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blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

純粋体育会系批判?PART2

2009-09-09 21:02:54 | 日記
私の仕事場がある部屋には下の画像のような貼り紙がしてある。



サイズが大きすぎるので省いたが、その横には毎日の朝礼の手順を書いた大きな模造紙が貼ってある。
手順の中にはこの言葉をみんなで唱和というのもキッチリ入っている。
最初これを見た時は「毎日これをやるのか」と暗澹とした気持ちになったが、現在は朝礼そのものが行われていないようだ。
壁にデカデカと貼ってあるのは、単なる過去の名残なのだろうか。
これが復活したら、体育会系を通り越してカルト宗教の世界に突入する。

今朝は仕事場に着いてPCの準備をしていたら、社長が入ってきた。
席に座ったまま「おはようございます」とあいさつをしたら、「ちゃんと立ってやれ」と指示されやり直した。
今まではそんなことはなかったので驚いたが、朝から怒鳴られるのもイヤなので仕方なく立って頭を下げた。

体育会系はとにかく形にこだわる人種である。
言っていることは正しいのだが、その正しさを他人にも要求しがちである。
もちろん社会生活の中で形式を重んじるべき場面はいくらでもあるが、この系統の人間のこだわりは往々にして「どうでもいい」方向に向けられる。
いくら会社のトップとはいえ、「俺はエライんだからキチンとあいさつしろ」と自分から社員に要求するのはいかがなものか。
気持ちは抜きに、形だけでも立ってあいさつ「さえ」してもらえば満足だというのなら、ますますオメデタイ人種と言えよう。

絶対的な権力を持ち、しかも体育会系思考の持ち主というのは、私にとっては非常に厄介な存在だ。
「偉大なる将軍様」ならぬ「偉大なる社長様」の扱いは大変だ。
とにかくプライドを常に満たしてやらないとすぐに暴れ出すので、仕事の上では必要以上に報告を上げたり、指示は言われたより早めに終わらせるなどのテクニックが必要になるだろう。
「ほめ殺し」とか「ひたすら持ち上げる」という手でも簡単にだますことはできるが、あまり多用していいものかは分からない。

冷静に考えれば、芝居がかった朝礼もなく、正社員も含めて長時間残業もなく、休憩時間や休日も関係なく携帯電話が鳴るようなこともないから、仕事をする環境としては恵まれていると思う。
単に「社長がうるさいだけ」の会社ならいくらでもあるだろう。
ならば、少し頭を使って「うまく利用する」くらいの気持ちでいればいいのではないか。
いざとなれば、いつでもロジックで叩き潰すことはできるのだから。

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純粋体育会系批判?

2009-09-08 22:22:27 | 日記
わが社ほかが主催したイベントに、芥川賞作家の川上未映子さんが来られた。
一流のクリエイターということで本質的には弾けた部分もあろうが、私のような木っ端の裏方にも挨拶を忘れない素敵な女性であった。
ドラえもんが大好きで、子どもの頃に作者の故藤子・F・不二雄さんとの交流もあったようだ。

川上さんは「純粋悲性批判」というブログを持っている。
元ネタはもちろんカントの「純粋理性批判」であろうから、哲学もお好きなのだろうか。
せっかくのご縁なので、リンクを貼っておこう。
http://www.mieko.jp/

社会の底辺で生きる私のような人間でも、純粋に何かを批判してみたいものだ。
批判の対象は「自分とは絶対に相容れないもの」「自分には到底理解しがたいもの」になる可能性が高いが、私にしてみれば何があるだろう。

例えば、「体育会系」なるものはどうか。
最初に断っておくが、部活動としての「体育会」を批判するものでは毛頭ない。
私が問題としたいのは、もっぱら「体育会系」と称される行動・思考の様式ということになろうか。

唐突にこのようなことを思いついたのも、今の職場のトップが紛れもない「体育会系」だからである。
某大学の某格闘技部の卒業ということだから、恐らくはその系統の行動様式を持っている公算が高い。
この系統のいちばん悪いところは「会話が成立しない」ことであるが、会話をキャッチボールにたとえるなら、こちらが1つのボールを受ける前に別のボールが2つ3つ飛んでくるという感じだ。
自分の言いたいことだけを一方的にまくし立てて、人が返す前に勝手にその場を去っていく。
こちらとしては「ただただ疲れる」の一言である。

今までさんざんこの系統の上司には会ってきたが、驚くほどに行動・思考の様式は一致している。
もともと理屈で勝負できるほどの中身はない人種なので、とりあえずは「やたらでかい声」や「どうでもいい自慢話」や「身勝手な思い込みの押し付け」などの力技に頼らざるを得ない。

