浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

いつもと違う街を走ってみること

2012-08-31 19:01:23 | スポーツ
出張とか旅行の時に、出来ればジョギンググッズを持っていきたいと思っている。

バッグが小さいときはなかなか難しいけど。ジョギングシューズとTシャツと短パン、靴下くらいなんで大した荷物ではないんだけど、それでも鞄に入らない時は入らない。

こないだの札幌旅行の時には鞄が大きくてジョギンググッズが入ったので合間を見つけて走った。

昼の大通公園を走ったんだけど、大通公園というのは走る場所としてはBマイナスくらいです。

プラスポイントとしては何と言っても気候とロケーション、マイナスポイントとしては信号が多いこと。

気候はもう文句ないです。僕が言った時は暑かったし札幌にしては少しムシムシしていたけど、それでも他の地域に比べれば。まぁそのぶん札幌は冬は走れないけどね。

ロケーションにしてもビル街の中の緑だし、ところどころに噴水がある。風向きによって噴水の水が霧状に降ってくるんだけど、これがまた火照った体にちょうどいい。

マイナスポイントはね、信号が多い。本当に仕方がないんだけど大通公園は100Mくらい毎に信号だから、なかなかうまく走り切れない。

もし大通公園が端から端まで信号の無い道だったら文句なくAプラス。


走ることは本当に楽しいことですが、更にいつもの地元ではない場所を走ることはそれに輪をかけて楽しい。

思い入れのある土地も楽しいし、まったく知らない街でもそれはそれで楽しい。

ジョギングして変わったことの一つに「街の見方」がある。走りだす前まではまぁ「綺麗な景色だなー」とか「案外都会だなー」としか考えなかったけど、走るようになってからは「ここは走りやすそうだ」と思う。

新幹線乗っていても遠くまで続く、信号の無い一本道なんて見かけるとジョギングしたくなってくる。


いまパッと思い浮かぶ「走りやすそうな道」といえば例えば宮崎。残念ながら僕は行ったことがないけど、何かで見た宮崎の海岸線の道は大層走りやすそうだった。

いい写真が見つからないのだけど、こんな感じ。海を観ながらヤシの木の下を走るなんていいじゃないですか。


あと「ここをジョギングしてみたい!」というのは何と言ってもディズニーランドです。もちろんシーでもいい。あそこは行くたびに「ここでジョギングしたら気持ちいいだろうなぁ」と思う。

景色はコロコロと変わるしもちろん信号なんてない。地面も少し柔らか目のアスファルトなので膝への負担も少ないんじゃないかと思う。もちろんゴミ一つ落ちていないし。

運が良ければミッキーマウスが手を振ってくれるかも知れない。

そんなに広くないのでフルマラソンは無理だろうけど5~10キロくらいのロードレースなら出来るんじゃないだろうか。調べてみたらシー&ランドの外周(中には入らず外側)は大体6キロくらいとのこと。

東京ディズニーランドロードレースなんてあったら東京マラソン以上に希望者殺到だと思う。


世界に目を向けるとやっぱり一度はジョギングしてみたいのはハワイ。ホノルルマラソンに出たいという気持ちは無くて(人多そうだし)たんにプラプラとジョギングしたい。数年前に一度行ったことがあったけどその頃はまだジョギングを始めていなかったのがもったいない。ワイキキのビーチからダイヤモンドヘッドに上がっていくコースなんて本当に気持ちいいだろうと思う。

アメリカだったらニューヨークとかロサンジェルスと言った大都会ではなくて少し片田舎のほうがいい。昔、アリゾナに行ったことがあるけどあそこも今考えてみると走りやすそうだ。夏は暑くて走っていたら熱中症になってしまうかも知れないけど。

