浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

rosso, bianco, e spumante

2009-03-05 01:44:18 | 食べ物
大体、家で夜を過ごすときは、、、

って書き出しも妙だな。

普通の人は基本的に家で夜を過ごしてたまにどこか別なところで夜を過ごすんだろうけど、仕事柄、出張が多いのでね。

来週は月・火が札幌、木金と東北に出張予定。

そういう生活してると、「えーっと今週は月曜は札幌のホテルに泊まって火曜は家に泊まって…」なんて思っちゃうもんです。

というわけで大体、家に泊まるときは酒を飲んでいます。

だいたいビール。それで飲み足りなければ少し強いお酒、たとえばウィスキーだったり、焼酎だったり。

休日に「もう走ったし、買い物も行ったし、クリーニングも取ってきたし洗濯もし終えたので今日はもう店じまい!」なんて思う夕方からは最近、ワインを飲んでます。

音楽聴いたり図書館で借りてきた本を読みながらワインを飲んでる、ってのはけっこういい時間。

ワインは良く飲むけどこだわりはまったく無い。

なんとなくそれなりのワインが飲めればそれだけで問題ないんだけど、出来ればいろんな種類のを飲んでみたい。

「あ、これはなんとなく甘いな」とか「うん、こういう軽さは嫌いじゃないね」とか一人でやってる。

でも、そのためだけにいちいちワインを買いに行くのも面倒だし、更には買ったワインを持ってくるのも面倒なので最近はネットでがばっとワインセットをまとめ買いしてます。

ワインセットだと自分で選ぶ手間もなくヴァリエーションが豊かに飲めるから。

ということで注文してたワインセットが届きました。


赤3本、白2本、泡1本のワインセットにちょっと前飲んで美味しかった赤を3本追加して計9本。

好みとしてはしっかりとした赤が好きなんだけど甘くて飲みやすい白も好き。

昔、まだ札幌にいたときに東京で仕事があって出張して、六本木に泊まることがあった。

そのとき仕事終わって明けて日曜だったので、同じく六本木に泊まっていた会社の同僚たち5、6人で連れ立って六本木ヒルズを観光した。当時は出来たばかりだったんじゃないかな。

適当に回って「さぁ昼ごはんでも」と思ったんだけどなぜか六本木ヒルズの高級な一角に迷い込んじゃってカレーが2000円、とかの店ばっかりだったんだよね。

それで仕方ないから、テラスがあって「そこでも飲めますよ」って感じのワインショップに入って、ワインを一本とチーズとパン、って感じで昼間からワインを飲んでた。

気の合う仲間ではあるんだけど、日頃は全員地方にばらばらにいるから顔をあわせて話せるだけで楽しかったし、晴れた昼間に六本木でワインを飲んでいる、というシチュエーションがこれまた良くて。

たぶんコートを着ていた陽気だったけど外で飲めたんだから終わりかけの秋か始まりかけの春だったんじゃないかな。少し風は冷たいけどいい天気だった記憶がある。

そのとき飲んだ白ワイン(たぶんドイツワイン)がこれまた掛け値なしに留保なしに美味しかった。

いつかまたそのワインに出会えないかと思ってます。

ワインってのはなんとなく飲んだ時の思い出とかが残る飲みものだよね。