世の中には無駄なことが沢山あります。
無駄だと思っていたら「やっぱり必要だった」という事もあります。
その線引きは難しいのかもしれません。
しかし、「いやあ、それは間違いなく要らんでしょ」という事も多々。
ソフトボールの金メダリスト後藤希友選手が名古屋市役所を訪れた際の市長の蛮行が問題になりました。
「メダル噛み」は勿論の事、表彰式会場でもしていない「対面での首にメダルを掛ける」という所作。
それは当然非難の対象ですが、その後あちこちで出てきた声は・・・
「メダリストが表敬訪問する必要性」についてです。
むしろ「出身自治体の名を挙げてくれてありがとう」と首長が選手の居場所に「表敬訪問すべきではないか」というものです。
さて、実は昨日テレビで嫌な光景を見ました。
大阪の某市長に当選した人が初登庁した場面のニュース。
多数の職員が花束を持って新市長を「お迎え」しているのです。
これまでもよくある場面。
昔から「?」と思って見ていました。
「その花束は誰のお金?」と勘繰りますし
「出迎えている職員さん、その時間は仕事がでけへんのんとちゃう?」
「職員は誰に向いて働いて(働かされて)んの?」
そして、そこで【密】になっていることがマスコミで映されて良いのか?
etc・・・・です。
「要らんやろ」なことが目に付く私はイジワルでしょうか?
かの河野太郎さんも「大臣副大臣を職員大勢に迎えさせるのはやめて」「大臣就任時の深夜まで及ぶ会見は不要」と言っています。
私は政権に肯定的ではありませんが、この点に関しては大賛成。
せめて政治家やその周囲の人々には「そんな無駄を排除する」行政改革から始めて欲しいと思います。
樋口誠