それからギリシャ。マラソン発祥の地であるギリシャからマラトンを村上春樹が一人で走っていたエッセイがあるけどなかなかよさそうだった。

なんて話をしていたらまたジョギングしたくなる。

ベーグルベーグルベーグル

2012-08-30 00:35:34 | 食べ物
従姉妹から「飲まない?」という連絡があった。

この従姉妹は僕の父の姉の娘で仲が良い。基本的には岩手に住んでるんだけどたびたび仕事で東京に来る。だいたい泊まるホテルは銀座なのでいつも銀座で飲む。

毎回こういう時には妹(下の妹)を呼ぶ。従姉妹と僕は気が合うけどそれ以上に従姉妹は妹と気があうから。

で、妹に連絡したら「ノーマネーですけどいいですか?」というメールが来る。兄としてはまぁ断れないですね。

銀座で待ち合わせしたら妹から「全部おごりは申し訳ないので」とお土産をもらった。


ベーグル5つ。。。

うん、確かに妹と最後に会った時に僕はベーグルを買って「うまいうまい」と言っていた。まとめ買いしたことは言ってない。

妹の厚意もよくわかる。

でもね、15個くらいまとめ買いして冷凍庫に入れといて毎日食べてやっと冷凍庫に氷を入れれるくらいになったとこなんだけど。

ま、行った店が美味しかったんでいいや。

今回新しく行った銀座のイタリアンはよかったでゲスよ。

ベーグルベーグル

2012-08-28 22:03:06 | 食べ物
今月は住んでいる部屋の更新でした。いつも忘れていて、しかも少なくない更新料を払わなければいけないのでちょっとびっくりする。

そういう話をすると「引っ越さないの?」と聞かれるんだけどなかなかねー。特に引っ越す理由が見つからない。

住んでいる場所に不満がないわけではないんだけど。

いろいろあるけどたまに「近所に美味しいパン屋さんがあればいいなー」とは思う。決して雑誌に載るようないいお店である必要は無くて、北欧とかリトルマーメイドとかそういうチェーン店でいいからパン屋が欲しい。

そしてベーグルが喰べたい。

特に理由は無いんだけどベーグル好きです。

もっちりしてて食べがいもあって。

こないだ、アウトレットに行った時にベーグルを多めに買ったんだけど帰り際に姪っ子が食べたそうでほとんど上げてきてしまった。

そのベーグルが美味しくてもっとベーグル食べたいな、と思ってついつい楽天で訳ありベーグルを買ってしまいました。

14個入りで2000円ちょっとのやつ。

冷凍で届いたのでこれでしばらくベーグルには困らない。

とはいえ入れっぱなしだと他のものが入らないので一生懸命消費してるんだけどね。冷凍のベーグルをレンジで少し温めて、半分に切ってトーストしてモリモリ食べてます。

チョコベーグルとかレーズンベーグルなんかの甘いのも美味いしトマトやバジルベーグルなんかも美味い。理想を言えばレタスとスモークサーモンとクリームチーズがあれば言うことないんだけどまぁいいや。

今は冷凍庫がベーグルでいっぱいで氷も作れない。

そうそう、冷蔵庫も新しいのが欲しいんだけどなかなか買い換える理由がみつからないんだよなぁ。

80円だから

2012-08-22 02:25:47 | 日記
夏休みということで近所のレンタルビデオ屋が安い。旧作と準新作が1週間で80円。

まっじでー?

今はキャンペーンだからではあるけど、そもそも最近のレンタルビデオって安いよね。そこだと常に旧作は80円。僕ら学生の頃って1週間400円とかじゃなかった?

デフレですな。

マクロ経済とか考えると複雑な気持ちになるけど(冗談)まぁDVDが安く借りられるのはありがたいのでばかばか映画を観ております。

ざっと見たものを。

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2012-07-13

映画館でも見たんだけどね。改めて観てもコワい。主人公だけじゃなくてなんかみんなコワいよ。そんなに敏感になるのは僕だけだろうけど。昔の彼氏とその妻だっていい人なんだろうけどその「何も考えていない善意」って時に最悪に人を傷つけるからね。あと主人公の両親もねー。どうなんだか。どうでもいい役柄だけどホテルのフロントの人もなんかコワい。

