blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

オミクロン…ねえ…。

2022-01-09 19:46:55 | 休日
3連休中日の今日は、当地北陸の冬らしいドンヨリとした天気になった。
しかし昨日は、ひと冬に一度あるかないかの雲ひとつない晴天に恵まれた。
貴重と言えばこれほどのこともないので、富山県民の誇りである立山連峰を中心に撮影に出掛けることにした。
いつもの撮り鉄も山を主役としたアングルに腐心して、今までにない写真が撮れたと思う。
オミクロン株も何のその、主に撮影場所とした常願寺川公園には私のほかにも多数の人が出て撮影を楽しんでいた。

時おり弱い雨が降るハッキリしない天気となった今日は、自宅で必要な用度品(ごみ袋やハンドソープなど)を買いに出るため近場を回った程度でほとんどを自宅で過ごした。
ラグビーの大学選手権決勝があるのは知っていたが、時間の都合でライブ観戦はかなわずニュース速報で結果を知ることになった。
帝京大学が4年ぶり10回目の優勝ということで、心からお祝い申し上げたい。
9連覇の後3季連続で優勝を逃していたので、今日のメンバーは大学日本一を経験していなかったことになり、とりわけ4年生にとっては最終学年でようやく頂点にたどり着いて喜びもひとしおだろう。
ニュース映像でも、主将としてチームを支えた細木選手はインタビューでは涙ぐみ、その後は大声を張り上げて喜びを爆発させていた。
帝京は、同じ関東対抗戦グループの早稲田や明治に有望な人材を毎年一定数は取られることが多いとは思うのだが、優勝できない間も上位の実力を維持し試合運びにも長けたチームを作ってくる。
現場の指導者や学校のバックアップもさることながら、毎年入れ替わるメンバーの中で常に強い存在であり続けていることは立派の一言である。

さて、年初から大騒ぎとなっているオミクロン株であるが、我が国では一部の県でついに行動規制が復活してしまった。
SNS上では、医者でもない匿名の人間が一刻も早い行動規制を真顔で訴えていたり、当の医師集団にあってはなるべく早期の追加予防接種を推奨したりしている。
発表される感染者数の増え方からして感染力がとりわけ強いのだろうとは思うが、そもそもこれまでのデルタ株などと比べて毒性はどうなのか、感染したところで重症化する割合はどうなのか、などの分析は十分ではない。
オミクロン株が発見されたのは南アフリカだとの報道もあったが、アフリカ諸国で感染爆発が起きているという話はニュースでは聞かない。
アフリカ諸国は予防接種が十分行き渡っていないとされながら感染拡大が起きているとはトンと伝わってこない反面、3回4回と予防接種を受けた国民も多いはずの欧米や先進国で感染が急拡大しているのはなぜか、という疑問に答えてくれるニュースにはまだ出会っていない。

国内のスポーツに話を戻すと、ラグビーにしても本日初日となった大相撲にしても、マスクもせずに体をぶつけ合うスポーツでありながらなぜか中止にも、ましてや批判の対象にもならない。
海外に目を移せば、欧州のアルペンやノルディックの観客席は密そのものの中で開催国の国旗がうち振られる応援風景があるし、マスクをしっかり着けているのはコーチなど関係者だけで、観客のマスク装着率はどう見ても3割程度にしか見えない。
本当に本当に怖いウイルスが世界中をただよっているというのは、いささか「盛りすぎ」のきらいはないか。

人類の歴史上、いかに恐ろしい感染症が世の中を襲っても、現在のような行動規制が行われたことはなかった。
インフルエンザがどれだけ流行っても、スタジアムやライブハウスでは歓声や雄叫びが至るところでコダマし、場末の屋台では先輩風をふかせた中堅社員が若い社員に口角泡を飛ばして説教する光景もあったはずだ。
結局のところ、この新型なるものが今後途切れることなく、未来永劫存在し続けていてくれた方がいい(=儲かる)勢力があること、またすべてとは言わないが自治体の首長を中心とした政治家が「仕事やってる感」を出すのにコロナ対策ほど格好のネタはないことなどの要因があるために、感染症2類から5類への引き下げといった真に実態に合った対策が何ら取られない状況が続いているだけだと思う。

コロナの話ばかりするなら、2021年は交通事故件数や死者数はどうなったのか、2020年よりは大幅に増えたと思われる2021年の自殺者の数はどうだったのか、人口が減少しているとされる我が国の現状はどうなのかなど、この時期だからこその大事なニュースが抜け落ちてはいないか。
私のような下流の中年はともかく、必要以上の大騒ぎのせいで貴重な時間を奪われ続ける若者が不憫でならない。
行動規制もマスクもアクリル板もウイルスの前では無力なのはこの年明けで証明された。
我が国に限らず、ごくごく普通の生活をしながらウイルスと共存していくという簡単な決意、新型なるものが実はインフルエンザ以上でも以下でもないと開示して、速やかに感染症5類への引き下げを行うことを為政者や専門家には求めたい。

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