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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

柿とれた!さぁ、さわして、吊るして・・・

2019-11-07 08:49:04 | クッキング

 植えてからまだ10年足らずの幼木だが、ことしは生り年、たわわな実りだ。お休み年の去年は、わずかに6個!さわし柿にして、あっという間に食い終わった。

 秋の澄み渡った青空の下、家族総出で柿もぎ作業。ってほどあるわけじゃない。ものの15分もすりゃきれいさっぱりとりつくせたけどな。それでも、コンテナ2杯半!我が家の柿作り史上、最大の収穫だぜ。以前、2度ほど、植えた苗木はいずも着果を見ぬまま、立ち枯れたから。まぁ、悲願のというか、執念の3代目ってことになる。

 大きめのものは、さわして生食用だ。そう、渋柿なんで、ヘタをアルコールに浸して密封保存1週間、渋を抜かねば食べられない。この辺りが、甘柿と渋柿との境界線らしいんだ。手間っちゃ手間だが、さわした渋柿は、生半可な甘柿よりよっぽど甘いし濃厚な味だから、渋柿?上等じゃねえか、ってとこだ。

 ややこぶりな実は、枝の一部を付けたまま切り取る。このティー字型が吊るす際の引っ掛かりになる。夜、さっそく皮むき作業だ。これはちょっと大変!って言いつつ、こちらは稽古に出かけ、神さん任せだ。コンテナに軽く詰めて2杯、うーん、剥き甲斐あるなぁ。悪いねぇ、押し付けて。

 やっぱり、一人の皮むき作業にうんざりしたようで、音を上げて極めて不機嫌。もうこれ以上、要らないと、強固に主張する。いやいや、そんな70個ばかりじゃ足りないから。去年余ってしまったのは、食べ延ばしたものが固く乾き過ぎて、賞味期限を越えてしまっただけで、それがわかったから、今年は早めにじゃんじゃか食うし、まだ、柔らかいうちに冷凍保存すりゃ1年通して楽しめっから。って、宥めるも説得できず、そんじゃ、俺が剥きゃいいんだろう、と残り90個を一人皮むきした。

 翌朝、さあて、どう吊るす?軒下、できるだけ日の当たる場所がいいけど、160個の柿ってかなりの重さだ。竹竿なんかじゃたわんでしまうだろうし、洗濯もの干しのステンレス竿、使うわけにいかん。うーん、なんか強度のある棒はないか?

 そうだ、農業用のパイプ支柱がある。あれなら鉄製でちょっとやそこらの重量にも耐えるし、長さもぴたりだ。よし、あの鉄パイプに吊るそう。

 軒下に吊るされた柿たち。この辺で言う柿のれん、うーん、いかにもな秋の風物だなぁ。あと、2週間もお日様と寒風にさらせば、飛び切り甘い自然のスイーツが出来上がるぜ。それまでは、渋抜きのさわし柿を楽しんで・・・

 ほれほれ、秋もたけなわじゃい!

 

コメント
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