浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

ドラムが女子

2013-11-28 17:26:19 | 
たまにラジオを聴いている。

で、こういうののいいところは「偶然、面白いものに出会うことがある」っていうことだと思います。特にラジオだと音楽ね。

聴くとはなしに聴いていると「あ、いいじゃん」という曲に出会うことがたまにある。

テレビももちろんそういう場面はあるんだけど、どうしてもテレビって視覚を使うメディアだから使い勝手がよろしくないし、偶然面白いものに出会うことを期待して観るには効率がよくない。CMもたっぷり入るし別に見たくもないトークとかも入るし。

先日も流れていた曲が「あ、いいじゃん」と思って即、iTMSで購入した。

しかしさぁ、改めて言うけど、本当にiPhone便利ね(いまさら)

iPhoneでラジオ聞いて「いいな」と思った曲はその番組のTwitter見ると曲名がすぐわかる。そのままiTMSで購入。動かしているのは指先を数センチだけ。すごい時代だと思うよ、改めて。

で、購入したのは「ゲスの極み乙女。」というバンドの「キラーボール」



すごいバンド名だねしかし。

まずドラムが女性ってのがいい。だいたいドラムとかサックスとかを女性がやっているのは僕は好きなんだよなぁ。あとベースも良いね。なんつんすか、チョッパー奏法ってんですか。よう知らんけんども。

歌詞もいいじゃないですか、なんとなく毒があってさ。

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ああ、もう笑えるくらいに
嫌気がさして
朝5時
踊りつかれた僕は
あの子の家まで行ったんだ
そしたら君は涙を流して
僕に寄ってきた
僕は言ったんだ
「いつもこうやってるの?」
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最近、こういう情景描写の歌詞って減ったと思う。

「愛してる、さびしい、会いたい」とか気持ちを歌ってるだけの歌詞って多いでしょ。それはそれで別に否定はしませんが。そうじゃなくてただ情景を描写することで言葉にならないその時の気持ちを感じさせる歌詞ってのは好きだなぁ。

例えば、
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江ノ島が見えてきた 俺の家も近い
ゆきずりの女なんて 夢を見るよに忘れてしまう
さっきまで俺一人 あんた思い出してた時
シャイなハートにルージュの色が ただ浮かぶ
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岩場のデッキチェアーで 君のリボンに見とれてたら
僕の指を噛んだのは何故?
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こういうのいいねぇ。その一連の流れをこの曲には感じるの。

もうすぐアルバムが出るらしいからたのしみだ。

三回忌

2013-11-27 13:48:53 | 
立川談志が亡くなって丸2年ということで三回忌。先週、談志まつりが開催された。4日間に渡って落語あり、トークあり、秘蔵映像あり、というもの。

ちょっとした繋がりで光栄なことにお誘いいただきそのうちの1日だけ観ることが出来た。

秘蔵映像ですごかったのは「芝浜」の稽古。

(僕が以前「芝浜」について書いたのはこちら→「だんしがしんだ」)

亡くなるほぼ1年前に弟子の落語会にゲスト出演した際、楽屋に引き上げながら「講談のほうができるんじゃねぇかな、ちょっとやってみようか」と「二度目の清書」という講談を喋りはじめる。楽屋で着替えながらそれを10分くらい続けた後、「芝浜もちょっとやってみよう」と「芝浜」を始める。

これがすごいのよ。映像の後ろに掛け時計がかかっていて経過時間が分かる。着物を脱いで、着替えながら、立ったままずっと「芝浜」を喋っている。なんと40分もの間。

僕自身はもともと古今亭志ん朝という落語家が好きだったんだけど、この談志の映像を観ていたら泣けてきた。「ああ、自分は談志が好きだったんだなぁ」と今更ながら気づかされた。

