「心も体もさびない生き方をしている哲代おばあちゃん(副題)」のインタビューをもとにした心を打つ本。
子供はいないが、小学校教員をしていたので、近くに今でも教え子はたくさんいるそうだ。
夫も小学校教員で83歳で亡くなり、今はおばあちゃん一人暮らし。
だが、姪などに助けられて、今も元気に一人暮らしを楽しんでいる。
僕は多くのことを教えられた。何回かに分けて、記述していきたい。
100歳から102歳の人生の物語。その一つ一つが生きた輝やかしい文章で綴られている。
「100歳から101歳の日記から」
◎さびない鍬でありたいの
農協のATMを使うようになって何か愛想がない。挨拶もなしにぽかーんとして帰るだけ。
人としゃべるのが好きな私には何かせんない。
人と話するのは、私にとっては活力でございます。
私の手も鍬と同じです。若いころからずっと「さびない鍬でありたい」と思ってきた。
体も頭も気持ちも、使い続けていると錆びないの。鍬は私の一生の宝物です。
毎晩、夫の写真の前で大きな声でお経を読みます。声も使わんと損です。
お先祖様も私のお経を待っているようです。
◎嘆くより忙しゅう動きます
悩み事は日記にちょびっと書きます。そしたら心がすーっとする。
嘆くことにエネルギーを使うと心も体も弱るばかり。
落ち込みそうになったら、用事を作って体を動かすようにします。
◎先々の楽しみが張り合い
カレンダーに予定を書き込んでいます。
(僕はリーチンの日課も作っていて、それを見て予定を組んでいます。)
先々の楽しみを自分で用意して、今日を元気に迎えるというわけです。
◎生き方上手になる心得
➀物事は表裏一体。良いほうに考える。失敗もひっくり返して、良いほうに考えるのです。
②喜びの表現は大きく。同じ一生だから難しい顔をしたり、うつむいたりせず、にこやかに過ごしましょう。
◎「機嫌よく」は自分次第
諸行無常(万物はいつも流転し、変化消滅が絶えない)というように、体の状態も変わっていくし、それに合わせて住む環境も変えていかんといかん。
前向きに変化を受け入れ、柔らかく対応できる自分でありたいものです。
同じ一生なら機嫌よく生きていかないと損じゃと、自分に言い聞かせています。
情けないことも、しんどい思いも全部自分の心です。自分の心は自分で育てるしかない。
◎こつこつ脳トレに励む
脳トレも楽しまんと続きません。
「102歳の「ありがとう人生」」に続く
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