さて、2012年も終わります。つーことで個人的 The book of the year2012ということで今年僕が読んだ本のベスト1を。本に順位をつけることなんて何の意味もないじゃないかと思うところもあるけど、まぁ何となくね。
まずはランクイン作品から。あ、あくまで「僕が今年読んだ本」なので今年出た本とは限りません。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
すごい本でしたねー。とにかく作者のメラメラとした執念がそのまま形になったような本だった。
ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50
1、善人は食べ物を旨そうに食べる。
2、悪人は食べ物を粗末にする。
3、正体不明者は食べ物を食べない。
という「FOOD三原則」を基にマンガや映画でよくあるFOODシーン、例えばバナナの皮で滑って転ぶ、美少女が遅刻しそうになり食パンくわえたまま走る、なんてのを解説した本。これ読むと映画観てても「あ、このFOODシーンはいいね」とか「このFOODの使い方ではキャラクターが描けてないよ」とか思ってしまう。
舟を編む
辞書を作る真面目な男のまっすぐな恋愛の話。悪くなかったですよ。
ジョジョメノン
今年はジョジョ連載25周年の年だった。イベントもいろいろあった。返す返すもジョジョ展に行けなかったことが残念で仕方がない。色々でたジョジョ特集の本の中でもこれは白眉でした。冒頭のイーストウッドと荒木飛呂彦の対談だけでも買った甲斐はあったね。よかったよかった。楽しみにしすぎて注文したの忘れててもう一回注文しちゃって2冊買っちゃったもの。(1冊はドッピオさんに引き取っていただいた。サンキュー)
原発アウトロー青春白書
東日本大震災は去年の話だけど、その爪痕はいまだに残っている。原発の処理は「誰か」がやっているわけでその「誰か」に焦点をあてたノンフィクション。
映画は父を殺すためにある
ハリウッド映画について「通過儀礼」の視点から語った本。通過儀礼というのは、文化人類学的に子供を大人にする儀式のこと。例えばバンジージャンプももとは死ぬほどの恐怖を乗り越えた人だけが部族の一員と認められる。父を乗り越える話と言えばすぐ思いか浮かぶのがスターウォーズ。あくまで一つの視点ではあるけどこれ読むと映画の見方が少し変わって面白いよ。
桐島、部活やめるってよ
話自体は正直そうでもない。でも、これをあれだけの素晴らしい映画にしたという点でランクイン。
さて、今年のベストは。。。
99%対1% アメリカ格差ウォーズ
いろいろ悩んだけど今年はこれ。
今年はアメリカ大統領選の年でもありました。99対1というのは「アメリカの総資産の4割を持っている1%の超大金持ちと残り6割を分けあっている99%の庶民」のこと。金持ち1割が応援していたロムニーさんが大統領選で負けた。これ読んでるとアメリカの奇妙さがよく分かる。日本人からしてみると国民皆保険制度に反対する人がいるってのが本当に分からないよ。
今年は日本も首相が変わった(毎年じゃねーか、とも思うけど)し、大統領選挙といい世界のリーダーの顔ぶれがいろいろ変った。それにより来年がいい年になればいいと思うけどあまり期待は出来ないんだろなと思ってます。結局、「でもやるんだよ!俺が!俺たちが!」なんだろうね。
とにかく皆さん、今年もお疲れ様でした、色々とありがとうございました。
来年も理力があなたと共にあるように。
(May the force be with you.)
まずはランクイン作品から。あ、あくまで「僕が今年読んだ本」なので今年出た本とは限りません。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
すごい本でしたねー。とにかく作者のメラメラとした執念がそのまま形になったような本だった。
ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50
1、善人は食べ物を旨そうに食べる。
2、悪人は食べ物を粗末にする。
3、正体不明者は食べ物を食べない。
という「FOOD三原則」を基にマンガや映画でよくあるFOODシーン、例えばバナナの皮で滑って転ぶ、美少女が遅刻しそうになり食パンくわえたまま走る、なんてのを解説した本。これ読むと映画観てても「あ、このFOODシーンはいいね」とか「このFOODの使い方ではキャラクターが描けてないよ」とか思ってしまう。
舟を編む
辞書を作る真面目な男のまっすぐな恋愛の話。悪くなかったですよ。
ジョジョメノン
今年はジョジョ連載25周年の年だった。イベントもいろいろあった。返す返すもジョジョ展に行けなかったことが残念で仕方がない。色々でたジョジョ特集の本の中でもこれは白眉でした。冒頭のイーストウッドと荒木飛呂彦の対談だけでも買った甲斐はあったね。よかったよかった。楽しみにしすぎて注文したの忘れててもう一回注文しちゃって2冊買っちゃったもの。(1冊はドッピオさんに引き取っていただいた。サンキュー)
原発アウトロー青春白書
東日本大震災は去年の話だけど、その爪痕はいまだに残っている。原発の処理は「誰か」がやっているわけでその「誰か」に焦点をあてたノンフィクション。
映画は父を殺すためにある
ハリウッド映画について「通過儀礼」の視点から語った本。通過儀礼というのは、文化人類学的に子供を大人にする儀式のこと。例えばバンジージャンプももとは死ぬほどの恐怖を乗り越えた人だけが部族の一員と認められる。父を乗り越える話と言えばすぐ思いか浮かぶのがスターウォーズ。あくまで一つの視点ではあるけどこれ読むと映画の見方が少し変わって面白いよ。
桐島、部活やめるってよ
話自体は正直そうでもない。でも、これをあれだけの素晴らしい映画にしたという点でランクイン。
さて、今年のベストは。。。
99%対1% アメリカ格差ウォーズ
いろいろ悩んだけど今年はこれ。
今年はアメリカ大統領選の年でもありました。99対1というのは「アメリカの総資産の4割を持っている1%の超大金持ちと残り6割を分けあっている99%の庶民」のこと。金持ち1割が応援していたロムニーさんが大統領選で負けた。これ読んでるとアメリカの奇妙さがよく分かる。日本人からしてみると国民皆保険制度に反対する人がいるってのが本当に分からないよ。
今年は日本も首相が変わった(毎年じゃねーか、とも思うけど)し、大統領選挙といい世界のリーダーの顔ぶれがいろいろ変った。それにより来年がいい年になればいいと思うけどあまり期待は出来ないんだろなと思ってます。結局、「でもやるんだよ!俺が!俺たちが!」なんだろうね。
とにかく皆さん、今年もお疲れ様でした、色々とありがとうございました。
来年も理力があなたと共にあるように。
(May the force be with you.)