blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

夏の風物詩?

2017-08-02 20:56:18 | 日記
毎日暑い日が続いている。
当地ではこの時期は真夏日は当たり前で、今は30℃ちょうどあたりならそれほど苦痛ではない。
さすがに猛暑日となると話は違って、外気そのものが熱を帯びて襲ってくる感じだ。
もともと内陸に住んだ経験が少ないので、日差しが出た時の急な気温の上がり方にはいまだに驚くことがある。

さて、8月といえば夏の高校野球が近づいてきた。
出場校はすでに全都道府県で決定し、組み合わせ抽選もまもなくである。
数年前まであった「初戦は東西対抗」という方式がなくなって、初戦から同地区のライバルどうしの対戦という可能性もある方式に変わっている。
夏の大会は準々決勝で再度抽選を行うので、休養日が取れるチームと取れないチームの明暗もあるだろう。

筆者がもうオヤジになったからかどうかは知らないが、クソ暑い真夏に、よりによって甲子園という野外の球場たった一つを使って覇を競う意味がどこにあるのか。
明らかにひと頃よりは暑くなっている我が国(地球全体?)で、遮るものすらない中での戦いは文字どおりの「熱戦」であり、まだ若い選手たち、とりわけまだ野球に関わっていけそうな有望選手にとっては必ずしもいいコンディションとはいえない。
昔と比較して変わったと言えるのは休養日が一日だけ設けられたことくらいで、二週間余りの間に48試合を押し込むように実施するやり方は変わっていない。
延長戦時のタイブレーク方式は来年からのようだが今年からでもすぐにやってほしいくらいだし、本大会であっても大差のゲームにはコールド制を採用するなど、今の過酷な夏に対応した策はどんどん取り入れていただきたいところだ。

そんな制度的な心配をよそにして、私の周囲ではこの季節の風物詩とも言える話題で早くも持ちきりになって来た。
もちろん話題の中心は高校野球、その各代表校の勝ち上がりを「予想」しようというのである。
以前からある半ば伝統のような複雑怪奇なルールのもと、熱戦をダシにして「チョコレート」を奪い合う催しを、春のセンバツも含めて飽きることなく年2回ずつ続けている。
何しろ「チョコレート」がかかっているので各人必死に予想をし、お互いに公開しあって、時には他人の予想にケチをつけたりなど、それはそれは熱い熱い時間となる。
この季節は8時半の始業チャイムと同時に仕事が動き出すことはまずなく、あまりに議論が白熱する時は自ら仕事に逃げるのがいちばんの対処法である。

当地に来た時から、株式投資など利殖の話が日常的に話題になることに大変驚いた記憶があるし、地元ではまず考えられないことだ。
お金儲けの話やいわゆる損得勘定の話がタブーにならず、これまた仕事の時間はどこへやらといった場面も多いのは、土地柄で片付けていい話なのか、たまたま私の周囲がそうなのか。
お金など墓場まで持っていけるでなし、イザという時に困らない程度にあり、月々うまく回ってさえいればヨシという考え方は当地では異端なのだろうか。
利殖に熱くなりすぎる人間をついつい敬遠してしまうのは、私の親族(故人)に、利殖にハマって家族旅行の一つも全くないまま子供を成人させてしまった大馬鹿者がいるからなのだが。