どうして？

最近はわが社の社長とS課長のことを交互に書いているような気がするが、今日はS課長。
先日Yさんが定時を過ぎてから急に打ち合わせと称して引き止められたことを書いたが、今日は私がその「被害」にあった。
PCも電源を落として片付けてしまった後に「あのさ・・・」と呼び止められた。
特に緊急性もない用件で、イライラしたのは言うまでもない。
こちらがもう帰ろうかとカバンをぶら下げた瞬間に話しかけてくるからたまらない。
S氏は営業のため外出していることは多いものの、今日は早めに帰社して仕事をしていたので、定時になる前にいくらでも声をかける機会はあったはずだ。

毎日の朝礼や日報で日々やっていることをしつこく伝えているのだが、ようやく反応らしい動きがあったことはよしとする。
これまでは、実際に口頭で何かを報告しようが日報に何を書こうがすべて「スルー」という憂き目にあってきた。

上司自らが私たちのやっていることやコミュニケーションに無関心ではどうにもならない。
少なくとも高い報酬をもらっていて、部下の問いかけにみじんも応えられないとしたら何のために管理職として存在するのか。
社長に言われてしぶしぶ自分の日報を書いている姿は情けない。
他を指導すべき立場にいながら、部下のほうに先を越されていることを恥じる気持ちはあるのだろうか。

日々社長の叱責にあって見るからに疲れているのは分かる。
毎日さんざん説教されていれば自信もなくなるし、自分を責める気持ちも出る。
そんな状態で下に指示を出したり指導したりする余裕はすでにないのかもしれない。

S氏には、仕事に対するこだわりと理不尽に立ち向かう強い意志、1人の人間としての確固たる思想軸を求めたい。
結局それらが最後に自分を守ってくれることをぜひ知ってほしいのである。