blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

それは弱者ビジネスだろ

2023-10-23 19:50:00 | 日記
雨が上がった日曜は素晴らしい天気となり、我が郷土が誇る落差日本一の称名滝に行ってきた。
写真右の細い滝はハンノキ滝という。
本来は雪解け時期に多く現れ、必ずしも毎日見られるものではない。
前日は強めの寒気が入りやや強い雨もあったからその影響だろう。
いずれにしろ、秋にハンノキ滝を見られたことは幸運だった。

さて、週明けの我が現場は朝からバラ積みのトラックがたくさん来た。
限られた人数の中では、大変な作業である手積みを運転手さんだけに任せてはおけない。
リフトで商品を運んではトラックの荷台に飛び乗り手伝いをしていると、この季節なのに汗が出てきた。
朝が寒かったから会社の上着を初めて着てきたのに、とんだ失敗となった。

本欄で毎度取り上げている年長さんは、こういう原始的な作業の時は元気である。
いったんは現場の流れから隔絶されて運転手さんとよもやま話でもしながら進めればいいからだ。
本来ならフォークリフト作業が伴うところで存在感を発揮してほしいが、他人の野次馬ばかりやって身に付けるべき仕事が身に付かない。
いわゆる「風」ばかり吹かせたところで中身が伴ってこないと、この先は厳しいかもしれない。

我が現場にはもうひとつイヤな要素があって、それほど特筆すべき動きができないわりに他人にはやたら厳しく全社的に盛大に嫌われている人物がいる。
朝のラジオ体操もやらないし、朝礼もひとりだけ片膝をつくような格好で聞いているからいったい何なんだと思っていた。
周囲の話を総合するとどうやらいわゆる健常者ではないようで、会社もそのあたりに配慮して朝礼をへたり込んで聞いていても特に何も言わないようだ。

外見では分からないものの必ずしも五体満足とは言えない体であると知ってお気の毒とは思うが、だからといって周囲が自分の思い通りに動かない時に白目をむいて当たり散らしていいかというとそれは違う。
思うに任せない体を引きずって仕事に臨んでいるのは分かるが、そのイライラは他人にぶつけていいものではない。
不機嫌やドヤし付けでもって他人を思い通りにしようとするなら、それは自分が弱者であることに甘えて寄りかかっている証明であり、弱者ビジネスを毎日やっているのと変わらないことになる。

傭車の運転手さんなど外部の人との接触やトラックへの積み込みも免除され、倉庫内部の在庫管理に特化した役割を与えられていて比較的ヒマなのは分かるが、ヒマだからと他人のアラ探しばかりやっていてはイザという時に誰も助けてはくれない。
性格など今さら他人がどうこう言って変わるものでもないだろうから、他人にはない痛みを抱えてはいてもせめて毎日の表情だけは気を付けてほしい。
毎日毎日この世の終わりのような顔ばかり見せられては、周囲の気持ちも暗くなってしまう。

10人いれば2人くらいは変な人がいるのが人間の集団というものだ。
野次馬しかできない人間や何かといえば八つ当たりばかりのような人間は大いに反面教師として自らの糧となるようにしたい。
変な人に心を取られていい仕事ができないことほどもったいないことはないからである。


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