小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

「リア王」と高齢者問題

2011-01-15 08:10:24 | Weblog
昨日は久々にお芝居、俳優座でリア王を見に行きました。
やはり生の観劇は良いものです。

今、見るとリア王の前半っていうのは高齢者問題ですね。
判断力を失った高齢の権力者が、自らまいた種によって滅びていく話。

おべんちゃらを言う長女と次女が権勢欲の塊で、
バカ正直にモノを言う三女が、実は誠実というパターンは、
一見ステレオタイプみたいですが、
現実の世の中には多い話で、さすがはシェイクスピアだと思いました。


権力を譲ったあと、長女と次女は手の平を返したような扱いをしますけど、
リア王おつきの者が100人もいて、城の中で狼藉を働くようでは、
誰だってイヤがりますな。
これも権力者が高齢になった時に生じそうな問題です。


演じてる俳優は若いけど、おそらく裏方はそう若くないでしょう。
富田勲のシンセサイザーやビートルズの曲を使っていたり、
お客さんに高齢の方が多かったことを見ると、
かなりそれを強く意識して演出してるのかもしれません。

俳優座で演じる役者はみな上手ですね。
特にリア王役の中野さんは素晴らしかった。
悲劇は見たあとスッキリするのが不思議です。


ただ、このお芝居。
実は母が読売新聞で当てたタダ券(のはず)で見たのですが、
大盛況、満席はけっこうなことだけど、
オーバーブッキングであぶれてしまい、キャンセル待ちで見たもの。
読売新聞も招待券出すのなら、考えて配ればいいのに、
見れずに「もう読売はとらない!」怒ってと帰ったお客がいましたよ。

私たち親子は見られましたが、キャンセル待ちはタダではなく4700円(通常は5250円)かかりました。
まあ、苦労して真剣にお芝居に関わる人たちに木戸銭払うのは当然だけど、
劇場のキャパ以上にチケットをバラまいて、招待券にお金を払わせるというのは如何なものかな。
新聞社もこれではかえってマイナスイメージだと思いました。
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与謝野大臣の転身は?

2011-01-14 06:29:57 | Weblog
昨日のタイガーマスクでは、さまざまなご意見をいただきありがとうございました。
なるほど一口に寄付といっても、まわりで揶揄されるとか、
寄付された方が、次回からおねだりしはじめるとか、
匿名にした方が面倒がないことがいっぱいあるのですね。

「出る杭は打たれる」という言葉があるくらい、
人と違うことをやると叩かれるお国柄ですが、
今回の与謝野大臣の転身については、思い切ったかなと思います。

「たちあがれ日本」は自分で立ち上げた政党ですし、
与謝野さんは「打倒、民主党」を旗頭に上げていた。
離党して与党に行くというのは、何を言われても仕方ありません。
もちろん与謝野さんが民主党の主張が合うとは思えず、
むしろ真逆だと言っても過言ではない・・・。

それでも与謝野さんが離党して、内閣要職につくというのは、
名より実を取ったのかな。
やはり政治というのは、ど真ん中の与党にいないと何もできないから、
言い方は良くないけど、最後の奉公だと思っている?
わかりません、どーなんでしょ。

気になるのは法務大臣の江田五月さん。
これはいつもの民主党パターンですが、必ずこのテの人が入るのね。


写真は絵を飾ってはじめに行ったヤマガタ・サンダンデロのメニューと絵です。
絵は12月に撮影したもの。

鳩肉にマメを添えた皿が出た時、
「これが本当に鳩が豆鉄砲♪」とダジャレを言ったら、
ホントにそこから発想したんですね。
瓢箪から駒じゃないけど、鳩肉とマメの相性はバツグンでした。

タラの白子にオランダせんべいを添えた一品や、
キジと保谷カブの和えた一皿など、どれもホントにすばらしい。
ソムリエ岡村さんの話ですと、二本足で一番旨いのはツルだそうですが、
(法律で禁止されてるから、ソムリエも奥田シェフも食べたことはないそうです)
キジはその次なんだそうです。

キジだけに、その旨さにはキジかなかったかな・・・なんて、苦しいけどウフッ♪
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匿名・伊達直人さんにひとこと