この映像の最後、稽古を終えた談志がふっと振り返って「この映像、楽屋稽古とか言って高く売れるよ」とニヤッと笑うのがまた談志っぽくてすごい。

ステージ上でも何人かが、また、打ち上げにも参加させていただきそこで話した人たちが言っていたことで印象的だったのが「いまだに『いま談志が生きていたら何と言うだろう』と考える」ということ。

確かにそう思う。

「落語とは、人間の業の肯定」をはじめ、数々の名言を残した談志がいまの日本を見たらなんていうんだろう。たとえば2020年東京オリンピックについて、昨今の食品偽造問題について。なんて言うんだろうね。

それから談志の弟子、立川志らくの落語もすごかった。

ちょっと話が長くなりますが、立川談志の師匠は五代目柳家小さん。で、この人の落語で僕が一番好きなのは十八番「短命」。のそっとした小さんが面白くなさそうに仏頂面で喋る短命がなぜか爆笑なんだよね。

志らくが枕で「談志が死んだと言いますが私は認めてません。立川談志は私の中にいる。生前、師匠は『小さんは死んでねぇ、オレの中にいる』と言っていました。ということはつまり今の私の中には小さんと談志がいるわけで、、、うるさくてかなわない」と笑わせた後に「短命」をやった。

そこには連綿と続いてきた落語の歴史をただその瞬間に観たようだった。

当日、物販で立川談志の娘さん、松岡弓子と立川志らくの対談本が売っていたので即購入。

これは名著。

弟子立川志らくと娘松岡弓子が語るのは「落語家・立川談志」「師匠・立川談志」「父・立川談志」、そしてそこから浮かび上がるのは「人間・立川談志」

もちろん天才であるんだけど非常に面白くて優しい人なんだろうと思う。

(談志の優しさについてはこちらもどうぞ→「優しくなりたい」)

今の日本に必要なのはやっぱり立川談志、というか談志性、つまり「人の業を肯定する」ってことだと改めて思う。もっと自分の人の業について優しくならないといけないなぁ。

そうそう、手ぬぐいをいただいてしまった。

戒名「立川雲黒斎家元勝手居士」が染め上げてある。いやぁ、いいものもらっちゃったなぁ。家宝にしよう。

巧い!

2013-11-25 17:39:24 | 
コンビニコーヒーの話は前にした。→「よく考えた

でさぁ、セブンイレブンがMyBottleDrink「drop」っての始めたね。

まだ一都三県での先行販売だそうですが。

ハンドル付のボトルが1,980円で売ってて、ドリンクのポーションがいろいろあってそれぞれ90円。

巧い!

もうね、セブンイレブンのこの「商売の巧さ」にはびっくりしますね。いいか悪いかはまったく別として。

そのうち、このボトルの限定バージョンとかすごくかわいいのとか出すつもりだろうね。いまのボトル自体カワイイし。

ポーションもそのうちいろいろ出すと思うよ。人気ないのはどんどんやめて時期限定フレーバーとかさ。

もうね、巧い!

たぶんそのうち他のコンビニもマネするかもしれないけど、これは先行者メリットあると思う。

さすがにボトル買うほどではないので、ポーションだけ買ってみた。したらさ、これ、すごく開けづらいの。基本的にボトルにセットしてボトル操作で開けるようになってる。

これも巧い!

ボトルだけ買って、中身は他で入れる、っていうことだって出来るけど、セブンのポーションはこのボトルに入れたほうが便利、ということであれば、やっぱりセブンで買っちゃうよね~。

そのうち、「このボトル持って来れば、セブンイレブンのホットコーヒー(ほら、レジ脇で売ってるやつ)が○円引き」とかやるだろうねえ。

こういうビジネスは巧いね。

ちなみに、買ってみたポーションはそんなに美味しくはなかったです。でもいいの、やり方が巧い。

集中力と脳と姿勢と

2013-11-20 19:05:36 | 
池谷裕二という脳学者の人がいて、僕は好きで結構著書を読んでいる。

最初にこの人を知ったのはこの本。


それからこれらの本も面白かった。




この人の話を基に「やっぱりアウトプットが大事なんだ」という話もした。

で、この人のインタビューをネットで見つけた。

タイトルは「集中力UPのカギは、脳ではなく、筋力にあった!

