?」

 「次回からは、規定に従い6000円いただきます。」

 「それねぇ、違うでしょ。こちらの著作権を尊重してくれって言ってんのよ。なんも6000円出すのが惜しくて食い下がってんじゃないの。6000円払えないほど貧乏じゃないよ、菜の花座、いや、貧乏だけど。ビデオ1本の提供にも値しないってことなのか、あの作品は?せめてね、お陰で良い放映ソフトいただきました、これつまらないものですが、菓子折り代わりにビデオです、って、それが常識なんじゃないの?以前は、そうしてたでしょ?」

 「社の方針が変わりましたので。」

 「だったらねぇ、上役の人に伝えてよ。その社内規定、見直しが必要だって。今の時代、著作権は重要なんだって。地元の文化、芸術育てるためにも、創作者にリスペクトが必要なんだって。撮ってやる、放映してやるって態度、もう古いから。」

 「今回に限り、無料で。」

 「わかったよ、もらうよ、ただで。」

 6000円叩きつけてやろうか、と、ムラっと思ったが、無意味な怒りだとすぐに撤回。よしっ、いいさ、次に録画中継する時にゃ、こっちもビデオしっかり録って、弱み失くして、また一悶着してやろうじゃないの。

 「いいかい、上司に伝えてよ。その社内規定の見直しね。それと、あんたが出世したら、なんかクレーマージジイが騒いでたな、なんて思い出さずに、作り手の労苦に心する上役になってね。」

 「は、はい。それでは、準備できましたら、お電話いたします。」

 「何日も、長い時間、ご苦労さん。」

 と、数々の苦難を乗り越えて、出来上がったビデオだ。2枚組、菜の花座として記念すべき公演だものね。

 それにしても、地元の芸術団体、弱気過ぎるぜ。もっと、自分たちの活動に自信持たなくっちゃ。放映してくれて嬉しい!はいはい、テレビ局様の仰せのままにいたします。そんな揉み手すり寄りしてってから、足元見られるんだって。舞台も演奏も、作り手が主体!そこんとこ、しっかり腹に据えようぜ!

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お日様の効用!

2018-11-19 09:16:39 | 農業

 風邪気味押して、恐る恐るブルーベリーの雪囲いやっつけたら、風邪の奴、どっかに吹っ飛んで行っちまった。恐るべし肉体労働!感謝あるのみお天道様!暖かい日差しに包まれて体を動かす、これ、絶好の療養なんだなぁ。

 風は冷たくなっちゃいるが、日差しはまだまだポッカポカだ。例年なら秋の長雨とか氷雨とかで、し残した作業を思いつつ恨みがましく空を見上げる頃なんだが、今年は、いつになく暖秋、気持ち良く冬支度が捗っていく。そういえば、朝は良いよい、すぐさま曇り、って「朝てっかり」も少ないなぁ。おお、そうだ!置賜名物、居座り朝霧で午前中台無し!なんて日も数えるほどだった。今年のお日様、よっぽどご機嫌麗し、なんだぜ。

 さっ、今日もお天気様のご気分変わらぬうちに畑の始末をつけちまおう。すでに黄大豆、茶豆は収穫した。残るは晩生の青ばた豆と黒大豆。もういくらなんでも葉っぱ落ちてるだろ。一人でやるってのがちょっとしゃくだが、まっ、大した量じゃない。1時間もありゃ終わるはずだ。やっちまえ!

 根っこごと引っこ抜き、土を払って何か所かに積んで行く。今年は、脱粒が少ないなぁ、いつもだと大量に落ちていて痛ましさに胸つぶれるのに、茶豆でさえ1株に1,2粒あるかなしかの律義さだ。青豆も黒豆もほとんど落ちていない。これだと手荒に扱うことができて、仕事はほいほい進む。全部抜き終えて、畝に沿って3列の枝ごと大豆の山、その間にトラックを乗り入れて、積んでは動きを繰り返し積み込み完了!ほらな、ちょろいもんだぜ。雨が少なく、乾き具合も上々なので、小屋の中にシートを敷いてべた置き。あとの脱穀・調製は神さんの仕事、豆、カボチャ畑はこれですべてきれいになった。