2011-01-12 20:53:50 | Weblog
明日は朝早いので、ひさびさに夜のアップです。

全国で広がるタイガーマスク運動ですが、
私はちょっと待てよ、という意見です。

たしかにテレビなどで見ていると、服もランドセルも買えない家庭は少なくないようです。
全国の施設が赤字に苦しむ中、善意自体はけっこうなことですが、
良いことも悪いことも、完全に匿名というのはどうかと思うし、
人間というのは、毎度施しをもらうと当たり前になってしまいます。

みなさんの中にも、ひとりで職場で仕事を抱えている人もいるかと思いますが、
あまり、やってもらった方は感謝せず、それが当たり前になっているかと思います。
人に何かを「あたえる」というのは、けっこう難しいことだと思います。


かのマザーテレサは、あげるだけでは根本的な解決にならないと、
その日食べるパンだけを与えました。
やはり肝心なのは、与えるなら仕事ということでしょうね。
(これが一番難しいのですが)。

ただ、中には名前を公開して寄付する人も多いようで、
これはこれで水を差してはイカンかな~。


インドでは威張っている乞食を数多く見かけますが、それには
「おまえがオレに与えることで、おまえの罪ほろびしをさせてやってるんだぞ」
という考えがあるようです。
匿名・伊達直人さんは、そんな気持ちなのかな。


写真は大泉学園のオオカワで撮った、ペットショップのウサちゃんです。


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24・ファイナルシーズン

2011-01-10 09:03:51 | Weblog
昨日はジムでお相撲を観ながら、ゆるゆる走ろうと思っていたら休館日。
前の日言えよな~とがっかりしつつ(けっきょくは自分のうっかり)、
戻っても相撲は終わってしまいそうなので、ユニクロと無印、プレッセなどでお買い物。
せっかくの天覧相撲を見逃してしまいましたが、きせも高安も勝ったみたいだから、まあいいか。


この日、家内は友だちの結婚式で不在、
仕事も煮詰まってきてたので、借りてきた「24・ファイナルシーズン」を見ることにしました。
(以下、ゆるいネタバレあり)。

いつものシリーズにも増して、ジャックバウアーはやりたい放題。
民間人のいる中で発砲を繰り返すし、恋人を殺した相手を拷問にかけて、はらわたをかきだしたり、
ロシア大統領を暗殺しようとしたりと、大暴れです。

善玉だった女性アメリカ大統領が、悪玉前大統領にそそのかされて、
ジャックバウアーの敵にまわったりと、ワケがわからないけど、
毎度ながら突っ込みどころ満載のどんでんがえし。


それでも、実の弟や父親と殺しあった前々回(?)のシリーズに比べると、
比較的シナリオはキチンとできているようでして、
まあ「あ~あ、また見ちゃった」って感じかな。
アタマの中を空っぽにするには、丁度良いドラマで、
ファイナルシーズンといいながら、終わらせるつもりのないラストに、
次回が楽しみになりました。

それにしても「プリズン・ブレイク」でも、実の母と殺し合う場面が出てきますけど、
西洋人の感覚は、やはり日本人に比べて激しいよね。
まあ、実際の生活を反映してるドラマじゃないから、何とも言えないけど。


写真は架空の国カミスタン・イスラム共和国大統領役のアニル・カプール。
インドの大スターで、日本で言えば市川家一門のサラブレッドでもあります。


ドラマのあとはサッカーのテレビ観戦。
日本が負けてる試合だったので、チャンネルをつけたり消したりの連続でした。
本田のフリーキックも研究されているのか、あまり決まらず、
相手のキーパーに感心しながら、やっぱり日本が勝たないと面白くないなと寝てしまいました。
ヨルダンの選手、みんなハングリーだよね。
日本代表、格下相手だとゆるくなるのが歯がゆかったです。
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ルーズさは美徳か?

2011-01-09 07:53:35 | Weblog
昨日はご近所のイラスレーター、朝倉めぐみさん宅で、
大学時代の友人たちが集まりました。

時の流れとともに、世の中も人も変わりますが、
いちばん変わったなあと思うのは、
集合時間にみんなキチンと集まってくるようになったことかな。

20代30代の頃は、自分たちで”多摩美時間”なんて呼んでいて、
待ち合わせの時間に1時間2時間、平気で遅れてくる者も少なくありませんでした。
ところが最近では、昨年の忘年会でもみんな時間通りにキッチリやってくる。

社会に揉まれてそうなったのか、それとも単にヒマなのか、
少なくともルーズさを美徳としなくなったのは、良いことだと思いました。

なんかエカキの卵時代は、イタリア絵画などのあこがれか、
ルーズなラテン系の悪いところをマネして喜んでいるところがありましたからね。
面白ければいいじゃん、みたいな。


