昨日の続きですが、愛甲さんの質問会とは直接関係がなく、僭越ながら会でわたしが感じた疑問点をもう一つ申し上げます。
質問者の一人が言ってましたが、支援団体などでは、仕事や作業の際に「きみは作業がほかの人より早いから、もっとゆっくりやって他の人に合わせなさい」と言われるのだそうです。
それ、違うだろ。
これは何も発達障害の世界に限ったことではなく、一般の公立学校でも同じことがあるようです。
「平等」を実践するために、レベルの低い方に合わせるってことですね。
教員時代、わたしは社会科や国語も教えていたのですが、「それは2年生や3年生で習うことだから、教えないでください」って言われ、目を丸くした覚えがあります。
当時は私も20代の若僧だったから、疑問を抱いたものの、おおっぴらに反論もできず「そんなものかな」なんて思ったものだけど、それをやったら授業がつまらなくなるよね。
つまらないには2種類あって、1つはホントにわからなくてつまらないこと。
もうひとつは、簡単に出来てつまらないことでしょうか。
一番面白いのは、自分のレベルより少し高いことをやることですが、学校や支援でそれを封じてしまったら、伸びるものも伸びませんよね。
レベルの違う生徒が同じ教室で習うっていうのが、そもそも大変なことなんだけど、この横並び体質・・・いや、横並びでも良いんだけど、低い方に揃えるってやめてくれませんかって思ってしまいました。