 なんか、調子乗って来たぜ、このまま昼飯、もったいねえなぁ。お日さん和やかに見守ってくれてることだし、そうだ、ボカシに使う米ぬか集めに行くか。畜産農家との争奪戦激しい米ぬか、何度でも行って数撃ちゃ当たるで頑張るしかない。ダメもとで、今日も行ってみるか、トラックも出てることだし。

 気持ちよく働けてる日は、いいことあるもんなんだなぁ!なんとコイン精米の糠置き場、満杯だぜ。うひょー、ほくほくだね。持参したビニール袋にどんどん詰めて行く。途中、精米機の利用があって、糠が頭の上から降り注いだって、そんなこたぁ気にしない。どうぞ、どうぞ、ご利用くださいよ、糠削ってくださいよ、ってもんだぜ。

 用意した袋10枚、すべて満杯に詰めてもまだ精米機1台分は手付かずだ。うーん、もっと袋持ってくりゃよかった、残念!でも、10割詰めの10袋、これに我が家で出たもの加えれば、今年のボカシ作りにゃ十分だ。いやぁ、まさか、こうまで大当たりとはなぁ、これも暖かな日差しのお陰だな。大豆も終わった、ボカシ用米糠も手に入った。もう幸せ気分全開だぜ。さっ、次の晴れ間はいつなのかなぁ?この調子だと、寒気来ぬ間に雪囲いだってすべて終わるかも、イエィ!

 

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歌稽古、順調!『ガード下★魔女は踊る』

2018-11-18 09:56:43 | 菜の花座

 菜の花座の稽古、7時からってことになってる。でも、熱心なシニアたちは6時半から集まって自主練だ。その意欲、大したもんだ。いつもぐずぐず、開始時刻を過ぎてから顔を出す演出とは大違い!ただ、言い訳させてもらえば、稽古の多くは役者たちが自分で積み上げて行くもの、演出・座長が見守ってなくたって進めて行けて当然なんだ。これまでの菜の花座が指示待ち過ぎたってことだぜ。高校演劇部の延長ってことか?

 開始時刻になってもメンバーはそろわない。当然だ!若手は仕事あるからね、それ終えてから来ると、どうしたって8時近くになっちまう。なんとか稽古が始められるまでの時間、やるのは歌とダンスだ。オープニングのダンスを、稽古場のガラス戸に映しつつ何度でも踊る。そう、シニアにゃ速くて難しいんだ。本番で踊らないメンバーも一緒に稽古する。いつか踊る機会が回ってこないとも限らないし、ステップを踏むこと自体、身体トレーニングにゃ最適だから。老化防止にも?ば、ば、バカ言うな、シニアったて菜の花座メンバーはみんな若々しいだ!

 息上がるまで踊ったら、今度は歌の稽古。これも、出番のあるなしにかかわらず全員で歌う。これもとてもいいことだ。一つの芝居をみんなで作ってる、って一体感が生まれる。あ、もちろん、次の作品で歌い手に回る可能性だって大だから、大きな声で、音程を正確に、なおかつ感情を込めて歌うレッスンは、個々の役者にとってすごく良いトレーニングになる。これはただの直観だが、ダンスと歌と演技ってかなり緊密にリンクしてる気がするんだ。身体を柔軟に、リズムや音に鋭敏に、こういった感性を磨くこと、役者修行に欠かすことができないんだよ。4,50分も歌うと、発声練習にもなり、体もりらくっすし、心も高揚して、自然と芝居に入り込めるようになる。いいねぇ!

 この日も同様、みんなで歌っていたら、作曲者のあいこさんが覗いくれた。どうかな?作曲者として、不満はないかな?ダメ出しは?きっと、言いたいことはあるんだろう、たくさんね。でも、台本と同じ、曲だって演者に渡してしまえば、もう彼らのもの、書き手からは遠く離れた里子みたいなものだ。じっと見守るしかない、ってことだったんだう。最後に一緒に歌って盛り上がり歌レッスンを終了した。本番楽しみにしてます、って言って帰って行ったから、まぁまぁ、満足?してくれたってことじゃないかな。

 歌いやすい、親しめる曲を作ってくれたので、舞台で歌う役者たちはほぼ空で歌えるようになった。問題は、これに振りをつけて踊りながら歌わにゃいかんってことだ。来週は振り付けも上がってくることだろう。稽古のレベルが格段に上がってくるってことだな。

 

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この満足感はなんだ?!ブルーベリー雪囲い完了!!