先日も書いたが、社内ではある男性社員が徹底的に攻撃されている。
本人にも仕事の詰めが甘い部分はあるように思えるが、決してサボっているわけでもなく、攻撃のされ方は理不尽そのものだ。
まるで、その社員の「すべて」が気に入らないかのような扱いである。
人格にまで土足で踏み込むような言葉の暴力などは当たり前で、今日あたりは「じゃんけんのグー」で相手の頭を何度も小突いていた。
こんな人間が仮にも会社の経営者で、公職も複数抱えているのだから恐ろしい。
もはや、あらゆる手段に訴えても止めなければいけない状況だ。

これが「体育会系」なるものの実態として、大きく外れていることはないだろう。
日本における新しい「人種問題」として、国民的議論(?)が巻き起こることを切に願うものである。

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本番を楽しむ

2009-09-05 22:30:33 | 日記
土曜は本来なら休日だが、今日は会社主催のシンポジウムがあり、手伝いということで行った。
第一部では行政のお偉方が多数参加し、第二部では昨年芥川賞を取った女性作家のトークショウという大掛かりなものであった。

私の主な役目は、第一部のステージのそでに隠れてPCを操作することであった。
発言者は5名おられたが、全員がパワーポイントで資料を作っていた。
話が進むに従って画面を送っていくだけ、また発言の中で指示も出るので簡単な役目だが、何しろぶっつけ本番ということでずいぶん気が張った。
同時期の入社の若い男性と一緒にやったが、大きな失敗や混乱はなく終えることができてホッとしている。

今日のイベントは本番が始まるまで、また始まってからもいろいろなことが起きた。
本番直前には、発言者の1人が資料を加筆・訂正したので入れ替えたいと言ってきた。
スライドの枚数や内容がやや変わったので、用意していた手控えを書き換えるハメになった。
本番の最中には、事前に聞いていた発言者の順番が何の前触れもなく入れ替わった。
別の方の資料を開こうとしていたので一瞬あせったが、落ち着いて対応できた。

これまで音楽関連で人前に出る機会も多かったので、本番が「生き物」であることは何となく身についていた。
その経験が今回うまく生きたと思う。
私は本番で緊張することは、遠い昔はともかく今はほとんどない。
緊張するなどもったいない話で、本番ほど楽しい時間はないと思っている。

そろそろ新しい曲でも作って、久しぶりにまたステージの高揚感を体験したいと思っているのだが。

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この1週間

2009-09-04 23:59:59 | 日記
今週は、月曜から金曜まで5日間フルで仕事をした。
とりあえずは遅刻もせず、大きな失敗もなく無難に過ぎた。
電話を取ったり他人と交渉したりといった、私にとって面倒なものがないことはずいぶん助かっている。
まだ日が浅いので、差し迫った仕事も回ってこない。
いずれ戦力としてとっさの仕事にも対応できなくてはいけないが、今は勉強の時間を与えられている。

会社のサイトの修正はHTMLを使うことが多い。
私は個人のウェブサイトやブログを持っているが、いずれも「お手軽モード」とでも言うべき簡便な機能に頼って更新してきた。
なので、HTMLについてはズブの素人という状態でスタートした。
PCにはウェブサイト作成ソフトも入っているからまあいいかと思っていたが、頼りすぎるとかえって思い通りの構成にならない。
社内の要求にこたえていくには、どうしてもタグをマスターしていく必要がある。

必要に迫られて教則本も買い、本を確認しながらの作業となったが、段階を踏みながら少しずつ感覚をつかみつつある。
今日はこの1週間のおさらいとして、一から新規のページを立ち上げる時間を作った。
ほぼ1日PCと格闘して、文章はもとより、見出しや字体の変更、画像の挿入、リンクの作成などなど、パッと見恥ずかしくない程度のものはできた。
来週以降は、今日までに完成したものに「動き」をつける作業にチャレンジしたい。

ウェブサイトのたかが1ページも、「自分の作品」と考えるとけっこう深入りしてしまう。
タグを打ち変えることで見え方は無限に変わるので、こだわり出すとキリがなく、どこかで踏ん切りを付けなくてはいけない。
やり直しが何度でもきくデジタルの世界は、ややもすると時間を忘れさせる。
ちょうど一昨年、昨年と「ご当地ソング」に挑戦した時と同じような感覚を味わっている。

何もないところから何かを生み出すという作業が、なぜか違和感なく受け入れられる。
内部でコツコツと進める仕事が、現状の私にはきっと合っている。
「クリエイター」というレベルには程遠いが、今の仕事には多少なりとも「楽しさ」を感じている。
その気持ちを大事にして、少しでも会社の役に立っていければ言うことはない。

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