小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

まっこと母とは有難きもの

2010-04-29 07:50:33 | Weblog
昨日は実家に行って、母のゴキゲン伺い。
術後の経過は順調で、さすがにくしゃみや咳をすると痛いようですが、
食欲もお通じも元通りに近づいているようです。
普段なら、掃除をしたり書を書いていたりと、まめまめしく動いてる母ですが、
この時はお弟子さんに借りた韓流ドラマを、まったりと眺めていました。
そう。まだ安静が一番だよね。

”ゲゲゲの女房”で水木しげるの母を演じる竹下景子が、
「40近くになって、嫁も来ないようではお先まっくら」と息子を叱咤して、
やぶれた靴下を見て大騒ぎするさまなどを見ると、まさに母とはあのような・・・。

そういえば私の母も手術の前に、見舞いに行った私の服装を見て
「あんた、なにそのヨレヨレのセーター」「仕事はきちんとしているの?」と叱咤激励。
人のことより手術前なんだから
自分の心配をすればいいのに、まさに母とはこのような・・・。

20代から頭髪の薄かった、高校時代の私の親友。
高校の時、家に遊びに行ったら食事をご馳走になり、メニューをみれば海草の山。
「海草がいっぱいですね」と、彼のお母さんに言ったら
「この子のお父さんはね、20代でもうお坊さんみたいだったでしょ。
 だから今から海草をいっぱい食べさせてるのよ」
そのおかげか、その彼の異名は”土俵際の徳俵”。
薄いながらも、残された彼の頭髪は土俵ぎわで驚異の粘りを見せております。
いやあ、まっこと母とは有難きものにございますなあ。

写真はイタリアの魚介のスープ、ブロデットです。
コメント (7)
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