2018-11-17 10:51:58 | 農業

 どうする?明日から雨だってよ。寒くなるってよ。やるなら今日だぜ、ブルーベリーの雪囲い。わかってる、わかってるって。ただ、風邪の具合がなぁ、・・・せっかくおさらばしかかってるのに、ここで外作業なんかしたら、また、居座るぞ。残り1か月、稽古にゃ何がなんでも出たいじゃないか。立ち稽古に入って、動きを付けてるところだ、演出しとしちゃここは休めない。

 回復まで1週間待つか?だめだっ!雪、降るかもしれん。寒気団、一気に襲い来たって寒風吹きすさぶ季節だ。この暖かい小春日和を見逃す手はないぞ。体の芯から震えながら、凍える指先で荒縄縛る、あぁ、やだ、やだ!そんな拷問に自ら飛び込むなんてあり得ないぜ。よおしっ、決行じゃぁぁぁ!

 と、思い切れたのが11時。昼過ぎまでかかるけど、やると決めたらどこまでやるさ、男、度胸と心意気。まず、傾いた支柱の打ち直しだ。去年は支柱事ごと倒おしてブルーベリー、散々の目に合わせちまったからね。脚立に乗って、重たいかけやを振り下ろす。一振りごとに熱が0.2度上がる。顔が膨れ上がる。ああー、終わったら、発熱病臥、間違いなし。でも、支柱を中心に囲い材をめぐらすわけだから、ここは疎かにできない。積雪に押し倒されぬよう、真っすぐに深く叩き込む。

 これまでは、ありきたりの廃材を使いまわしして囲っていたんだが、そんなその場限りのやっつけ仕事じゃ、また去年のような豪雪来たら、乗り切れねえぞ。なので、今年は、ムサシ(ここらのDIY店)で1間ものの端角材、1本108円なり、を20本購入しておいた。これが、思いの外、効いた!無理やりそっぺとか薄板結わいつけてたのとは大違いだ。がしっとした角材、ただし切り落としものなんで3角だったり5角形だったりしちゃいるが、3本を組み合わせ支柱の先端部分に結束し、三角錐にして荒縄を3回回してブルーベリーの枝を束ねる。

 これも昨年の経験から、縄の太さは2分で十分ってことが分かっていたので、細めの縄を準備。引き回したり結わいたりが楽にできて、作業は順調に進む。柔らかな日差しを浴びて、体の方もほかほかと心地よくなってきた。ありゃ、風邪の奴、どこ逃げ込んだか?20本ほどを囲い終わり、残り10本!荒縄一巻き使い切った。時刻は2時を回っている。でも、腹はさっぱり空いちゃいない。風っ引きのお陰だな、食欲ないんだ。

 と、なりゃ、ええいっ、最後までやっちまうぜ!昼食休憩なんぞ入れたら、心が鈍る、体が怠ける。母屋の囲い用の縄持ち出したりとか、足りなくなって囲い材探したりと手間取ったが、投げやり、ヤケクソに走ることなく、最後、後片付けまで丁寧にし終えた。おお、なんと珍しい!いつも終いに近づくと、適当になるっていうのに。風邪でせっかち心もぼやけちまったのかもしれん。終わった!3時半!!

おっと、赤とんぼも祝福にやって来た!

