blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

いらない人間だから

2018-09-20 21:17:06 | 日記
平日がつまらないとは毎度毎度書いているが、そのわりには会社に出向くのは早めだ。
8時半に間に合えばいいのに、8時10分にはオフィスに着いている。
オフィスのPCを立ち上げ、勤務状況を入力し、フォークリフトの充電を外して鍵をつけ、ついでに館内の自動倉庫を立ち上げる。
何にしても全ては簡便な動作で数十秒単位で終わるから、始業前の準備として誰に頼まれるでもなくルーティンとしてなぜか私がやっている。

ところが今日は自動倉庫の立ち上げ時に半分に異常があり、自分では直せないのでほったらかしにしておいた。
上の人が気づいたのがいつだったのかは知らないが、そのまま午前の仕事に向かって帰って来ると上の人に呼び止められて「明日から自動倉庫は触らなくていいですから」と言われた。
頼まれてもいないのに毎朝そこまでやってきたことがたった一回の不具合で切って捨てられたような思いがして、これからは自動倉庫の立ち上げはもちろんフォークリフトの充電を外すとか、今まで自主的にやってきたことは明日からは一切やらないことにした。

最近のエントリーでも書いているように、わが部署は今の状態では一名余分である。
それならと、出身も当地ではなく独り身で動かしやすい私に他の土地へ動けるかどうか打診があったわけだが、10月1日付けの異動にはなぜかかからず、いつ動けるのかは全くの五里霧中となってしまった。
呼び出されたからわざわざ仕事を30分早く切り上げて面談に臨み、病気から復帰してからは特に私を相手にする人がいなくなったことなど、ざっくばらんな話もしたのが8月も終わりの頃であった。
10月とは限らないと言われたとはいえ、私にとって当地の事業所にい続けることの意味は皆無であることは主張して理解もしてもらっているはずだから、10月を期待して身構え心構えをして正式発表までヤキモキして、結局肩透かしというのはなかなかにつらいものがある。

当地で必要ではないのに10月以降も今の職場に出なければいけない苦痛に加え、今日のくだらない出来事、またせっかく面談の機会を作り異動の打診をしてきた上司も、人事異動の正式発表後も私には何も言ってこない。
次の受け入れ先が本当に見つからないなど言いにくい事情があるのだとしたら、なかなか話しかけるといっても本心では避けたいのだろう。

当地でもいらない、他でもいらないとなれば、いよいよ私と、一時は私を救ってくれた我が社との縁もこれまでということではないのか。
私自身を会社にいらない人間と認識したうえで朝早く起きて会社に出て行って、何事かは勤務時間の中で成し得たとしても、たとえそれが傍目には立派なことであったとしても、私の中では決して満足感は得られないし、極論すれば「人生(=時間)の無駄遣い」以外の何物でもない。
求められない環境に長くいられるほど、人間強くはできていない。
今の会社か、はたまた全く別の環境を模索するのか、今この時間がもしかすると人生の重大な岐路のさなかということなのかもしれない。



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