久々の美術館めぐりに、上野西洋美術館で開催中のロンドン・ナショナル・ギャラリー展へ行ってきました。
今や美術館は予約制。ネット予約で日時を指定し、入場料も1700円と高めの設定ですが、人の少ない分ゆったり見ることができます。
この日は11時半から12時入場のチケットを購入、軽めの朝食を食べた後、どこか蕎麦屋さんで昼のみをしようという、あらかじめスケジュールを決めて行動致しました。
蕎麦屋で昼のみは江戸前の習慣で、広島出身の妻のかねてからの憧れです。
今はなき杉浦日向子先生の本を読んでから、ずっとやりたかったそうですが、私も蕎麦屋で昼のみは人生で数えるほどしか経験がありません。
この日は満を持しての蕎麦屋昼のみです。ロンドン・ナショナル・ギャラリー展については明日以降、記事にしますので、しばしのお待ちをお願い致します(笑)。
赤坂砂場は蕎麦一枚が少なく、何枚も頼まないと腹がふくれないことで有名です。そんなわけで、実は私も敬遠していたのですが、ネットの評価を見ると、飲んだ時のお値段が意外に安く、反対にお味の評価は高いのです。
昔、父が砂場の蕎麦を食べて「少ない」と苦言を呈していたのが、頭にあったので行かなかったこともありますね。まあ、あの人は家のご飯でも少ないと腹を立ててましたからねえ(苦笑)。
西洋美術館でロンドン・ナショナル・ギャラリー展を見おわったのは、2時過ぎくらい。上野はザーザー降りのひどい雨でしたが、赤坂につくと雨は止んでおり、絶好の砂場日和(何のこっちゃ)。昼から蕎麦屋でいっぱいなんて嬉しいなあ♪
コロナの中でも平日は行列の絶えない赤坂砂場ですが、さすがに連休土曜の3時前はお客もまばら。清潔な店内に期待は高まります。
▼通されたお座敷には奥村土牛(おくむら・とぎゅう)のリトグラフがありました。
先付けにアサリが出され、私たちはマニュアル通り日本酒を注文。
合わせて、板わさやお海苔も頂きます(トップ写真参照)。
▼焼き鳥は塩とタレがありますが、ここは蕎麦屋。迷わずタレですね!
入店してから1時間ほど。真打のお蕎麦を注文。
全粒を使った一番蕎麦と、真ん中の白い部分を使った更科蕎麦を大盛りで頂きます。
▼こちらが全粒を使った一番蕎麦。いわゆる原材料は田舎蕎麦ですが、舌ざわりがやさしく喉ごしも最高!
いやいや、さすがに老舗蕎麦屋、 看板はダテじゃありません。
今まで何で来なかったんだろう?
これほどのお蕎麦、食べたことがなかったと言っても過言じゃありません。
お蕎麦の量も思ったより十分で、何枚も頂こうと思っていたのですが、先におつまみを頂いてたこともあって、蕎麦湯をいただいた段階でお腹の具合は満足でした♪
お会計はお銚子3本頂き、二人で7,500円足らず。たしかに昼に蕎麦だけ食べに来たら高く感じるかもしれないけど、昼のみだったらその辺の居酒屋より安いくらいです。
この蕎麦をこの値段でいただけるなら、十分にコスパ良しと言えるでしょう。
いや〜馬勝った。牛負けた・・・なんて、ウフッ♪
大満足の蕎麦屋昼のみでしたので、これは再訪アリ。次回は天ぷら蕎麦ですね。