blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

安くなったもんだ

2022-03-06 19:26:01 | 日記
我が国の携帯電話市場は、長らくNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3大キャリアが担ってきた。
表向きは激烈な競争を展開しつつも料金は各社ほぼ横並び、我が国独特とも言える「年数しばり」と「simロック」により本来は高価な端末を通信プランと抱き合わせて分割で購入させるビジネスモデルが続いてきた。

後発の楽天モバイルが参入してからも基本的なところは変わらなかったが、前の菅政権の号令によって、解約金の廃止やsimロック販売の禁止など、消費者がキャリアを乗り換えやすい状況になった。(固定回線には残念ながらまだ年数しばりや解約金は仕組みとして残っているが)
その後、各キャリアからサブブランドやオンライン手続き限定の割安なプランが登場して、我が国の携帯電話料金は欧米並みに安くなったと言われる。

私が初めてスマホなるものを持ったのは2013年頃で、当時最新だったiPhone5をソフトバンクで契約した。
初めての携帯電話となると当然もっと前で、当時いた会社から支給されたのは「デジタルツーカー」の端末だった。
デジタルツーカーがJ-PHONEとなり、やがてVodafoneに変わり、ソフトバンクがこれを買収し、という流れがあったので、何度か機種変更をしてソフトバンクでiPhone5の契約に至ったのはある意味自然なことであった。

当時は周囲もボチボチとスマホを持つ人が増え、職場では同じゲームで共通の話題ができるなどそれなりに楽しくやっていた。
しかし当時は、職場がかなり郊外にあったからかソフトバンクのLTE通信はドコモやKDDIと比較して明らかに弱かった。
思案の末、ドコモ回線使用の格安simであるOCNモバイルONEに乗り換えたのが2015年のことであった。

今となってはiPhone5の次の端末が何だったか覚えていない。
ただただ、キャリア契約で割高な料金を払うのがバカらしくなって、いわゆるsimフリー端末を中古も含めて渡り歩いてきた記憶しかない。
格安simでは昼休み時間に使い物にならない弊害はあったが、それでも当時はランニングコストの安さ、端末選びの自由度アップの方が優先であった。

現在は、キャリア品質をYmobileで担保し、バックアップとしてOCNモバイルONEという位置付けである。
そのOCNにもいよいよ5Gオプションが登場して、ドコモ本体やahamoにはない小容量プランを担うことになった。
mineoやiijmio、NUROモバイルなど競合他社が多くいる中、ドコモ直系として遅ればせながら同じ土俵に乗ってきたことになる。

5Gの時代となったことで、4Gも含めていわゆる「バンド」の知識を付けざるを得なくなり(見出し画像参照ください)、特に今年に入ってからはかなり関心を持って見てきた。
詳しい説明は省くが、あくまで専用設備での5G提供にこだわるドコモと、転用5Gを積極的に取り入れ面的展開を優先してきたau・ソフトバンクとの対比は興味深いものがある。

5Gに関して、個人的にはYmobileですでにn77をカバーしており、いずれはn78n79をOCNで補完するつもりだから、少なくとも国内のsub6帯は全て押さえることができる。(ミリ波n257は私の使い方ではオーバースペックなので興味なし)
5Gエリアを全てカバーするために2台持ったところで月々の基本料金は合わせても2,000円くらいだから、スマホ黎明期を思えば本当に安くなったのだ。

いろいろと、時には失敗もしながらようやく5Gの時代に対応できることになった。
せっかくの知識は自分だけでなく他人にも役立てられるから、3G停波が進んでいく今後にあっても決してムダにはならないと思う。

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