小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

焼き牛丼「東京チカラめし」を食す

2012-02-01 08:01:16 | Weblog
おっと、写真は牛丼じゃありません、念のため。


牛丼戦争”に居酒屋参入! 東京チカラめし、「焼き」で勝負

上は昨日、Yahoo!ニュースにUPされていた記事ですが、
たまたま、青山の都営アパート下にある飲食店長屋に焼き牛丼「東京チカラめし」ができたので、
昼間食べに行ってきました。

オレンジを基調に「焼き牛丼」を強調した、場末っぽい下品なデザイン。
あまりお味は期待できそうもない感じですが、オープン価格が280円というお値段なので、
ひとつ話のタネに出たついでに立ち寄ってみました。

時間は11:30くらいだというのに、ほぼ満席。
満員のせいか、吉野家やすき屋、松屋といった牛丼御三家に比べて出てくるのが、
かなり遅い・・・と、ややイライラしながら待つこと5分あまり。
(実は焼く分、時間がかかるみたいです)。

出てきた焼き牛丼を食べてびっくり。

「う・・うまい」

牛丼といっても、煮込んだ牛肉をご飯にのせた通常の牛丼と違い、
タレにつけ込んだ牛肉を焼いてご飯にのせた、文字通りの焼き牛丼で、
感じとすると焼き肉をそのままご飯の上にのせた感じです。

濃厚でガッツリ系焼き肉牛丼の感じで、お世辞にも上品な味とは言えませんが、
20代~40代くらいで、肉が大好きという男性にはたまらない味付けです。

その肉の分量といい、味付けといい、280円という値段といい、
ここまでやるかという感じかな。
ともかくも、すごいです企業努力です。


しかしながら、満足して感心したあとに、こんなことやってホントに良いのかなって思いました。

Yahoo!の記事にも書いてありましたが、正直言って280円では利益は出ないでしょう。
その後の価格、320円だって、どうだかわかりません。

まあチラシを見てもわかるように、トッピングや500円~600円台の定食で利益を出すんでしょうね。
(280円の牛丼じゃあ、100杯売っても3万円に届きませんからね~)。

ともあれ、こういう消耗戦をしていると、世の中全体のことを考えるとあんまり良くはありませんな。

毎日牛丼を食べてるユーザーと、赤坂あたりでランチを食べ歩きをするユーザーは違いますが、
個人でやってる飲食店は絶対同じことはできませんしねえ。

赤坂のように個人事業主の飲食店が多い町に、
あまりこういうチェーン店が増えてしまうのも善し悪しなんですが。


写真は現在、池上線の石川台にあるフルフルのメニューリスト。
古川シェフも、かつて今の焼き牛丼の近くで店舗を持っていたのですが、
だいぶ前に青山を去ってしまいました。

牛丼もいいけど、ああいう料理人に帰ってきてほしいと思うこのごろです。
コメント (4)
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