blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

本当に祝日?

2009-11-04 22:02:13 | 日記
今日で本欄は開設1,001日目である。
エントリーの数は560余り、2日に1度を切るペースで書けているのは、いわゆる努力などではまったくなく、ひとえに「苦ではない」そのものである。
努力という言葉には、どうも「苦しさを乗り越える」うんぬんのイメージが強いが、誰に邪魔をされるわけでもなく、やっている方は楽しいのみであるから努力というのは当たらない。

本当にプライベートな帳面に日記を書くだけならこれほど続いてはいない。
ネットに上げるということは、誰かに読んでほしいという思いはもちろん、誰が読むか分からないから下手な内容にはできないという緊張感も伴う。
公の環境にアップするという行為にはそれなりの責任がある。
堅苦しいのもいけないが、ある程度は自己を律する部分も必要だ。
適度な制約があって初めて、適切な文章表現を選択する訓練になる。

さて昨日は、連休でもない祝日とはいえ、朝7時台に富山を出発する名古屋行きの特急は正直言ってガラガラだった。
急に寒くなったからといっても、私に限らず多くの人は切符を買う段階でこの寒さは予想していない。
また11月3日といえば秋の行楽シーズンの真っ只中であるし、「晴れの特異日」と言われるほど晴天となるケースが多い。
2日に休みを取って4連休にしていた人もいるかもしれないし、もう少し混雑しているのかと思ったが、帰りの車内もやっぱりガラガラだった。

報道などでは特にフェリー会社の窮状がよく出てくるが、週末・祝日の「高速1,000円」はJRにも確実に影響が出ていると実感した。
普通の家族連れなら自動車というのは自然な選択肢にはなろうが、みんながみんなそう考えて外出するから、今はどこの高速道路も毎週のように渋滞している。
富山県から名古屋に行くにはもちろん安価な高速バスという選択肢もあるが、東海北陸道の富山県内区間はすべて暫定2車線であり、祝日なのでなおさら時間が読めないと考えてJRにした。

今の政権の、1,000円すら取っ払って無料化などというのは、そう考えるといかにひどい政策かが分かる。
物流コストの低減とはいうが、毎日渋滞して無駄なガソリンをバラまけばコスト削減は実現しない。
チョイ乗りの短距離でも高速利用という車が増えれば、IC周辺の一般道はかなり大変なことになるから、金科玉条のように唱えるCO2の削減とはまったく矛盾する。
また今の段階でJRやフェリーは青息吐息であるのに、無料化などとなれば「死亡宣告」同然となる。
現代は圧倒的なクルマ社会とはいえ、他業態を半ばつぶしてまでやる必要があるのか。
使う人には応分の負担をお願いして累積債務の償還にあてることや、まだまだ道路が足らない地域の整備に回すことなどが、なぜ「ムダ」なのか理解に苦しむ。

「無血の平成維新」なるものが、本来守るべきものすら守らないようなら、いわゆる保守層のみならず、一般の国民もやがて、やむにやまれず行動を起こすことになるのかもしれない。
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