しかし、社会に出て何の仕事をするにせよ、
〆切り厳守や、労力&クオリティを惜しまないこと、、
もらうお金以上の仕事をする(少なくとも努力はする)のは当然の話ですが、
どうも世の中、エカキなどのフリーランスと、
官庁など大きな組織の性格が逆転してる気がするなあ。

画家やイラストレーターが、まじめで勤勉というのもつまらん気がしますけど、
そういった日本人が失いつつある美徳を、
ある意味、私たちのような底辺から取り戻すのは大切なことのように思えました。
(若い頃は、『まじめで勤勉』なんて言われたくなかったんだけどね~)。


ただ、昨年の忘年会でもそうでしたが、美術系の人間って集団行動が本当にできない。
ただ二次会の会場に行くだけでも、人が調べた地図を信用せず(私に信用がないこともあるけど)、
「丸井だったら、ここだろう。ここのウラだよ、ここのウラ」
と、丸井なんて新宿に何軒もあるのに、たまたま目に入った丸井を目印に店を探す始末。

それから店の人が迎えに行くと言ってるのに、
待つことができず、別行動で店を探す者がいたりと、
「ああ、こいつら。戦だったら真っ先に死ぬなあ」と思った次第です。
ううむ、何もかもは治らないってことかな。


写真は谷中銀座の夕焼けだんだん。
この階段から眺める夕日はたしかにきれいでした。
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”名誉健常者”という言葉

2011-01-08 07:11:12 | Weblog
タイトルの”名誉健常者”というのは、一昨日ツイッターで見かけた言葉です。

どんな意味で使っているのか、情報が交錯していてよく理解できなかったのですが、
これはアパルトヘイト時代の南アフリカで、
日本人が”名誉白人”扱いをされていたことにかけた言葉ですね。
何にせよ、良くない言葉だと思いました。

”名誉白人”とは、白人至上主義の鼻持ちならない、日本人を侮辱した言葉でしたが、
この”名誉健常者”という言葉を、何のつもりで使っているのか。
健常者でない人をバカにしてるのでしょうか、
それとも親切のつもりでいるのでしょうか。

なんか障害者を無理やり健常者と同じステージに乗せて、
自分たちの平等を押し付けるのが、何とも居心地がわるい。
障害者の立場で、その言葉に喜ぶ人がいるのかどうか。


教育関係やメディアなどでは、「障害は個性だ」という考えがあるようですが、
それは、この名誉健常者という言葉に似てる気がします。

”障害は個性だ”という言葉の中には、
その人の障害について何も解決しなくて良い、
生まれつきなんだから、放置しておきなさいというニュアンスが、
口当たりの良い言葉のもとにあるように思えます。


「そのまんまの君でいいよ、そのままの君が素晴らしいんだ」

うーん。
そのまんまの人間、素のままの人間って、ケモノに近いと思います。
素のままだと人間はケモノになるから教育があるわけで、
教育関係の人が、そのことを推奨するのはどうかと思うのですが。


写真は旧岩崎邸の撞球場(ビリヤード場)です。
インド北部カシミール地方の木造に似てますが、
設計したジョサイア・コンドルが英国人だったことを考えると、
それを模したことも考えられなくもありません。
コンドルはインド渡航歴がないようではありますが。
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湯島、根津、谷中、千駄木のぶらり散歩

2011-01-07 08:21:38 | Weblog
一昨日は、取材をかねて湯島天神、旧岩崎邸方面から谷中、千駄木の方を歩きました。

湯島天神は正月五日というのに、学生さんで一杯。
こちらはもう受験は関係ありませんが、学問は多少なりとも関わりがあるので、
とりあえず手だけ合わせてお賽銭。

子供の数が減ってるとはいえ、合格祈願を書いた絵馬が、
たわわに実ったブドウの房のようにぶら下がっています。

中には「○彦が指望”の学部に入れますように」などと親心のこもった絵馬が・・・。
でも、天神さまも誤字のある絵馬を見たら、苦笑いされるのではないかな~。


湯島天神のあとは、かねがね見たいと思っていた旧岩崎邸を探訪。
昨年の龍馬伝でおなじみになった岩崎家ですが、
この邸宅は弥太郎ではなく、三代目の久弥によるもの。
そのためか豪奢な邸宅ではあるものの、成り上がり的な趣味はなく、
豪華ながら、意外に質実剛健な感じを与える作りになっておりました。

湯島からは不忍通りをたどり、根津、谷中、千駄木のぶらり散歩。

根津、谷中、千駄木周辺は最近は散歩のスポットとして人気の地区と聞きますが、
谷中銀座の物価の安さにはびっくり!

