ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

こんなに早くボカシ積めたなんて!!

2019-11-10 09:28:40 | 農業

 さあさあ、早くも来年の準備だぜ!イネ苗用のボカシ肥、積んだぁぁぁぁ!早くもね。早くもさ!いやぁ、11月中に積めたなんて、ボカシ作り新記録だ。

 いつもだと、雪囲いとかすべて終わらせて、よっしゃ、冬支度、すべて完了、いつでも来いよ冬将軍!おお、そうじゃ、忘れちゃならん、ボカシ積み、ってしだいなんただが、今年はねぇ、ふふふだぜ!

 ひどい時にゃ、雪に降り積もられて、井戸ポンプは凍結、仕方なく、周囲の雪を放り込んで湿り気与えたりしたこともあった。いや、待てよ、それでも水分足りず、家からバケツで水運んだ、なんてみっともないしくじりもあったぞ。それも、ソリで!?

 何度も痛い目、遭ってりゃ、猿でも学ぶ。そうか、冬の仕事、って見做してること自体誤りだったんだ。降雪到来前に済ませて何が悪い?そうだ、悪くない。良いばかりじゃないか。井戸ポンプもさっさと仕事納めして水抜きできるし、発酵だって進みやすいに決まってる。だったら、やっちまえ、冬が足踏みしてる間に。

 と、前々から考えを新たにして、材料等運び込んであったんだ。米ぬか、土、それに窒素補給に購入有機肥料。いつでも、ござれ!だぜ。

 直前まで小豆の莢外しをしてたんだ。小屋の前に座り込んでちまちまとね。3日目となったこの作業も、残りわずか、ここ一番頑張れば終わる。が、如何せん、寒い。風が冷たい。指先仕事にゃ不向きだぜ。それに、もう、飽きた!なんか、身体温まる別の仕事はないか?おお、そうじゃ、ボカシを積めばよい。

 素早い変わり身、これ我が身上だから。って、なぁに、気まぐれってことだけど。

 ボカシ積みなら、力仕事でもあるし、曲がりなりにも屋内作業だ。この寒さからは逃れられる。決ぃぃぃめた!

 ボカシ寝かし場は旧鶏舎。まだ営業中の井戸からホースを引っ張り込み、作業開始だ。

 土を撒き、ボカシをぶちまけ、有機肥料をドバッ。

 ここからがなかなかの肉体労働、って言っても動かすのは腕と手だけ。積み上げた3種材料をひたすら掻き混ぜ続ける。すべてが、お隣さん、別材料、って状態にしないと、発酵始まらない。まんべんなく、丁寧に掴み上げ、すり合わせ、かき混ぜる。

 まっ、こんなもんか、って目をつぶれるようになったら、水を掛ける。これがかなりの量必要なんだ。すべての材料、カラカラに乾いてるから、いっくらでも水を吸う。散水終われば、またもや攪拌作業。水さん、馴染んでおくれ、仲良くね。

 この繰り返しを3回やって、ボカシ積み作業、目出度く完了!おうおう、やったね!感たっぷりだぜ。

 今年は窒素補給の購入有機肥料もたっぷり入れたし、これで、来春のイネ育苗は万全だ。もう、米ぬかの発芽抑制作用なんかにゃ負けないぜ。水分もたっぶり入れたし、気温もまだ暖かい。これなら、1週間と経たぬうちに、もかもか発酵進むぞ。したら、切り返し。また、ぬくぬくしてきたら、切り返し。さらにホクホクしてきたら切り返して、年内に完成だ。

 こいつぁ、冬から、縁起がいいわい!

コメント
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