アルザスの次はシャンパーニュです。同じ北部ですが移動にバスで5時間かかってしまいました。
ここへ来ると様相が変貌します。高い山の無いどちらかと言うと平原、白いチョーク質の地肌。私達が入ったのはエペルネですが「のどか」と言う感じはありません。
そして、迎えてくれたのはキッチリとスーツを着た社長。シャンパーニュは貴族的な要素が見られます。そうでないところもあると思いますが、大きな財力のある生産者が多いのですねえ。
それとシャンパーニュといえば地下道です。訪れたポール.ロジェ社は中堅ですが、それでも迷子になるくらいの長さの地下道です。この中で他のワインでは考えられない長い熟成の時を過ごし世に送り出されます。つまり、旨みと風味を身につけるのです。
しかし北のこの地では毎年が良いとは限りません。ですから基本はノンヴィンテージ、つまり色々な年の弱点を色々な年の長所で補うよう、ブレンドされて瓶詰め、二次発酵に進むのです。良い年のものは、ポテンシャルが高いので更に長い熟成の義務を生じます。
皆様にはシャンパーニュに是非、ガスの中に溶け込んだ旨み、風味を楽しんでいただきたいですね。
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