大晦日です。
しかしまぁ今年は色々ありましたなぁ。ほんとにどう振り返っても「色々あった」としか思えない。今年についての正直な感想は「色々あった…、ほんとーに色々あった…、うん、色々あったなぁ」というところです。
つーことで個人的 The book of the year2011ということで今年僕が読んだ本のベスト1。本に順位をつけることなんて何の意味もないじゃないかと思うところもあるけど、まぁ何となくね。
ちなみに過去5回はこちら。(書名はその年の1位)
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The book of the year2010
「hon-nin列伝 セキララなオンナたち」
The book of the year2009
「1Q84」
The book of the year2008
「イノセント・ゲリラの祝祭」
The book of the year2007
「ローマ人の物語」
The book of the year2006
「終末のフール」
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さーて今年はどんな本を読んだんだっけな。
まずはエントリー作品から。
まぁ仕事がら読んだんだけど、すごい本だったね。この本に描かれている先生たちの激務、悲惨な状況はほんとどうにかしなきゃいけないんじゃないかと思う。
釜石に思い入れがあるのでついつい涙。
ちょっと事情があって副業で個人事業始めたので基礎知識の為に読んだ。
まーこの人は大当たりしてますね。企画って難しく考えずとも仕事の仕方論として面白かった。
「チーム・バチスタ」の人の一連のシリーズの最新作。もうなんか初見の人はとっつきづらくなっちゃってるけど僕は結構すき。速水先生出てくるしね。
村上春樹の新刊で今年読んだのはこれだけだと思う。このシリーズ読んでるとしっかり脳みその筋肉がほぐれてく感じがあっていいよ。
ジョジョの奇妙な冒険の新シリーズ。僕がこの話すると同年代の人からは大体「まだやってるの?」と驚かれる。ええ、やってますよ。なんとまぁ単行本通巻105巻目。舞台は第四部の杜王町に戻り、これまたほんとワクワクするんですよ。たぶんどうあれ僕はこの漫画が続いている限り読み続けるんだろうなぁ。
まぁこれも仕事がらみといえば仕事がらみ。この人の教育論には僕は概ね賛成する。基本思想は「教育には急激な変化はそぐわない。誰も責任が取れないから。惰性的に修正していくことしか出来ない」。確かにその通りではある。だから某西のほうの市長の政策は危険といえば危険。どうなるんだろうねぇ。急激な変化には当然抜け漏れが付き物になる。となるとそこが僕みたいなビジネスとして教育に携わっている人にとってはチャンスが生まれることになる。だからと言ってねぇ。
さて、今年のThe book of the yearは。。。
・
・
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「ロンドン・デイズ」
第三舞台主宰の鴻上尚史が演出法・演劇の指導法を学ぶため、イギリスに留学した1997年をつづったエッセイ。これは僕は2つの視点で面白かった。
一つ目は、英語を母語としない人がいかに英語を学び、海外文化になじんでいくか、というサバイバル方法として。もちろん鴻上尚史のことだから真っ当に英語を学びなじむなんて愚直なことはしない。いかに抜け目無くなじんでいくか、という方法が一つのサバイバル方法として面白い。
これから分かることは本当に英国においては「意見を言う」ということが大事なんだなぁと言うこと。意見を言うために人は存在しており、逆に言うと意見の無いものは存在しないとみなされる、ということがよく分かる。
鴻上尚史が一つの単語が分からない故に何も出来なくなりあせる、というシーンがたびたび出てくるけどこのあせりはよく分かるよなぁ。
二つ目は、その演劇学校における指導方法。演劇と言うのは肉体表現であるわけでその肉体表現をいかに再現性のあるものにするか、そのための指導方法、つまりメソッドが確立されていることがよく分かった。日本ではこういう指導方法が確立されているかどうかは分からない。(たぶんまぁあるんだろうな) もしこのメソッドが俳優志望の人向けでは無く普通の人、あるいは普通の子供たちにも教えられるようになればもっと我々は表現力豊かになるような気がする。
なんだかこう振り返ってみると今年はフィクション作品をあまり読まなかった年のような気がする。あれだけ大きな衝撃的事件の後では普通のフィクションに気持ちが向かなかった、、という考えは考えすぎかも知れない。でも影響が無いわけでもないような気がする。
と、言うわけで今年も色々あった。色々な本を読み、色々なところにいき、色々な人にあった。うれしい出会いも悲しい別れもあった。(なんだか陳腐な決まり文句だけど)
プラスがあればマイナスがある。
「からくりサーカス」という作品に「人生と言うゲームの場では誰しも何かしらのコインを賭けなくてはいけない」という台詞がある。
それにしても今年我々が支払ったコインは多すぎやしなかっただろうか、とも思う。
誰に言うでもなくふと思うしか僕には出来ないけど。
数年前から僕のブログは大晦日最後の言葉は同じ言葉で締めくくっているけど、今年ほど心からすべての人にこの言葉通りあって欲しい、と思う年は無い。
とにかく皆さん、今年もお疲れ様でした、色々とありがとうございました。
来年も理力があなたと共にあるように。
(May the force be with you.)
