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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

チャリティコラボディナーのご案内

2017年05月24日 14時16分35秒 | ニュース
今年で4回目になるソムリエ5人とルクログループとのチャリティコラボディナーを開催いたしますので、ここにご案内をさせていただきます。
今回より会場の「ル クロ ド マリアージュ」のシェフが代わり、新しいマリアージュが楽しめるのかな?と私たちも楽しみでなりません。
「美味しく、楽しく、そして役に立つ」がテーマです。
売上の一割とオークションの売上を今回は「あらためて東北へ」と思っています。
また、これまで私たちの出展アイテムのみのオークションでしたが、御参加いただく皆様からのアイテムも受け付けさせていただきます。
どうぞ宜しくお願いいたします🎵


樋口誠

マイナー品種

2017年05月24日 02時02分44秒 | ワインの事
これまでもマイナー品種の台頭を書いてきました。

今月もそういう品種が何点か出ています。


例えば・・・・

白では

フランス南西部で使われる「プティマンサン」や「グロマンサン」

スペインの「ビウラ」

ローヌ地方の「グルナッシュグリ」

赤の

ラングドックの「カリニャン」


今月はこの4種が所謂マイナー品種ですが、これまでに登場したマイナー品種は数え切れません。


しかし、30年前なら、そういう品種の流通も限られていたものです。


生産者もメジャーなものを沢山作っていたわけですし、日本でのワイン消費量を考えると輸入元も冒険は難しかったのは想像に易いですね。


30年前からですと倍以上の消費量ですから、そういう品種も「登場機会」が増えたわけです。




とは言いながら、私の知る限りでも折角認知し始めたと思えば輸入元のリストから消えて「終売」の告知が来たりします。

また実際のところ、プティマンサンとグロマンサンのワイン(現在使っているものはジュランソンと言う原産地)は08年ヴィンテージで長らく同一輸入元の手元に残っていた、と簡単に想像できるわけです。

有名産地のメジャー品種では考えられないスローな売れ具合です。




先日、ご紹介して「女性だけでワイン評価を行う」サクラアワードなどで評価され、ショップに出回るワインがメジャー品種に負けずにマイナー品種を紹介していたりしますので、その地位の向上に一役買ってくれるのではないかと密かに期待しています。

勿論、私達も責任を背負いたいと思いますが・・・・・



大事なことは「マイナーだから良い」ではありません。

「本当は実力があるんです」と言うことです。

取りあえずは、お近くの店にある「マイナー品種」を試してみてください。

で、「これは応援できるぞ」というものは再度オーダーして「終売」の憂き目にあわないようにしてあげてくださいまし・・・


      樋口誠