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2012-04-27

実はミッション・インポッシブルのシリーズって見たことなかった。でも面白いのねー。よかったわー。ドバイのビルのシーンとか「ああ!ヤバい!落ちるって!」とか声出しちゃいました。筋をよーく考えると矛盾だらけなんだけど(なんで組織が無くなってアメリカから追われてる人たちがこんなにお金使えるのか、とか)まぁそれもチープな昔のドラマ感出てていいね。はっきり言って重要なテーマなんてまったく無くて、無茶な作戦、絶体絶命の危機、でもチームで頑張る、最後はビールで乾杯、ってだけだけどいいじゃない、こういうので。
ジェレミー・レナーはいつもかっこいい。ただ一番見せ場の換気扇に飛び込むシーンでちょっとコメディっぽい動きしてたのが残念。ああいうのいらない。
クレムリンでの「ダルマさんが転んだ作戦」最高だったなー。

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2012-06-08

これも映画館で観た。結構いいんだよね。「ET」「未知との遭遇」「グーニーズ」とか子供の頃好きだった人にはたまらないと思うよ。僕はどれもリアルタイムで観てないけどなんとなく雰囲気はわかる。ああいう自転車流行ったなー、とか。
監督のJJ・エイブラムスは自分が子供の頃、好きだったモノをちゃんと再現するの得意ね。これなんて完全スピルバーグ映画でしょう。スピルバーグショット(えっとね、登場人物たちが何か光る、大きなものを呆然と見つめている顔にグーッと寄ってくショット)なんかちゃんとあって完璧。

そうだそうだ、そういえばミッション・インポッシブル4もJJ・エイブラムスがプロデューサーだ。

この映画、単なる宇宙人ものじゃなくて少年の成長譚になっているところが良い。

グッと来るポイントはやっぱり宇宙人が金属をチョメして、少年が持っていたお母さんのアレをチョメするシーンとか(何言ってんだ)。

あとはやっぱり甘酸っぱい初恋シーンがいいよねー。主人公は映画マニアで友達と映画を撮っているという話で、気になっている女の子をヒロインにして、その子にメイク(しかもそれがゾンビメイク!)をしてあげるときにドキドキしちゃう感じとか。もー甘酸!

あ、主人公を含めた男の子4人の構成がいい!気弱な少年(主人公)、太っちょ、メガネ、小っちゃいの(しかもこの子は歯の矯正してる)。なんつーかグーニーズ感というか、がんばれベアーズ感があっていい。ここにかっこいい大人びた子が入っちゃうとスタンドバイミーになっちゃうからね。

子供たちの成長という横糸に淡い恋という色鮮やかな糸が混じってて、更に父と子、亡き母も含めた親子関係という縦糸で編まれている感じ。うまいねぇー。


ダークナイトライジングのジョン・ブレイクさんことジョセフ・ゴードン・レビット。がんになってしまった27歳の男の話。案外、普通の人が病気になった時ってこんな感じだろうと思う。共演と脚本がセス・ローゲンなんで最初はギャグだけど、最後のほうは結構ズキッとする。友達役のセス・ローゲンが病気のことを聞いた時のセリフがいいね。

「病気なんだ。五年後の生存確率がフィフティ・フィフティだ」
「悪くないじゃん!カジノだったらいい確率だぜ」

そういうこっちゃないんだけど、でもそういうことだよね。

あ、マイレージ・マイライフに出てたアナ・ケンドリックは相変わらずかわいかった。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2012-07-11

そうそうたる役者が揃ってるんだけど話としてはただ単にアパートの一室で4人が話しているだけ。でもちゃんといい作品になるんだからすごいね。クリストフ・ヴァルツ(イングロのランダ大佐)は安定感あるねー。もう携帯出るだけで笑える。ケイト・ウィンスレットもジョディ・フォスターもまー、めんどうくさい人だ(あくまで役柄ね)。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2012-03-02

はい来ました、キャットウーマンことアン・ハサウェイ。この人の女優としてのすごさはいろいろあるけど一つは「脱ぎっぷりがいい」ってこと。「ブロークバック・マウンテン」でもきっちり脱いでた。そうそう、そういえばこの映画「ブロークバック・マウンテン」の夫婦役のコンビだ。

