ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

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 樋口誠

次郎物語

2014年03月31日 03時11分12秒 | ちょっと休憩

私が家に帰って深夜にユーチューブで昔の歌手の唄を聞いたりしている話は以前にしています。

吉田拓郎、アリス、クールファイブ、そして桜田淳子。

そして「関連動画」として出てくる他の方の唄、などです。

一昨日は何故か下村湖人さんの小説「次郎物語」の1955年に映画化されたものが8分割されて出てきてしまい長時間かけて見てしまいました。

次郎物語は中学校の頃、親に勧められ全5巻を何度か読み返したものです。

今となってはストーリーを思い出せないくらい前の話ですが、いくつかのセリフは私の人生の中での金言になっていたりするのです。

全5部の内の3巻目くらいまで、つまり少年時代までの映画でした。

その後の4巻、5巻は映画の撮影中位に書かれていると思われますので残念ながら見ることは叶いませんが・・・・・・

1955年と言えば私の生まれる3年前です。

が、子役たちやお祖母さんや両親、周りの大人たちのセリフは「まさに今」でも通じるものでした。

どの時代でも田舎(佐賀での出来事でした)でも都会でも人間は同じなのだ、と改めて感じる40年以上前の読書が蘇ってくるのです。

その年1955年に作者である下村湖人さんは亡くなります。

本当は成長したのちの第6部、第7部も構想に入っていたらしいですね。

ま、続きは自身の人生の中でやってくれと作者は草場の陰で言っているのだろうな、と思います。