blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

戦争は終わった

2023-04-19 21:37:42 | 日記
同じ職場にいた同僚氏との戦争は終わった。
もう彼と会うことはない。
混乱の責任は私となり、私が職場を去ることになったからだ。

金曜に続き火曜にもド派手に衝突してしまい、私自身は人生一回やっても浴びないようなおびただしい量の罵詈雑言、中傷発言、否定のための否定、挙句の果てには作業帽をかすめるように右手まで飛んできた。
現場の管理者である社員さんが飛んできて、いちおうは双方の言い分を聞く機会はもらえたが、午前で帰らされた私のもとに、当初私と会社をつないでくれた担当者からの電話があった。

狭苦しくてロクに整理もされていない担当者の車の後席に押し込められた私は起こったことを淡々と話したが、担当者から返ってくる言葉は「どうすればいいと思う?」という短い質問だけだった。
何をどう話したところでもう私を辞めさせようとしていることを悟った私は「私が消えればいいんですね」と返した。

新しい現場に移ってふた月足らず、ルールもロクに守らず間違いを多数起こしてきた現場の日々の進め方は私から見れば理解を超えるものであった。
秋から冬は業務的には閑散期でたまたま直近の半年近く間違いは出ていなかったとはいえ、物量が増える春夏以降は「また出るな」と感じていた。
ひとたび間違いが起これば有無を言わさず全員が対策のための話し合いに巻き込まれる。
そんなのはイヤだから、軽率だったり手抜きだったりの扱いには時々は声を上げてきた。
ただ、受け取る側にとってはずいぶん見下ろされたような感覚になったらしく、結果的には「総スカン」となったため、ケンカの責任と合わせて私がいなくなることが唯一の解決策ということになった。

長らく培ってきた自分たちの空気、自分たちのやり方とやらが原因でさんざん間違いを起こしておきながら、新しい空気を持ち込んだ人間がイヤだったというならそれは仕方がない。
しかし、私のケンカ相手となってあれほど職場で騒ぎ散らした同僚氏は、何のペナルティーもなく排除もされず通常の仕事をしていることが分かった。
いくら何でも同じ現場で一気に2名も人員が減ってしまっては、実務などやりたくなくて仕方がない正社員様たちが困るからだろうと推測できた。

1年半たらずという短い間ではあったが、これ以上仕事に対する思い入れとやらを叩きつけても何の報いもない職場だろうと思えるから、こうなったことについては気持ちの整理はついている。
現場が変わって以降、以前の現場を仕切るリーダー氏とは「音信不通」状態(当人が私を敬遠しているため)であったが、こういうことになったのでせめて挨拶と思い電話をしてみるものの何度かけても出ない。
いらないとなればそこで終わり、1年半の積み重ねに、ウソでも形式でも、何のねぎらいをするつもりもないらしい。
このままズルズル在籍したところで得るものなど何もないのは明らかだ。

私自身、何かと摩擦を生みやすい性分であることは理解しているし、言ってしまえば他人が寄り付かないタイプであることも自覚している。
今こうして、あまりダラダラするつもりも余裕もないものの、少し頭を冷やす時間ができた。
ロクに会話もしないうちから、裏で「何か雰囲気が違う」などと陰口を言われてしまう人間は、通り一遍ではない、もしかしたら今は頭の片隅にもないようなことに打開のカギがあるかもしれない。
何はともあれ、まだ生きていきたいし、生きなければ親不孝になってしまうので、限られた時間の中で大いにもがいて悩んで、何かしらの答えを出していかなくてはならない。

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