ごめん、ダークナイトの話していい?「ブロークバック・マウンテン」でヒース・レジャーはその演技力が高く評価されてジョーカーを演じることになった。と、同時にプライベートでは、映画の中で夫婦役を演じたミシェル・ウィリアムズと交際を始め子供をもうけることになる。後に離婚。一方、同じく主役のジェイク・ギレンホールは実は「ビギンズ」の時にブルース・ウェインのオーディションを受けて落ちていた。彼の姉、マギー・ギレンホールはご存じのとおり「ダークナイト」のレイチェル役。そして「ブロークバック・マウンテン」でジェイク・ギレンホールの妻役を演じたアン・ハサウェイが「ライジング」ではキャットウーマン。なんだか「ダークナイト」と「ブロークバック・マウンテン」は不思議と縁がある。はい、ダークナイトの話おわり。

で、そのジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイによる少し力の抜けたラブコメディがこの映画。アン・ハサウェイは脱ぎまくりです。映画の最初半分くらいは服着てるシーンのほうが少ないんじゃないのってくらい。お綺麗だわー。スタイルもいいわねー。でも後半はちょっと重い話になってきます。後半に男のほうがある会合で出会う初老の男性の話が結構重い。

まぁアン・ハサウェイ観てるだけで楽しいんですが。ええ、すいません、好きなんです。

彼女の次回作は「レ・ミゼラブル」。

ミュージカル版のね。ファンティーヌやるんだってさ。これは観たい。彼女、歌もうまいからねー。
映画『レ・ミゼラブル』日本版予告編

予告編、貼っときます。(流れてる曲「I Dreamed a Dream」をアン・ハサウェイが歌ってます)

あ、ごめん。これも貼っとく。
Hugh Jackman's opening number at the Oscars®

2009年のアカデミー賞オープニング。司会のヒュー・ジャックマンがミュージカル風に歌うんだけど突然(もちろん打ち合わせ有だろうけど)、アン・ハサウェイを舞台に上げてしまう。4分あたり。

これ観て「ああ、この人歌もお上手なのねー」と思ったもんだ。

関係ないけどヒュー・ジャックマンのオープニングジョークは面白いね。

「ケイト・ウィンスレット。イギリス人の彼女はドイツ人の役を演じました。ノミネートされてます。ロバート・ダウニー・Jr。アメリカ人の彼は、映画の中でアフロアメリカンを演じるオーストラリア人を演じました。ノミネートされてます。オーストラリア人の私は、オーストラリア人を演じました。映画のタイトルは「オーストラリア」。…司会をしてます」

何度聞いても面白い。

で、この二人が「レ・ミゼラブル」ですよ。ヒュー・ジャックマンのジャン・バルジャンは大丈夫なのか、と思うところはあるけどアン・ハサウェイのファンティーヌは観たい。

そろそろ彼女のキャリア的にはこれでオスカーを狙いに行っているんじゃないかと思う。

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2012-06-22

「スラムドッグ・ミリオネア」の監督の最新作。いや、悪くない映画だと思いますよ。全体的に色使いきれいだし、後半はほとんど一人しか出てこないのに飽きずに観ていられるし。ただねぇ。これを「愛と感動の実話」とか言っちゃうのはどうかと思う。実は監督はあの最後の決断のシーンをグロテスクに撮りたいからこの映画作ったんじゃないの?と勘繰ってしまう。血とか苦手な人は避けたほうがいいです。とりあえずこの映画の教訓としては「山に出かけるときはちゃんと準備しろ」ってことですね。

ポニーキャニオン
発売日:2012-03-02

画像だけ見るとスカッとしたアクションっぽい感じもするけど全然チャウよ。実話を基にした映画で、イラク戦争が始まる前にCIAで働いていた女性とその旦那の話。イラクに大量破壊兵器があるはずだから探せ、という指令を受けたんだけどそんなもの全くない。でもホワイトハウスは変哲もないアルミパイプが見つかったことを「これは核兵器を作るための材料だ」とでっちあげる。それに反対した主人公はホワイトハウスの陰謀によりCIAであることを暴露される。

