小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

「死刑」は野蛮か?

2010-04-10 09:48:11 | Weblog
中国で麻薬を密輸にかかわった日本人が死刑になりました。
気の毒ではあるけど、相手がわるかったな。

20年ほど前、マニラの空港でバングラデシュ人に荷物を預かってくれと言われ、
税関を通ったことがありましたが、今考えてみると何が入っていたかわからない荷物でした。
若くて何も知らなかったから、気安く預かってしまったけど危なかったな。
その時は日本のパスポートの神通力で簡単に通過しましたけど、
入ってるモノがモノだったら、今ごろマニラの刑務所にいたかもしれません。

中国の死刑執行される数を聞くと、人の命が軽い国だなと思わざるを得ませんが、
私は死刑廃止論には反対です。
足利事件の菅谷さんの例を見ると、冤罪の恐ろしさに粟立つ思いがしますが、
だからといって、それが理由で死刑廃止論に直行するのも如何なものか。
一方で山口県光市の母子殺人の例を見ると、たとえ少年犯罪でも死刑以外には考えられないと思う。

死刑廃止論を言う人の根拠としては、
1、冤罪のおそれ。疑わしきは罰せずという原則。
2、人が人を裁いて良いかという倫理の問題。
3、死刑を存続させても犯罪の抑止効果にならない。
などという意見があります。

ただね~、犯罪を犯したものにペナルティはつきもので、
いちばん重い刑罰をなくしてしまうというのは疑問じゃないでしょうか。
”死にたがり”に死刑は、本人の思うツボ・・・なんて意見もあるけど、
そんな特殊な例を理由にするのもねえ。

欧米は死刑廃止を実行している国が多く、国連でも日本にそれを促しているそうですが、
それもキリスト教文化独特の上から目線だと思います。


ともかくも海外旅行の際は、くれぐれもご注意を。
麻薬は自分で持ってなくても、空いてるバッグから入れられることもあるそうです。
映画「ブリジット・ジョーンズ・・」でも、そんな場面があったもんな。

写真はイタリアのソーセージ、ザンポーネ。
豚の足に肉を詰めたものにレンズ豆を付け合わせています。

コメント (4)
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