 いやぁぁぁ、やったねぇ、やり終えたぜぇ!なんだ?どうした?この沸き上がる満足感は。台本書き上げた時だって、こんな充足感にゃ縁遠いぞ。囲い材足りず上手く行くのか?って不安も感じてたし、ずっと、ずっと気に掛かってたからな。支柱もしっかり打ち直したし、購入の角材も効果的だった。事前の目論見、事前の準備すべて上手く行った。そのやったぜ!感なんだな。遅い昼飯、1切れ残ったごはん食パンと手作りスイートポテトだけ。いいの、いいの。これで十分。もう、一日、幸せ気分続くに違いないんだから。

 これさえ終われば、後は、冬野菜の収穫と母屋と小屋の雪囲いだけ。まったり冬ごもりもすぐそこだ。

 

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「書くことが健康に良いし、一番楽なんだ、・・・」って橋本忍が言った。

2018-11-16 10:03:15 | 暮らし

 午前中、天気いいってよ。暖かいし、ブルーベリーの雪囲いやっちまった方がいいんじゃないか?あるいは、つまらん駄文書いてるより、本読んだり、次の台本の構想考えたりすりゃいいのに。とか、ほれ、演出プランが先だろ、夜は稽古だし、とか。あちこちから繰り出される非難の切っ先を逃れつ、かわしつ、やっぱり向かうはこのパソコンなのさ。ブログ書かにゃ次の仕事が始められない。まったく呆れちまうし、後ろめたいし、馬鹿々々しくもある。なんか、書く、ってことが、朝昼晩の食事と同じ完璧にはまり切ったルーティーンになっちまってんだな。あるいは、依存症?

 これが作家だったり、評論家だったり、記者だったり、書くのが商売の人らなら、そりゃ仕事だから、あたりきだ。別に職務でもなく、義務でもなく、使命に押されてるわけでもない人間が、ここまで書くことに執着してるってなんだろ?って思うのよ。毎日だからね、ブログ記事。

 なんて、ぐじぐじ思い悩んで、いや、そんな深刻じゃないけど、脚本家橋本忍のインタビュー記事(朝日新聞11月15日文化・文芸欄)に出くわした。

 橋本忍、脚本書きならひれ伏して頓首再拝!お言葉有難く頂戴、の存在だ。彼が手掛けた作品、ほんの一部だって並べてみりゃわかる。「羅生門」「七人の侍」「切腹」「砂の器」・・・なっ、わかるだろ、って年寄りと日本映画マニアにし通じないか。

 今年の7月、100歳で亡くなった橋本忍の逝去3日前のインタビューなんだ。これ、貴重だよ。橋本脚本の原点が、婆ちゃんから聞いた「生野騒動」参加者惨殺の顛末であったり、芝居興行師の父親の、「忠臣蔵なんて何がおもしれぇんだ、47人が寄ってたかって一人のジジイぶった切るなんて」って、驚くような、視点変えれば、うーん、納得!の過去の体験にあるってことも興味津々なんだが、その父親が、お前の本で面白いのは「切腹」と「砂の器」だけ、って言い切ってることも、おお、そうだとも!「切腹」こそ名作!と、もろ手を挙げて賛同した。「砂の器」の後半、一気に映画にまくり!って彼は表現してる、をかけた部分も本当に素晴らしかった。

 が、それはそれ。このインタビューで一番心打たれたのは、100歳の橋本が毎日書斎にこもり、ワープロに向き合ってるって話しだ。そのまま記事から転載する。

「他にすることもないからね、ワープロに向かって1字でも1行でも書いてるんだ。自分はもの書くために生きてきたところが多分にあるからね。書くことが健康に良いし、一番楽なんだ。分かる?もの書くのはしんどいことだと思ってないかね?」

 そうか、こういうことなんだ!って得心したね。書いてると楽しいんだよ。自分の中から、何か新しいものがこぼれ出し、それが思ってもみなかった表現で着地する。この喜びなんだ。もちろん、それが多くの人に読まれる、時にはいいねをもらう、それも励みには違いないが、押し詰めて考えりゃ、書くことが健康に良いし、一番楽なんだ、ってことに行き着くね。まっ、健康って言ってもそりゃ精神的な意味だし、楽って言い切る境地には達しちゃいないけどさ。

 橋本同様、100歳までこのブログ書き続けられるかどうかはわからないが、なんか、書くの止めたら、そこが終点、って気はするな。って、おいおい、100歳寿命なんて、大それた空想ってもんだぜ。

 

 

 

 

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