もうこのタイトルの時点で「やっぱり!そうでしょ!」と思ったね。

詳細はインタビュー本文を読んでいただくとして、大事なことは。

集中力、というのは脳と関係がない、ということ。じゃあ何が関係しているのかというと「姿勢」、さらにそれを支える「筋力」。誤解が無いように言っておくとここで言う筋力って筋肉ムッキムキということではなくて、正しい姿勢を保てるだけの充分な筋力ということね。

もう本当に実感としても、今までの経験としてもこれはすごーくよく分かる。

脳は疲れない。(それはこの人の著書、『海馬 ~脳は疲れない』をお読みください) じゃあ何が疲れるかというと身体が疲れる。じーっと本を読んでいればそれを支える腕も疲れるし、じっと見ている目も疲れる。どこかが痛いという状態では集中することが出来ない。だから集中力が続かない、ということになる。

更に言うと人間は「姿勢」に支配されている。文中で「猫背で決断したことより、良い姿勢で決断したことのほうが後の結果に自信を持てる、というデータが出ている」とも書かれている。

これは僕の個人的意見だけど、人間は姿勢も含めた「型」に大きく左右されるんじゃないか、と思っている。無理くりにでも「笑顔」という型を作っているとなんとなく楽しくなってくる。人間、年を取ってくると全身の筋肉が硬くなってくるから表情もあまりなくなってくる。表情がないとなんとなくつまらなくなってくる。

(もし満員電車で全員、無理くりにでも笑顔になって、ちゃんとお互いの目を見て大きな声で挨拶しあったら、車内の雰囲気と言うのはずいぶんよくなるんじゃないかと思っているんだけど、どうだろう)

例えば神社とかに行って「やっぱりこういうところに来ると静謐な気持ちがするなぁ」と言うのも僕は逆だと思っている。神社から何かのパワーが出ているわけではなくて、お賽銭を投げて背筋を伸ばして合掌して目を閉じるという「型」をやっているから脳が「あ、ここはちゃんとした場所なんだ」と感じているんじゃないかと思う。「ここでは姿勢よくして目を閉じなきゃいけないな」と思わせるってことはパワーが出ている事なのかもしれないけど。

少しだけだけど教壇に立っていた経験からもわかる。やっぱり姿勢のいい子というのは成績がいい。成績のいい子というのはだいたい姿勢がいい。机にだらーっと座っていて実際テストさせると出来る、という子ははっきり言って見たことがない。
これはたぶん、頭がいいとか悪いとかそういうこととは関係がない。姿勢がいい、ということは集中力が続いているということで、集中力があるのであれば聞いた内容が頭に入る、ということだろう。

とにかくこの話は直感としても、経験としても、ロジックとしてもすごくよく分かる。

つーことで姿勢よくしようと思います。

だろう人生

2013-11-18 19:28:32 | 日記
ちょっと前まで何かっちゃあ焼肉を食べてた気がする。

人と集まって「何食べようか」となると焼肉。焼肉って数人でワイワイ食べるには最高じゃないですか。

他の料理だと一人でも結構食べられるんだけど、焼肉ってあんまり一人では食べないし。(それでもたまに食べるけどね)

