小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

プールでセクハラを注意したら・・・

2011-07-08 05:43:35 | Weblog
一昨日、ジムのプールでウオーキングをしていたら、
ジャグジーでイラン人のロックハート(仮名)が悪ふざけをしてるのが見えました。

ロックハートの悪ふざけはいつものことですが、
今回は何とプールの常連女性、
フジコさん(仮名)に、抱きかかってサバ折りをしてるではありませんか。
ジャグジーからはバチャバチャと水しぶきが激しく上っている様子。


仲間内ではしゃいでいると言えばそれまでですが、周りから見るかぎり
これは完全にセクハラ以上の行為です。

一瞬のことでしたが、その様子をウオーキング仲間とあぜんとして見てるうちに、
二人とも早々ジャグジーから出ていってしったので、その場で何も言うことができずじまい。

しかし、これは看過することができない、本人の為にも言っておいた方が良いと思い、
昨日、たまたまロックハートがプールに来た時に注意しました。


「へい、ロックハート。アナタが昨日フジコさんにしたこと・・・問題だよ」

「ああ、アレ。ダイジョーブ、問題ない。
 ジャグジーにいたフジコさんと、ワタシと、もうひとりいた井沢さん(仮名)とのアイダの話。
 フジコさん、今日ワタシに挨拶してくれた。問題ナイね」

「そりゃ、フジコさんはいい人だから許してくれたかもしれないけど、普通だったら許さないよ。
 あれは周りから見たら、どうみても問題。
 日本であれは止めた方がいいぞ(イランなら、もっと問題なはず)」

「でも、ダイジョーブ。フジコさん、許してくれたね」

うぬぬ。
この辺りで自分の非を容易に認めない、インドから中東にかけての二枚腰の論法にイライラし、
だんだん自分の声が大きくなっていくのを感じました。


「きみがいくら大丈夫と言っても、あれは周りから見たら問題行為だ。
 今後、絶対に止めたまえ!」

「ああ、アナタ・・・もしかすると、フジコさんに気がアルネ?」

・・・ぷちん。

ぬぬぬ、人が親切で注意してやってるのに、このヤロー!
真面目に話を聞かないばかりか、まるで中学生が人を茶化すような言い方しやがって。

「ふざけるな!
 人が真面目に注意してるのに、きみのその態度は何だ。
 問題行動だから、親切に言ってるんだろう。
 今後、二度とあのようなことは慎んで、フジコさんに謝りたまえ!」

「アナタ、声が大きくて私を攻撃する。
 声が大きくて早口だから、ワタシ、アナタが何を言ってるかわからない。
 そんなに人のこと、攻撃するのやめてほしいね」


自慢ではありませんが、国技館でも館内にあまねく応援が響きわたるくらい、私の声は通ります。
プールでは何事かと、みな私たちに注目し、監視員もこりゃ大変と近づいてきました。

それにしても、注意したことに矛先を変えて問題をすり替える手口は、さすがペルシャ商人。

たしかに言い方がキツかったことも確かなのですが、
感情的になって(なってましたが)、言うことを聞いてくれなかったら、
ただケンカを売ってるのと同じですから(ケンカ売ってましたが)、
ようやくこの辺りで冷静になって言い方を変えました。

「ロックハート、きみは日本に来て一所懸命がんばってるから、親切で言ってるんだ。
 日本人は、あれを見たら誰でも問題だと思う(外国人が見ても問題ですが)はず。
 だから、今後はああいうことは止めて、できればフジコさんに謝った方がいいよ」

「わかった、わかった、私が悪かったね。
 でも、アナタも声が大きい。
 声が大きくて人のこと攻撃するのは止めた方がいいね」


・・・ピクン。

この後に及んで、逆に人のことを注意しやがって、このヤローと思いましたが、
まわりも注目してるし、これ以上押し問答しても(してますが)仕方ないので、
「わかった、わかった、私も気をつける」と、ようやく矛をおさめることに。

その後、ロックハートは友人のイラン人と何か談笑しながらウオーキングをしていて、
「コイツ、まったく反省してないな」と思いましたが、
まあ、あれだけ言っておけば、少なくともジムでああいう行為は二度としないでしょう。

また、なかなか謝らない外国人に「私が悪かった」と言わせたのだから、
その点だけは、言っただけの効果はあったかなと思いました。

私がロックハートにキレたのは、これで二回目。
最近まで自称ウツだったのですが、もう完全に回復したようです。


それにしても、外国人はなかなか折れません。
謝ると非を認めることになるので、容易に謝罪しないわけですね。

日常生活で日本人が、それを真似してはいけませんが、
こと外国との交渉などでは、この二枚腰は参考にして良いかもしれません。
(まあ、今回の話はだいぶレベルが違いますけど)。


写真は赤坂のトルコ料理・アセナの人気メニュー、ナスのひき肉詰め。
今晩はこちらで会食。
楽しみです♪
コメント (6)
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