お弁当が280円とか、1本60円~90円のやきとり、
定食350円の中東料理店などには驚き桃の木でした。
写真の一番右下は、その中東料理店ザクロの看板。
力のこもった大作ですが、
きっとタテにしたらクレームがついたんだろうな。

苦肉の策か、タテのものがヨコになっていました♪
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おみくじ「死ぬる思いも祈れば神の強い力で生き返る」

2011-01-05 08:13:45 | Weblog
タイトルはコメントでいただいた方の、大吉”おみくじ”の言葉だそうです。

よく世間では大吉は良くないとか、反対に大凶は良いなんて言いますが、
おみくじを作る方もよく考えているんですね。

大吉なのに何で「死ぬる思いも・・・」なのかと思いますが、
大ききな吉がやってくるためには、
さまざまな試練を克服しないといけないってことなんでしょう。


おみくじは遊びみたいなものなので、それこそ当たるも八卦、当たらぬも八卦。
でも私は毎年、氷川神社のおみくじを引いています。
それこそ当たることもあるし、当たらないこともあるかな。

まあ人間の運勢なんて、誰にもわからないけど、
占星術のレクチャーでも書いたように、
多くの人は占いの結果しか見ません。

人は占いが当たった当たらないかでしか判断しませんが、
実はそこまで行くまでの、表面には出ないことの方が大切だったりします。
これは占いに限らず、普段の生活でも同じことが言えると思います。

宗教評論家のひろさちや先生が書いてることで、こんな話があります。
さる戦国大名(名前忘れた)が、
さる浪人を気まぐれで重職にとりたてようとしましたが、
その浪人はその地位を固辞したんだとか。
あとで理由を聞いたら、
「気まぐれで人を取り立てる主君は、気まぐれで人の首をはねるだろう」と答えたそうです。

(うーん。これって、信長の話かな~?
 もっとも理詰めの信長は、理由なしに人を取り立てたりはしないだろうから、
 きっと誰か別の戦国武将でしょうな)。

運命も気まぐれな主君のようなもの。
ひとは「大吉」と出ると、手足が生えた”良いこと”が、
テクテク歩いてやってくるように錯覚しますが、そんな棚ぼたがそうそうあるはずがない。
むしろ大きなチャンスというのは、大きな試練と表裏一体ではないかなあ。

私もおみくじで大吉を引きましたが、今年は大変な年になるだろうとと気を締めて、
お酒を飲んでいます♪


写真は昨年末、銀座のヤマガタ・サンダンデロに設置した「山形六双図・鳥海山」です。
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辛い時には泣き、嬉しい時には笑う。されど・・・

2011-01-04 08:02:34 | Weblog
正月は仕事以外の私事で、降って湧いたようなトラブルが発生。
氷川神社のおみくじに”大吉”が出ていい気になってたけど、
(氷川さまのおみくじは、けっこうその通りになったりするのですが・・・)
こりゃ~気をつけていかないといけませんな。

私のブログは、食べに行った写真などをアップしてる関係で、
時々、「いつも、旨いもん食べてていいな」と羨ましがられることもありますが、
ところがギッチョン(表現が古い♪)、
現実の生活はそんなに楽なものでも甘いものでもありません。

そりゃ、トイレで紙がなかった程度の不幸は、シャレで書くかもしれないけど、
誰でもブログにそんな悪いことばかりは書きませんからね。

これは私だけでなく、すべてブログを書きつづけている人はそうだと思いますが、
ブログで発信している情報は氷山の一角であります。
そんなに人生、良いことばかりではありません。

見かけによらずかもしれませんが、私の信条(身上)は、
「辛抱」と「我慢」であります。
(まあ、フランス国旗の自由・平等・博愛と同じで、
 私自身にそれがないから信条にしてるっていうのもありますが)。

辛い時には泣き、嬉しい時には笑うのが、本来人間のありようですが、
そればかりをしては、成熟された大人とはいえません。
まー、全然できていないけど、辛い時に笑うのが大人のありようかな。
痩せガマンも時には大切です(ちっとも痩せませんが)。

そんなわけで、新年の誓いは「辛抱」を身上にして、
こつこつ仕事を積み重ねていきたいと考えております。


・・・え? 
それにしても、それはどんなトラブルだって?