しかしまぁ今年は色々ありましたなぁ。ほんとにどう振り返っても「色々あった」としか思えない。今年についての正直な感想は「色々あった…、ほんとーに色々あった…、うん、色々あったなぁ」というところです。
つーことで個人的 The book of the year2011ということで今年僕が読んだ本のベスト1。本に順位をつけることなんて何の意味もないじゃないかと思うところもあるけど、まぁ何となくね。
ちなみに過去5回はこちら。(書名はその年の1位)
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The book of the year2010
「hon-nin列伝 セキララなオンナたち」
The book of the year2009
「1Q84」
The book of the year2008
「イノセント・ゲリラの祝祭」
The book of the year2007
「ローマ人の物語」
The book of the year2006
「終末のフール」
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さーて今年はどんな本を読んだんだっけな。
まずはエントリー作品から。
まぁ仕事がら読んだんだけど、すごい本だったね。この本に描かれている先生たちの激務、悲惨な状況はほんとどうにかしなきゃいけないんじゃないかと思う。
釜石に思い入れがあるのでついつい涙。
ちょっと事情があって副業で個人事業始めたので基礎知識の為に読んだ。
まーこの人は大当たりしてますね。企画って難しく考えずとも仕事の仕方論として面白かった。
「チーム・バチスタ」の人の一連のシリーズの最新作。もうなんか初見の人はとっつきづらくなっちゃってるけど僕は結構すき。速水先生出てくるしね。
村上春樹の新刊で今年読んだのはこれだけだと思う。このシリーズ読んでるとしっかり脳みその筋肉がほぐれてく感じがあっていいよ。
ジョジョの奇妙な冒険の新シリーズ。僕がこの話すると同年代の人からは大体「まだやってるの?」と驚かれる。ええ、やってますよ。なんとまぁ単行本通巻105巻目。舞台は第四部の杜王町に戻り、これまたほんとワクワクするんですよ。たぶんどうあれ僕はこの漫画が続いている限り読み続けるんだろうなぁ。
まぁこれも仕事がらみといえば仕事がらみ。この人の教育論には僕は概ね賛成する。基本思想は「教育には急激な変化はそぐわない。誰も責任が取れないから。惰性的に修正していくことしか出来ない」。確かにその通りではある。だから某西のほうの市長の政策は危険といえば危険。どうなるんだろうねぇ。急激な変化には当然抜け漏れが付き物になる。となるとそこが僕みたいなビジネスとして教育に携わっている人にとってはチャンスが生まれることになる。だからと言ってねぇ。
さて、今年のThe book of the yearは。。。
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「ロンドン・デイズ」
第三舞台主宰の鴻上尚史が演出法・演劇の指導法を学ぶため、イギリスに留学した1997年をつづったエッセイ。これは僕は2つの視点で面白かった。
一つ目は、英語を母語としない人がいかに英語を学び、海外文化になじんでいくか、というサバイバル方法として。もちろん鴻上尚史のことだから真っ当に英語を学びなじむなんて愚直なことはしない。いかに抜け目無くなじんでいくか、という方法が一つのサバイバル方法として面白い。
これから分かることは本当に英国においては「意見を言う」ということが大事なんだなぁと言うこと。意見を言うために人は存在しており、逆に言うと意見の無いものは存在しないとみなされる、ということがよく分かる。
鴻上尚史が一つの単語が分からない故に何も出来なくなりあせる、というシーンがたびたび出てくるけどこのあせりはよく分かるよなぁ。
二つ目は、その演劇学校における指導方法。演劇と言うのは肉体表現であるわけでその肉体表現をいかに再現性のあるものにするか、そのための指導方法、つまりメソッドが確立されていることがよく分かった。日本ではこういう指導方法が確立されているかどうかは分からない。(たぶんまぁあるんだろうな) もしこのメソッドが俳優志望の人向けでは無く普通の人、あるいは普通の子供たちにも教えられるようになればもっと我々は表現力豊かになるような気がする。
なんだかこう振り返ってみると今年はフィクション作品をあまり読まなかった年のような気がする。あれだけ大きな衝撃的事件の後では普通のフィクションに気持ちが向かなかった、、という考えは考えすぎかも知れない。でも影響が無いわけでもないような気がする。
と、言うわけで今年も色々あった。色々な本を読み、色々なところにいき、色々な人にあった。うれしい出会いも悲しい別れもあった。(なんだか陳腐な決まり文句だけど)
プラスがあればマイナスがある。
「からくりサーカス」という作品に「人生と言うゲームの場では誰しも何かしらのコインを賭けなくてはいけない」という台詞がある。
それにしても今年我々が支払ったコインは多すぎやしなかっただろうか、とも思う。
誰に言うでもなくふと思うしか僕には出来ないけど。
数年前から僕のブログは大晦日最後の言葉は同じ言葉で締めくくっているけど、今年ほど心からすべての人にこの言葉通りあって欲しい、と思う年は無い。
とにかく皆さん、今年もお疲れ様でした、色々とありがとうございました。
来年も理力があなたと共にあるように。
(May the force be with you.)