小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

愛甲さん質問会2~レベルの低い方に合わせる不思議

2016-02-09 11:01:33 | Weblog

昨日の続きですが、愛甲さんの質問会とは直接関係がなく、僭越ながら会でわたしが感じた疑問点をもう一つ申し上げます。

質問者の一人が言ってましたが、支援団体などでは、仕事や作業の際に「きみは作業がほかの人より早いから、もっとゆっくりやって他の人に合わせなさい」と言われるのだそうです。

それ、違うだろ。

これは何も発達障害の世界に限ったことではなく、一般の公立学校でも同じことがあるようです。
「平等」を実践するために、レベルの低い方に合わせるってことですね。

教員時代、わたしは社会科や国語も教えていたのですが、「それは2年生や3年生で習うことだから、教えないでください」って言われ、目を丸くした覚えがあります。
当時は私も20代の若僧だったから、疑問を抱いたものの、おおっぴらに反論もできず「そんなものかな」なんて思ったものだけど、それをやったら授業がつまらなくなるよね。

つまらないには2種類あって、1つはホントにわからなくてつまらないこと。
もうひとつは、簡単に出来てつまらないことでしょうか。

一番面白いのは、自分のレベルより少し高いことをやることですが、学校や支援でそれを封じてしまったら、伸びるものも伸びませんよね。

レベルの違う生徒が同じ教室で習うっていうのが、そもそも大変なことなんだけど、この横並び体質・・・いや、横並びでも良いんだけど、低い方に揃えるってやめてくれませんかって思ってしまいました。

 
コメント
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