最近、デジタル撮影をしないでフィルムで撮る映画が増えていると聞きましたが、「スターウォーズ・フォースの覚醒」もそうだったのね。
親しみの見てる色合い、映像だと思いましたが、それは知らなかったなあ。
逆に4作目~6作目(エピソード1~3。紛らわしいので、ここでは制作順で言います)に、まったく感情移入ができなかったのは、その辺みたいです。
こちらはオールデジタルで、役者さんたちはほとんどが特撮用のグリーンバックで撮影したそうで、ものすごく不満が出たんだとか。
そりゃ、そうだよね。
役者だって、ロケに出て空気が変わった方が気分が乗るに決まってます。
もうひとつ、デジタルがすべていけないとは思いませんが、オールデジタルでモノを作ると、ものすごく閉ざされた世界になってしまう現象がある。
マトリックスのシリーズなどは良い例で、脳内活動や夢の中の表現には向いてますが、その世界からなかなか出られないのが難点かな。
音楽でも、昔タンジェリン・ドリームなんてシンセサイザーのバンドがありましたけど、これはホントにクローズドな音の世界。
スターウォーズのあとの2作はフィルムで作るとのことですが、フィルムのすごいところは、当然ながらいくら引き延ばしてもドットになりません。
なんてことを思ったりしました。