浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

キャベ活

2019-03-28 11:25:12 | 食べ物
十数年前に潰瘍を患ってから、胃腸については結構慎重になってます。

あ、なんかラップみたいだ。

患う潰瘍!胃腸に慎重!Yo!

キャベツの成分は胃腸に良い、と聞いてから極力食べるようにしていますが、今はとにかくザワークラウトを食べてます。

ザワークラウト、つまりはドイツ風のキャベツの漬物ですね。「キャベツの酢漬け」と言われることもあるけど酢は入っておらず、乳酸菌による発酵作用で酸っぱくなっている。

ビール好きなこともあって発酵については最近、興味がある。微生物が食物に影響を与えることのうち、人間にとって有益でないことを「腐敗」と呼び、有益なことを「発酵」と呼ぶそうです。つまり、腐敗と発酵は人間次第、と。でこの「有益」にしたって「人による」ってことだよね。納豆だって「匂いが臭くなってこれ有益じゃない!」という人もいれば「美味しそうな匂いだから有益」という人だっているわけで。

話戻してザワークラウト。

きっかけは先日、とあるイベントで自家製ザワークラウトを頂いたこと。銚子にあるキャベツ生産者さんが、大きくなりすぎて出荷できなくなったものをザワークラウトにしたのを頂いた。話を聞くと、ザワークラウトって切ったキャベツと塩だけでできるとのこと。へー、そんなに簡単なのね。なので、このザワークラウトも切ったキャベツと塩をジップロックに入れただけのもの。

頂いた当初はまだ発酵して無くて単なるキャベツの浅漬けって感じだったけど2週間ほど常温で放置しておいたら少しぷくぷく泡が出てきて酸っぱい匂いになってきた。

よーく見るとちょっと「澱」のようなものが出ている。

食べたらなるほど、こりゃあザワークラウトって感じ。

いやぁ、これは良いじゃないですか!一人暮らしだとどうしても野菜不足になりがちだけどキャベツ一玉とか買っても持て余すし。。こうしておけばかなり日持ちがする。

調べて見ると、残ったザワークラウトの切れっ端と汁を再活用してまたキャベツと汁を入れれば更にザワークラウトができる、とのこと。

つーことでその袋にまたキャベツを放り込みザワークラウトを作ってます。

更に現在はいっつも普通のキャベツではつまらないのでレッドキャベツでも作ってみてる。

(レッドキャベツ半玉がスーパーで半額だったのよ、税別92円、そりゃ買うでしょう)

これはこれで鮮やかで食卓が華やかになりますな。

ホント、いいですザワークラウト。キャベツ一個でもぺろりと食べてしまう。お試しあれ~。

レシピはこういうとこ参考にしてます。→ザワークラウトの作りかたを「天然発酵のえらい人」サンダー・キャッツさんが教えてくれた【キャベツと塩だけ】

僕は違うと思う。

2019-03-15 12:08:25 | ニュースから
某芸能人が薬物使用した疑惑で逮捕された、というニュースがある。それについて僕がどうこういうつもりはなくて、そりゃ法律を犯したのだから然るべき処分を与えられるのは当然ことだろうと思います。

それはそれとして、僕はその芸能人が出演していた映画や番組、ゲームソフトなんかが出荷停止になることについて、まったく理解が出来ないのでそれについて書いておきたいと思います。

ちょっとわかりやすくするために、その某芸能人をPとします。その人がつい先日発売されたゲームソフトに準主役級で出演していた、と。ゲームソフトもこれまた昔と違い、その人の顔を取り込んだりして声もあててるしまさしく「本人出演」のようになっている。そのゲームソフトが発売を一時停止している、とのこと。僕ははっきり申し上げるけど、この「一時停止」になんの意味があるのか全く理解が出来ない。それで先日、「いや、一時停止は当然だ」という友人と議論になったのだけど。

その友人の主張は「Pが薬物をやっていた、ということであればPのお金が非合法な取引を通じて反社会勢力に流れている、ということになる。つまり、一般消費者がゲームを通じて反社会勢力に資金を提供していることになるので、そのお金の流れを止めることは当然」ということらしい。

つまり、彼のいうことを図解するとこうなる。

     【消費者】
 ゲームソフト↑↓代金
    【ゲーム会社】
    出演↑↓※出演料
      【P】
    薬物↑↓代金
    【反社会勢力】

消費者はゲームソフトの代金をゲーム会社に支払う。ゲーム会社はPに対して出演料を支払う。Pはその手にした出演料で薬物を購入し、結果としてその薬物の代金が反社会勢力に流れる、ということ。

もしこういう流れであれば、※で示した「ゲーム会社からPに対する出演料の支払い」を止めればいいだけなんじゃないだろうか?違いますか?

更に、もっとビジネス的に言えば、ゲーム会社とPの間は直接取引ではないはずだ。間にPが所属する芸能事務所があるはず。ということは正確に示すと下記の通りになる。芸能事務所からPへの支払いが「給与」という形になるかは不明だけどまぁ便宜上、そうしておく。

     【消費者】
 ゲームソフト↑↓代金
    【ゲーム会社】
    契約↑↓出演料
     【芸能事務所】
    所属↑↓※給与
      【P】
    薬物↑↓代金
    【反社会勢力】

となればこれも※で示した、芸能事務所からPへの給与支払いを止めればいいだけじゃないだろうか。

更に、もう少し、時系列で考えてみたいんだけど、一般的にゲームソフトに対する出演料の支払いというものがどういものかわからないのんだけど、おそらく「出演料」という形で一回払いか、「歩合」のような形で、ゲームソフトが売れたらその売上に応じて◯%、とかの形の2種類だろう。

仮に、出演料一回払い、だとする。そして、出演した段階では薬物をやってなかった、と仮定する。それならば、消費者がゲームソフトを買ったお金は反社会勢力に流れてない、ということになる。もし「歩合」だったとしたら、それは先に申し上げた通り、芸能事務所からの給与、あるいはゲーム会社からの出演料を止めればいい、ということだろう。

繰り返しになるけど、法律を犯したことについては弁護の余地は無い。(今はあくまで容疑者の段階なので確実なことは言えないけど)

僕が腑に落ちないのは「たった一人の出演者が法律を犯したからといって、その出演物をすべて出荷停止にする必要があるのか?」ということです。

もしこれ(出演者の一人でも法律を犯したら出荷停止、公開停止)が一般的になったとしたら、それはリスクが大きすぎると思う。制作側は例えば数百人が出演する大作なんてなかなか作れなくなる。そういうリスクを回避するために損害保険なんかに入らなくてはいけなくなるだろう。そういうリスクマネジメント費用はめぐりめぐって制作費を圧迫し、さらにそれは我々が支払う、例えばゲームソフトの代金値上げや映画料金の値上げにつながるだろう。

そういう流れは、僕は違うと思う。