でも最近は焼肉に行く頻度が減った気がする。

BBQはちょっと前にやったけど、お店に行って外食で焼肉って最後いつ?って感じ。ドッピオさんと横浜あたりで食べたのが最後かも知れない。

と、言っていたけど先週、日本橋で焼肉食べてきた。

いいお肉でねー。

分厚すぎてなんか遠近感がおかしくなるね。

すっごく美味しかったんだけどやっぱり牛肉ばっかり食べていたらなんか疲れちゃった。胃腸にもなんか負担があった感じがしたなー。

もう肉肉って言っている年齢でもないんだろうし。


そうそう、昨日、誕生日でした。Twenty-Eighteenになりました。←どうでもいいジョーク。

考えてみると、茨城で生まれ育って18で札幌に出て、大学出た後1年茨城で過ごした。僕の人生で地元茨城で過ごしたのは19年間ということになる。もうそれと同じだけ地元茨城以外で暮らしてきたということになる。

だからなんだっつーことだけど。


だいたいこの時期になると来年の手帳を手に入れる。ここ数年、相変わらずほぼ日手帳。以前は手帳本体とカバーを毎年買い替えていたけど、ここ2、3年は手帳本体だけ買ってカバーは使いまわしている。

カバーをどうしようかな、と以前のカバーを見ていたらほぼ日手帳は2005年版から使っている。つまり来年の物で9冊目。

ぱららっと2005年版を見返してみると今とはまったく違う仕事をしている。この頃はちょうど30歳。しっかしさー、この頃に今の状態なんてまったく想像も出来なかったよね。それはいい意味でも悪い意味でも。

これから先の10年もたぶん想像つかないようなもんだろうと思う。

最近、思うんだけど教習所で「だろう運転はよくない、かもしれない運転じゃなきゃいけない」って習ったじゃないですか。「どうせ歩行者は来ないだろう」ではなくて「もしかしたら先の交差点から子供が飛び出してくるかもしれない」と考えて運転しなきゃいけないよ、と。

だけどさ、人生を「かもしれない運転」で生きていくのは結構つらいよね。「来年リストラされるかもしれない」「もしかしたら仕事が大変なことになるかもしれない」「老後の貯金がこれじゃ足りないかもしれない」ってぜんぶ「かもしれない」で考えだしたらきりがない。そういう人生って結構つらいと思うんだよね。

だったら「まぁなんとかなるだろう」で生きて行ったほうがいいんじゃないかなーと思います。

手間さえ惜しまなければ

2013-11-11 22:19:38 | 食べ物
知り合いからミカンを一箱頂いた。東京の一軒家に住んでる方で、庭で取れたんだってさ。東京でもミカンって取れるんだねー。

頂けるのはありがたいけどそれ持って電車に乗らなきゃいけなくて結構大変でしたよ。

で、そんなに貰っても一人では食べきれないので会社で配って、それでも余った。

つーことでミカンジャムに挑戦。

たまーにしか作らないけどジャム作りは好きです。

なんでかと言うとジャム作りって「手間さえ惜しまなければ美味しく出来る」から。

そういう料理好きです。

僕は男性にしては料理が好きなほうだと思うけど、自分に料理のセンスがあるとは思わない。盛り付けのセンス皆無だしねー。

揚げ物とかって料理のセンスが必要な料理だと思うんだけど巧く行った試しがない。(だからやらない)

好きな料理は「手間さえ惜しまなければ、丁寧にやれば美味しくなる料理」です。

例えば豚の角煮とかカレーとかグラタンとか。いや、それらだって人に食べさすレベルのものを作るにはセンスと経験が必要だと思うよ。でも自分で作って自分で食べるにはセンスはいらないんじゃないかな。

で、そういう料理の一つがジャム。

ジャムは2点だけ守ればそれなりに美味しく出来る。

・ちゃんと下ごしらえする。
・鍋から目を離さない。

これだけ。

そりゃもちろん人に食べさすほど美味しいジャムはもう少しいろいろあるかもしれないし、センスも必要かもしれないけど、自分で適当に食べるにはこれで充分。

ミカンを水で洗い(市販のミカンなら農薬とかあるだろうけど今回のは無農薬だからそれだけ)、皮を剥いて刻んで煮込むだけ。果肉の薄皮をちゃんと剥けばマーマレードみたいに透き通るんだろうけど面倒だからしない。

