blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

町湯でも

2009-02-22 21:23:43 | 休日
明日から新しい環境に飛び込む。
気分的に一区切りという意味も込め、大きなお風呂に行ってリラックスすることにした。
自宅近くの銭湯でもよいが、少し調べて天然の温泉を使っているところを選んだ。
道の駅新湊のとなりにある「天然温泉海王」まで行った。

さて、最近まで旅館経営の現場に触っていたからか、温泉の成分など掲示物が気になった。
見ると、1kgあたりの成分量が約30gとあった。
施設の説明の丸飲みだが、この約30gというのは実は全国調べてもそうはないらしい。
ナトリウム泉の中でも「高張性」をうたっている場所は珍しいそうである。
よほど体が温まるのか、入浴時間は3~5分という注意書きまであった。
お湯の色は茶色で、口に入るとかなりしょっぱい。
確かに上がった後もホカホカで、汗もたくさん出た。
国道8号線のすぐそばという街中で、これほどのお湯があったとは驚きだ。
正真正銘の温泉を楽しんで、1回600円ならオトクだろう。

最近は温泉地以外の場所にもこういった施設が増えた。
お風呂に入ってしばしノンビリということだけであれば、わざわざ温泉地まで行かなくてもいい。
玄人を気取ればやはり天然ということにはなろうが、リフレッシュという目的なら人工温泉でも十分である。
いろいろな施設に行って、それぞれの雰囲気を楽しむのもいいだろう。

逆にこうなってくると、昔ながらの温泉地が苦戦するのもうなずける。
旅館やホテルとなれば宿泊がらみの利用が中心とはなるが、よほどの「特長」がないと大変な時代になっている。
伝統のある施設といえども、名前に寄りかかってはいられない。
お隣石川県の温泉郷では、新進の某リゾート会社の経営に変わったところがずいぶん増えている。
同社の方法論には賛否あろうが、お手軽でよしとする向きには十分ということで、ずいぶん成長もしているようだ。

私もせっかく旅行好きなのだから、いつもの「旅打ち」ではなく、たまには温泉や料理にこだわった「らしい」スケジュールの旅もしてみたいと思う。
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