昨日は妻の外出予定に合わせて、すしざんまいの赤坂見附でお寿司の盛り合わせを頂きました。
飲食店の中でも、緊急なんちゃらで一番大きな被害を被っている大手ですが、それだけにメニューの気合いが素晴らしい!
コスパは赤坂界隈で一番じゃないかな。追加でお願いしたコハダの握りは、細工も素晴らしく、しかも食べても美味しくなっているのに、びっくりでした。
場所柄、良い職人さんを揃えてますね。頑張ってほしいものです。
長年赤坂に住んでますが、私は田町通りをこのようなモダンなお名前で呼んだことはありません。
いったい、どこのどなたがこのようなお名前をつけたやら、ご存知の方はご教示頂けるば有難く存じます…と、SNSに投稿したところ、あっという間に情報が集まりました。
その方のお名前をここで公開するのは控えるとして、どうやら花街だった田町通りのイメージを一新するためにつけたようですね。
そういえば、私が子供の自分は、今の溜池山王のあたりの田町通りは、ミカドという当時世界最大のキャバレーがあり、何となく猥雑な感じがしたことを覚えてます。
ミカドのあたりには、確か金泉湯と言ったかな…銭湯があって、たまに行くと必ずと言って良いほどモンモンをされた方がいたものです。
父に「あれはなに?」と聞いたところ、「あれはね、マスオくん。にんげんのクズだよ」という、大変わかりやすい答えをしてくれたので、子供心にそうかと思ったものです。
現在のタトゥーと違い、龍とか般若といった古典的な刺青でしたから、 今では古典的な価値があるかもしれませんが。
そんな田町通りをオシャレなイメージに変えたいということで、エスプラナード…貴婦人のといった意味の横文字を採用したようですね。
でも、赤坂の歴史に何の縁も所縁もない、唐突な横文字を持ってくるのはいかがなものでしょう。
もう名前がつけられたのは、20年ほど前だそうですが、未だに定着したとは言い難いようです。
そういえば、その頃…私が13年半住んでいた横浜から出戻ってきた時、何となくこの名を目にしてびっくりしたものです。
▼ちなみに、こちらは15年ほど前に「るるぶ港区」に掲載された拙画の絵地図。
絵の下の方には「田町通り」と明記してますが、JTBの担当さんからは、後ほどクレームが来たと連絡があったのをおぼえています。
赤坂の大抵の住民は、こんな名前で呼びませんから、たぶん名付け親の方々周辺なんでしょうね。しかも、この名の原案は、赤坂とはさらに縁も所縁もない多摩大学の先生だとかで(笑)。