で、一瓶分できた。

自家製でそんなに甘くないからパンに塗るとちょっと酸っぱいけどクラッカーに乗せて酒のツマミにちょうどいい。



手間さえ惜しまなければうまくいく、ビジネスもそうあって欲しいけどねー。

ハカ

2013-11-06 17:18:24 | スポーツ
この三連休は日本シリーズ、ナビスコカップと秋のスポーツが盛り上がってました。

楽天の優勝はうれしいねぇ。僕はなんでも「東京より地方、北と南なら北」を応援するようにしているのでもちろんイーグルスを応援してました。

元々の予想では、3勝2敗で地元仙台に帰り田中完投で優勝、と思っていたんだけどやっぱりそんなに甘くはないですね。

とにかくイーグルスが勝って良かった。やっぱりさぁ背負っているものが違いますよ。巨人ファンだってそりゃ多いだろうけどこっちは東北人ほとんどの気持ちが乗っかってる。

マー君は心から応援しております。兵庫で生まれて北海道の高校行って(それが苫小牧ってのがまた渋い)、仙台の球団で活躍してメジャー、ってすごくカッコいいと思うんだよね。東京を通ってないというのが快い。


それから土曜日はラグビー、オールブラックス戦もありました。僕の家はテレビが無いし、昼間だったので試合は観てないんだけど。

結果だけで言えば日本の惨敗。仕方ないよねぇ。オールブラックスは世界ランク一位だもの。

で、オールブラックスと言えばその強さと共に試合前の「ハカ」と言われる戦いの舞踏が有名。

ラグビーW杯2011 日本戦 オールブラックス ハカ[Haka]


こんな動画がありました。

このハカはニュージーランドの先住民族、マオリ族の伝統らしい。

屈強な男達が青筋立てて声張り上げて試合前の舞踏をするってのはいいよねー、テンション上がる。やっぱり「戦い」ってのはこうでなくちゃ。ラガーメンなのですごく気のいい人たちなんだろうけどぜったい夜の街で会いたくないね。だいたい185センチ100キロ超くらいでしょ、この人たち。

で。

思うんですが上の動画観てて言いたいことがある。

あのさ、日本代表はなんで黙って観てるわけ??

対戦相手が戦いに向けて舞踏をしてて自分たちはそれを指くわえて観てる、そんなん絶対勝てるわけないじゃん。

ハカをやらせるな、と言ってるわけじゃない。それはオールブラックスに失礼にあたるだろう。

そうじゃなくて、ハカみたいなことを日本もやったほうがいいと思うの。

勝ち鬨と言えば日本には「鋭、鋭、応!」つまり、エイエイオーがあるじゃないですか。これをみんなで三回やってから試合始まったら(もちろんキックオフはホイッスルじゃなくて法螺貝ね)日本はすげー盛り上がるんじゃない?

「日本全軍気焔万丈!御大将に物申す!此度のいくさ、決して私心にあらず。天下国家の為、御大将の首を取る事こそ天の道!全軍、鬨の声を上げぇい!! 鋭!鋭!応!鋭!鋭!応!鋭!鋭!応!」

とかで始まったらかっこよくない?

それかオールブラックスがハカやってる間、こちらは一列に正座してるとかどう? 鎌倉武士の出陣式に倣って眼前には打ち鮑、勝栗、昆布の三種と一献があったりして。ハカが終わったら御神酒飲んで座礼してから始めるの。相手にとってはすげー怖いと思うけど。