はははは。
それは、ここでは言えませんが、大したことではございません。
お会いした方で、聞いていただけいた方には、ちょっとだけお答えいたしましょう。

また、最近の座右の銘は、人さまの受け売りですが、
福翁の言葉である、
「まずは獣身を養い、しかるのちに人心を養え」でしょうか。

獣身を養うことで、おおかたの問題は解決しますが、
それで解決できないことは、もっと根が深いものですね。


写真はナマコ壁のある、萩の旧市街です。
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芸能人、一般人

2011-01-03 06:58:57 | Weblog
コメントに書いたこととかぶりますが、昨日からの続きです。

昨年末、サカス内にあるブーブーショップのチケットぴあに
大相撲のチケットを買いに行ったら、女の子に「並んでください!」と制止されました。

よくよく見たら、SMAPのイベントをやっていて、入り口脇にそこそこの行列ができています。
で、聞いてみたらプレイガイドは13日までお休みとのこと。
休みにした方が儲けがあるんだろうけど、自分たちの都合で商売をそんなに空けるなよな~。
SMAPには何の興味のない人だって、世の中にはいるんだし、正直言ってメーワクですわ。

それにしても入り口はガラ開きなのに、こちらが割り込んだみたいに言われて、気分がわるいです。
言い方ってものがあるだろうと、ムッとした次第です。


氷川神社のパシリのおにいちゃんも、サカスSMAPショップのおねえちゃんも、
職務に忠実なことは共通していますが、
自分が関わっている仕事が、世間でも同じように通用すると思っているのが大きな勘違いです。

もっとも、バイトに毛が生えたような彼らに、
最初から”それは勘違いだよ”と理解しろというのも無理な話で、
ホントは誰かが教えてあげないといけません。

それが教育されてないというのは、どういうことかと言えば、
上の人たちが同じように、この若者たちと同じように、
自分たちが関わっている仕事が、世間でも同じように通用すると思っているということです。
勘ぐりかもしれませんが、ディレクターが「一般人、入れんなよ」なんて言ってるのかもね。

これは最近でこそ言わなくなりましたが、
ちょっと前まで、お笑いタレントなどが「芸能人」「一般人」と分けて呼んでいた延長でしょうね。
これは政治家や軍人が「民間人」という呼び方をするのとは、根本的にワケが違う。
(民間人は基本的に、有事の時でも戦闘対象にしてはいけませんからね)。

いや~、新年からイヤなオヤジでスミマセン。
で、大相撲のチケットは渋谷109のチケットぴあで購入。
別世界に紛れ込んで、ものすごく疲れましたわ。


昨日は石神井公園にある嫁の実家に行きました。
写真は3歳になったビンゴ。
お手もできないバカ犬ですが、少しお利口そうに撮れてます。
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どこの放送局か知りませんが

2011-01-02 08:30:58 | Weblog
元旦は例年通り、赤坂の実家で食事をとり初詣でした。

毎年、日枝神社、氷川神社、乃木神社がほぼお決まりのコースですが、
今年はなぜかどこも人出が多く、日枝神社はあまりの行列に本殿までのお参りを断念したほど。
外から軽く拝礼いたしました。

コメントで、氷川神社で武田鉄矢さんをお見かけしたという情報をいただきました。
隔年くらいでお見かけするのですが、今年、私たちは見かけずじまい(昨年も見かけず)。
情報をいただいたのが何だか嬉しいので、
これから”氷川神社・初詣での武田鉄矢さん(含む情報)”は、縁起物にしたいと思っています。


氷川神社ではテレビの実況中継をしていました。
知ってる芸能人は見かけなかったけど、うさぎの着ぐるみが跳ねておりました。

赤坂という土地柄もあってか、実況のまわりに人だかりはなく、
行列から遠巻きに眺めている人がほとんどでしたが、
たまーに人が近づくと、パシリとおぼしき兄ちゃんが、
「止まってください。ただいま撮影をしていますので、近づかないでください!」と、
かなり高飛車な制止をします。
うーむ。
お兄ちゃん、一所懸命に仕事をしてるんだろうけどね~。

でも今日日、警察だって人を制止する時にはキチンと頭を下げるのに、
どこの放送局か知りませんが、天下の大道をふさいでおきながら、
「止まれ、入るな」とは教育がなってませんな。
うむむむ、これは「喝」だ、喝!

