blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

おくすりの話

2009-05-14 22:05:49 | 日記
30代になってからは、ずっと薬の世話になっている。
北海道にいる時に体調を崩して以来だから、かれこれ8年以上にもなる。
これだけ長くなると薬をのむのも日課のようなものになって、特に面倒な気もしない。

発症当初は傍目にもかなり悲惨な状態であったからか、2種類の薬を処方された。
余計なことを考えられる状況でもなく、医師に言われるままマジメに服用した。
薬の効果もさることながら、仕事をやめて北海道から地元に帰ったこともあって、程なく最悪の状況は脱することができた。
今から思えば、よほど私にとってはつらい環境であったのだろう。

さて、少しずつ元気を取り戻してくると、人間やはり欲が出てくる。
回復のために薬が果たした役割はもちろん大きいのだが、副作用がなかなか厄介であった。
具体的には、ノドが渇く、便秘がひどい、男性機能の低下、などがあった。
渇きと便秘くらいは聞いていたが、EDは意外だった。

それでも本来の症状の治療のためと思い、薬を律儀に2種類、長い間のみ続けたが、副作用にもいいかげんイライラしてきた。
そこで、半年くらい前のことだが、2種類のうちの片方を抜いて過ごしてみることにした。
試しに、薬Aと薬Dのうち、Aのほうをやめることにしたのである。
最初はかなり不安だったが、しばらくすると不思議と慣れてきて普通に生活できるようになった。
副作用もずいぶん軽くなって、今はDのみを毎日2回のむだけで大丈夫である。

実は最近、病院に行くタイミングを逸してDがなくなったので、Aで代用することにした。
今までのんできたから大丈夫だろうとタカをくくっていたが、Aだけではどうも具合が悪く大変苦労した。
今まで「Aだけをのむ」ということがなかったために分かったことだが、悩んできた副作用の大部分はAの仕業であったようだ。
おとといにDをもらい直して服用したら、具合がよくなったので一安心だ。
今までもDの役割というのがかなり大きかったことが分かった。
今後はくれぐれもDを切らすことのないようにしたい。

自分で書いてしまうのも何だが、メンタル系の疾患というのは「根本的には治らない」と思っている。
「持病」とあきらめ、付き合っていくほかはないと考えている。
一時のひどい状態を考えると、今は本当に必要最小限の服薬で何とかなっているのだから、よくぞここまで回復したものと思う。
おとといの病院でも、大きな袋にこんもりと薬をもらって帰っていく人を見たが、それに比べれば自分はまだマシなほうだ。

まだまだ解決すべき問題は多いが、とにかくあきらめることなく生きていこう。
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