ボトルの形状については以前にも書いています。
キッチリとは覚えていませんが「いかり肩はボルドー、なで肩はブルゴーニュ、と言われているが実はそういう憶え方は危険」というようなことを書いたと思います。
例えばローヌの多くはなで肩ですし、トスカーナはいかり肩が多い。
ロワールもなで肩が多いけれれども、最近ではドイツのワインに多いスマートなものも増えている。
ピエモンテは両方が混在して・・・・・・
というような具合ですから、やはり個別に覚えるべきなんです。
さて今回はそれとは別の問題です。
大型、或いは変形のボトルが増えているのです。
例えばカリフォルニアのワインは90年代頃から「いかり肩の瓶を更に大きくし肩の張りが大きくなった」タイプが当たり前になり、それに追随するかのようにイタリアの有名で無い産地の瓶もそうなってきています。
或いはドイツやアルザスなどの細長いボトルが特徴の産地で「なんで!?」というほど長いのが目立っています。
ソムリエ的には困るんですよねええ・・・・・
何といってもセラーに収まりにくく、カリフォルニアタイプの肩の太いボトルは綺麗に積み重ねられないのです。
長い瓶の場合はセラーも冷蔵庫も長さが足りない、とか・・・・・
って、言うのは私の都合ですが、それ以外にも困る理由があります。
つまりボトルが大きいとか長いというのは重量も重いということ。
それは輸送エネルギーの浪費にもつながります。
ガソリンも電気も食うのです。
勿論、それらを入れるパッケージ=段ボールは木箱も大きくなるのは当然です。
時代錯誤ですよね。
確かに大きなボトルや長いボトルはインパクトがあります。
カッコいい、かも知れません。
でもボルドーの有名なシャトーはずっと重ねやすく通常の重さのボトルを使ってますし、ブルゴーニュの多くも以前のままです。
それで品質が低くみられることはありません。
イタリアの名産地や、そこの名門も同じですね!!
で、私は生産者で大きなボトルを使うところの人に会ったりすると、必ずチクチクを意見しています。
「普通の瓶にしょうや」「デカすぎるやんか!!」と・・・
世の中、色々な考えがありますから「余計なお世話や!!」と叱られるかも知れませんが、なんか釈然をしないんですよねえ・・・・
樋口誠
キッチリとは覚えていませんが「いかり肩はボルドー、なで肩はブルゴーニュ、と言われているが実はそういう憶え方は危険」というようなことを書いたと思います。
例えばローヌの多くはなで肩ですし、トスカーナはいかり肩が多い。
ロワールもなで肩が多いけれれども、最近ではドイツのワインに多いスマートなものも増えている。
ピエモンテは両方が混在して・・・・・・
というような具合ですから、やはり個別に覚えるべきなんです。
さて今回はそれとは別の問題です。
大型、或いは変形のボトルが増えているのです。
例えばカリフォルニアのワインは90年代頃から「いかり肩の瓶を更に大きくし肩の張りが大きくなった」タイプが当たり前になり、それに追随するかのようにイタリアの有名で無い産地の瓶もそうなってきています。
或いはドイツやアルザスなどの細長いボトルが特徴の産地で「なんで!?」というほど長いのが目立っています。
ソムリエ的には困るんですよねええ・・・・・
何といってもセラーに収まりにくく、カリフォルニアタイプの肩の太いボトルは綺麗に積み重ねられないのです。
長い瓶の場合はセラーも冷蔵庫も長さが足りない、とか・・・・・
って、言うのは私の都合ですが、それ以外にも困る理由があります。
つまりボトルが大きいとか長いというのは重量も重いということ。
それは輸送エネルギーの浪費にもつながります。
ガソリンも電気も食うのです。
勿論、それらを入れるパッケージ=段ボールは木箱も大きくなるのは当然です。
時代錯誤ですよね。
確かに大きなボトルや長いボトルはインパクトがあります。
カッコいい、かも知れません。
でもボルドーの有名なシャトーはずっと重ねやすく通常の重さのボトルを使ってますし、ブルゴーニュの多くも以前のままです。
それで品質が低くみられることはありません。
イタリアの名産地や、そこの名門も同じですね!!
で、私は生産者で大きなボトルを使うところの人に会ったりすると、必ずチクチクを意見しています。
「普通の瓶にしょうや」「デカすぎるやんか!!」と・・・
世の中、色々な考えがありますから「余計なお世話や!!」と叱られるかも知れませんが、なんか釈然をしないんですよねえ・・・・
樋口誠
これが、ウイスキーとかブランデーとかコニャックとか、
われわれが一般に「洋酒」といってるものになると、
ボトルの形はさらにバラエティ豊かになります。
西洋人は日本人に比べて自己主張が強烈ですから
それがボトルの形にも表れているのでしょうか。
翻ってわれらが日本酒はどうでしょう。
一升瓶も四合瓶も同じ形です。
ごくごくたまーにユニークな細長い瓶を見ることがありますが、そういうのは本当にレアケースですね。
あと、ビール瓶も大瓶の形はどのメーカーでも同じです。
ここら辺は、瓶のリサイクルとか、物流の都合などで
そういう風になったのかなと想像しています。
ユニークなボトルのワイナリーさんには
「日本酒やビールを見習え」と言ってやってください。
ワインも本来地方ごとに同じボトルでしたし、循環を考えたものも多かったと思いますが、なぜか「目立つボトル」に走っているようです。
頑張って啓蒙活動したいと思います!!