昨日は久々にお芝居、俳優座でリア王を見に行きました。
やはり生の観劇は良いものです。
今、見るとリア王の前半っていうのは高齢者問題ですね。
判断力を失った高齢の権力者が、自らまいた種によって滅びていく話。
おべんちゃらを言う長女と次女が権勢欲の塊で、
バカ正直にモノを言う三女が、実は誠実というパターンは、
一見ステレオタイプみたいですが、
現実の世の中には多い話で、さすがはシェイクスピアだと思いました。
権力を譲ったあと、長女と次女は手の平を返したような扱いをしますけど、
リア王おつきの者が100人もいて、城の中で狼藉を働くようでは、
誰だってイヤがりますな。
これも権力者が高齢になった時に生じそうな問題です。
演じてる俳優は若いけど、おそらく裏方はそう若くないでしょう。
富田勲のシンセサイザーやビートルズの曲を使っていたり、
お客さんに高齢の方が多かったことを見ると、
かなりそれを強く意識して演出してるのかもしれません。
俳優座で演じる役者はみな上手ですね。
特にリア王役の中野さんは素晴らしかった。
悲劇は見たあとスッキリするのが不思議です。
ただ、このお芝居。
実は母が読売新聞で当てたタダ券(のはず)で見たのですが、
大盛況、満席はけっこうなことだけど、
オーバーブッキングであぶれてしまい、キャンセル待ちで見たもの。
読売新聞も招待券出すのなら、考えて配ればいいのに、
見れずに「もう読売はとらない!」怒ってと帰ったお客がいましたよ。
私たち親子は見られましたが、キャンセル待ちはタダではなく4700円(通常は5250円)かかりました。
まあ、苦労して真剣にお芝居に関わる人たちに木戸銭払うのは当然だけど、
劇場のキャパ以上にチケットをバラまいて、招待券にお金を払わせるというのは如何なものかな。
新聞社もこれではかえってマイナスイメージだと思いました。
やはり生の観劇は良いものです。
今、見るとリア王の前半っていうのは高齢者問題ですね。
判断力を失った高齢の権力者が、自らまいた種によって滅びていく話。
おべんちゃらを言う長女と次女が権勢欲の塊で、
バカ正直にモノを言う三女が、実は誠実というパターンは、
一見ステレオタイプみたいですが、
現実の世の中には多い話で、さすがはシェイクスピアだと思いました。
権力を譲ったあと、長女と次女は手の平を返したような扱いをしますけど、
リア王おつきの者が100人もいて、城の中で狼藉を働くようでは、
誰だってイヤがりますな。
これも権力者が高齢になった時に生じそうな問題です。
演じてる俳優は若いけど、おそらく裏方はそう若くないでしょう。
富田勲のシンセサイザーやビートルズの曲を使っていたり、
お客さんに高齢の方が多かったことを見ると、
かなりそれを強く意識して演出してるのかもしれません。
俳優座で演じる役者はみな上手ですね。
特にリア王役の中野さんは素晴らしかった。
悲劇は見たあとスッキリするのが不思議です。
ただ、このお芝居。
実は母が読売新聞で当てたタダ券(のはず)で見たのですが、
大盛況、満席はけっこうなことだけど、
オーバーブッキングであぶれてしまい、キャンセル待ちで見たもの。
読売新聞も招待券出すのなら、考えて配ればいいのに、
見れずに「もう読売はとらない!」怒ってと帰ったお客がいましたよ。
私たち親子は見られましたが、キャンセル待ちはタダではなく4700円(通常は5250円)かかりました。
まあ、苦労して真剣にお芝居に関わる人たちに木戸銭払うのは当然だけど、
劇場のキャパ以上にチケットをバラまいて、招待券にお金を払わせるというのは如何なものかな。
新聞社もこれではかえってマイナスイメージだと思いました。