もちろん試合に勝ったら最後は三本締めね。「では、観客の皆様もご一緒に!お手を拝借!よぉーお!」とかされたらめちゃくちゃ盛り上がるでしょ。

やってほしいなぁ。

秋の日のバーベキュー

2013-11-05 10:23:55 | 食べ物
豊洲に手ぶらでバーベキューが出来るところがあります。

ここ→ワイルドマジック

場所があってバーベキューコンロ、食材(肉野菜、調味料)、調理道具(包丁、トング、まな板など)が用意されてるの。ロケーションは最高。川挟んだら向こうはビル。


先日、会社の企画としてディナーに行ってみたんだけど、良かったので今度はランチに行ってみた。三連休だしねー。

前日少し雨だったんだけど当日は少し日差しがきつく感じるほどに晴れてた。日頃の行いですな。このくらいの暑くもなく寒くもない日のバーベキューはそりゃいいですよ。

肉がたっぷりあることは分かっていたので持ち込んだのは厚揚げ。鰹節と長ネギも持ち込み完全に居酒屋メニュー。

あと漬物。白菜とキュウリが余ってたから。白菜の浅漬けとキュウリのピリ辛漬。

ここのメインはビアカンチキン。

チキン丸ごと一羽があるのでそれを缶ビールに突き刺しバーベキューコンロでローストします。



外はぱりぱり、中はビールの水分でふっくら仕上がります。手がスパイスでぐちゃぐちゃになるけどね。

11時に飲み始めてビール、焼酎、スパークリングワイン、赤ワインで昼過ぎにはべろべろ。年齢層が高い大人のバーベキューだったので飲み物はたっぷりある。

その後、カラオケに移り、18時半には完全に酔っ払い。

都度都度「まだ4時前だよー」「まだ5時になってないよー」とか言いながら飲む、早い時間からの飲み会は楽しい。

バーベキュー、毎週やりたいなぁ。

前入れからひやおろし

2013-11-02 11:19:36 | 食べ物
大阪で仕事を終えて「今日は駅前のあのホテルに泊まりです」と言ったらお客さんがその近くの店を紹介してくれた。「鹿児島の豚肉と芋焼酎が美味いんですわ」とのこと。

そりゃ行くよね。

つーことでホテルに戻り電話会議も早々にほんとにホテル目の前の店の和風居酒屋に。

平日だから店内は客が僕だけ、あとマスター。静かな音楽が静かに流れている。マスターは余計なことは話しかけてこない。こういうのはいいね。

ビールと、カツオの角煮をいただく。

鹿児島のつまみってのはどうしてこうご飯が欲しくなるのか。早々に芋焼酎に移る。

少し秋めいてきたのでそりゃ芋焼酎お湯割りだよねー。鹿児島の人は焼酎をお湯割りにするとき、頑なに「お湯を先」に入れます。どうやら香りの立ち方が違うらしい。

いいねぇ、そういうこだわり。

と思ってメニューを見ると「芋焼酎前入れ」というのがあった。芋焼酎を水で割って1日寝かしておくんだってさ。聞いてみるとまろやかさが違うそう。いいねぇ。それを燗してもらう。

うん、うまいよ。

きびなご塩焼きもいただく。


さて、そろそろメインの豚ですな。しゃぶしゃぶ、蒸し豚、塩焼きといろいろあってどれも魅力的なんだけどここはオススメと書かれている「とんこつ」をいただく。

「とんこつ」は鹿児島の郷土料理で骨付き豚バラを焼酎で茹で、それをしょうゆだれで煮込んだもの。まぁ豚の角煮の骨付き版と思ってくれれば。こんなのたとえ世界が終ろうともまずいわけがない。一緒に煮込んであるごぼうとこんにゃくもいいですな。で、肉なんですが聞いたらなんと6時間煮込んでいるらしくて箸がすっと通る。とろけるねぇ。骨の周りのスジもまったくなくて箸でぎゅんぎゅん食べていける。困るのはとにかくご飯が欲しくなることだけ。

〆はたたみいわしと冷や。


ちょうど日本酒はひやおろしの時期ですね。ひやおろし飲み比べセットというのがあったのでそれでいただく。


秋はさー、季節柄いろいろなものが出るからついつい食べたくなる。いや、いつもなんだけど。