そのうち有名な芸能人が到着したのか、
行列のうしろから、まるでケンカしてるような大声と、
取り巻きがお追従をしてるような笑い声が聞こえます。

つまらないことだけど、一事が万事。
テレビの低迷の小さな一因を垣間見た気がいたしました。


夜はNHKのBSハイビジョンで、アル・ケッチァーノ奥田シェフが、
イタリア・ピエモンテ州をめぐる特番を見ました。
たいへん志の高い良い番組でしたが、これについては、別の機会にぶろぐあっぷいたします。


写真はどんどん2号店(たぶん)のメニュー見本。
古い店舗なので、なかなか風情がありますね。

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頌春、久々の紅白

2011-01-01 07:25:02 | Weblog
あけましておめでとうございます!

昨日昨年末は、久々に紅白を見ました。
数年前に、たまたま外から帰ってきた時、トリになっていたオレンジ・レンジを見て、
「ああ~! こりゃもう、オレの時代じゃないな」と思ってから以来です。

例年、わが家は大晦日の晩は、いつも蕎麦など外食をいたしますが、
昨日はギリギリまで年賀状を作っていたので、紅白がはじまる時間にかかってしまったのですな。
たまたま、出がけにEXSILEとAKB48とやらを拝見しました。

若者の曲がわからなくなったら老化現象、なんて言いますが、
私の場合、尾崎豊もわからないほど、
音楽のセンスがおぢさん化してますので、当然EXSILEもAKB48もわかりません。
うるさくて耳障りな音だな、しかも束で売るなんてアコギな商売してるな、
なんて思いながら、見るに耐えなくなり六本木にお年賀を買いに出かけました。

CDが売れなくなったのは、ネットのせいだけじゃなくって、
ソフトとしての音楽に魅力が足りないからじゃないかな。
売れるのがビートルズの復刻版とか、昔のものばかりというのも問題な気はいたしますが、
もう少し、おぢさんにもわかる音楽を聴かせてくれよ、って感じです。


年末の六本木は、わりに人でもそこそこで落ち着いていました。
ヒルズの下にできた成城石井(これができたのは嬉しい!)で、
実家に持っていくお年賀をゲットしたあとは、蕎麦屋の混雑が面倒になったので、
ミッドタウン地下のプレッセで蕎麦を買って、家で食べることにしました。


久々に家で食事をしながらの紅白。

帰ると森進一が数10年前の曲を熱唱してました。
でも、熱唱しすぎ。
この人、顏が蝋人形みたいになっていてこわいな~。
なんか、色々あったんだろうな~。

わたくし、この曲はカラオケでよく歌うんですが、
演歌は聞くもんじゃなく、歌うもんだというのが持論です。
演歌関係の人、ゴメンなさい!
人一倍、オヤジのくせに演歌まで来ると、どうもピンと来ない。
わがままなもんです。


一方、福山雅治の出演は龍馬伝で贔屓めになっていたせいか、耳にスッと入ってきました。
香川照之による断髪式というのも、お相撲ファンとしてはくすぐられます。
それにしても福山さんは、ライブで客を動員した上に、紅白も出演という、良い意味での商売上手。
やはり個人としての才能がすぐれているんでしょうな。

最近のCD販売は握手券やら何やらと、
戦略だけで売るという、本来の仕事からあまりに逸脱した方法をとっているのが鼻につきます。
仕掛けるのが好きなのはわかるけど、あまりに内容がともなわないと、すぐに飽きられてしまうよね。

小林幸子が鶴に乗って出てきたところで、風呂に入りすぐにバタンキュー。
桑田佳祐さんの27年ぶりの紅白は見られませんでした。
音楽ライブとTVというのは相性が良くない、というのが私の持論ですが、
紅白はもちろん、歌番組で視聴者を惹きつけるのは大変だな、なんて思った次第です。
紅白歌合戦の形式で面白い番組を作るのは、限りなく大変。

ともあれ、たまに年末に家で過ごすのもわるくないな、なんて思った次第です。
新年早々、言いたい放題でスミマセン。
ではみなさま、本年も何卒よろしくお願いいたします。


写真は萩博物館にある、萩の古地図です。


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