小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

恵方巻きは食と人の廃棄

2016-02-11 10:53:02 | Weblog

早々チョコをもらいました。
「リパの恵み」に合わせてくれた空飛ぶブタのチョコです♪

恵方巻きの大量廃棄がネットで話題になっています。

コンビニがスポンサーのTVだと絶対にニュースにならないけど、これはひどいですね。食べ物のムダってこともあるけど、こんなものを押し付けるコンビニ本部のモラルを疑います。

友人の宇田川氏も書いてますが、そもそも恵方巻きなんて習慣は関西の一部でしか行われてなかった、でっち上げ儀式です。
東京では「丸かぶり」なんて言葉もなかったよ。言うなら、丸かじりだろう。

しかも巻き寿司をバナナみたいに丸ごとかじるなんて下品な食べ方は、とても良い子に教える習慣ではございません。

百歩譲って、有職や町の寿司屋が注文に応じて作るならいざ知らず、コンビニが何100本もの恵方巻きをフランチャイズに押しつけるハゲタカ商法は本当にひどい。

そもそもコンビニの商法は、その店が儲かったら、その店の近くに同じフランチャイズを出して食い合いをさせるという商法なんだとか。
どうりで同じ地域に同じコンビニが林立するわけです。

疲弊して店を閉めさせたあとには、別のフランチャイズが出店し、新しいオーナーからみかじめ料を取り、また商売をはじめるという究極のブラック商法。

コンビニのオーナーになる人は、おそらくは働き者で意欲のある人でしょう。そんな一所懸命に働く人たちを疲弊させ、その生き血を吸って大きくなる吸血商法が、大きな目で見て世のため人のためになるのかどうか。

まあ、コンビニは便利に使わせてもらってるので、もう少しやり方があるのではと思います。合併で小さなチェーンが消えるのも、拍車をかけているのかも。

法律を作って、このシステムを変えてほしいところだけど、難しいんでしょうね。

穀潰しのエカキが言うのも何ですが、後藤新平の「金を残す人生は下、事業を残す人生は中、人を残す人生こそが上なり」という言葉からはかけ離れた商法であります。

上なりの「人を残す」とは真逆に、人の生き血を吸って大きくなる商法だとすれば、まるで昔の映画「インディペンデンスデイ」に出て来る、その星食いつぶすと、別の星へ行って食いつぶすエイリアンみたいだと思いました(映画自体はひどかったけど)。

恵方巻き、巻き寿司自体は美味しいものですから、どうせ食べるなら町の寿司屋さんで注文したいものかな。

 
コメント
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