「フェアゲーム」というのは「狩猟解禁」という意味があるそう。CIAである主人公の身分がばらされたことをホワイトハウスが「これでフェアゲームだ」と言ったらしい。つまり身分を暴露された主人公はいろいろなところから命を狙われるようになる。それを知っていてホワイトハウスは暴露した。

本当にひどい話だしそれが実話ってのがクラクラしてくるね。これのおかげでイラク戦争がはじまり何万人もの人が死んだんだから。

副大統領首席補佐官役の人のいやーな感じが最高です。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2012-03-21

これも映画館で観た。ブラット・ピットはさー、かっこいいね!顔がちょっといい、とかそういうことではなくて真っ当に年齢を重ねているなぁという感じがする。
ブラピがかっこいい映画を言えばおそらく世間的な評価では「ファイトクラブ」ということになるだろう。個人的には「レジェンド・オブ・フォール」とか「トゥルーロマンス」が好きだけど。「セブン」はちょっと役柄が悲劇的すぎる。あそこから年が経ってこの映画ですよ、素晴らしい。

ちょっとした瞳の表情とかがいいんだよなー。「試合は観ない主義だ」と答えながらネクタイを外して親指を立てるシーンとかいいです。

原作「マネーボール」も読んだけどあちらは本当にビジネス書。で、こちらは映画的ストーリーを盛り込んでると思う。

金のない貧乏球団が勝つために徹底的にデータに裏打ちされた戦術を取って、金・かね・カネで(たくさん使うというわけではない、金をどう巧く使うか)やってきて、最後、GMが自分の人生の選択は金では無かった、ということが映画的。

背中がゾクゾク

2012-08-20 23:51:25 | 日記
僕は「特撮映画」にハマってきた記憶があまりない。

そりゃ物心つく前はウルトラマンとか人並みに好きだったけど、小学生とか中学生の頃にそういうものが大好きだった、というわけではない。

ゴジラとかガメラとかもそんなに見た覚えがない。

好きな人に言わせると平成に入ってから公開されたガメラの三部作は「平成ガメラシリーズ」として有名らしいんだけどどれも観ていない。

だから今日の話は「そういう人の感想」として読んでいただきたい。

東京現代美術館で開催されている「特撮博物館」に行ってきました。

(入口の看板)

エヴァンゲリオン(これも僕観てないんだよな)の監督である庵野秀明が館長として日本映画の特撮に関するものがいろいろ展示されている。

あのですね、面白かったんですよ!これが!

入ると昔のウルトラマンで使ったミニチュアとかが展示されているんですが、僕ですら「おお」と思ってしまうので好きな人にはたまらないと思う。僕ですら、ということは特撮映画を子供の頃にしか見ていない人、という人ですからほぼすべての人がそう思えるはずだと思います。

とにかく館長である庵野秀明の偏愛による展示で随所に愛があふれていました。

なぜか知らないけど観ている間中、ずっと背中がゾクゾクしていた。

こういう特撮映画が好きで好きでたまらない人であればゾクゾクするのもわかる。でも僕はそうじゃない。そんな僕でも、たぶん3、4歳頃の記憶として脳に刷り込まれているんだろうと思う。とにかくなぜかゾクゾクして、30度を超える真夏の東京だというのに(室内は冷房がかかってますが)なぜか寒気がするんです。すごいね、子供の頃に刷り込まれた記憶と言うのは。

今回の目玉はなんと言ってもオリジナル映像作品である「巨神兵東京に現る」という9分間の映像。館内のシアターで上映されているんだけど、ありがたいことに夏休みとはいえ平日なので最前列でたっぷり堪能できる。

まぁ言葉通り巨神兵が東京に現れて東京を破壊しつくす、という映像なんだけどこれがすごい。

今の時代、特撮はほとんどCGに取って代わられつつある。そりゃCGのほうが手間もお金もかからないからね。でもミニチュアの東京を再現し、それをいちいち壊していくという映像はリアルというか「物の質感」というのが全然違う。特にビルが破壊されるシーンなんかは本当にすごいです。

で、その映像を観た後、順路にしたがって進むとその映像のメイキング映像が見られる。これが面白くて面白くて。どうビルを壊しているのかとかも面白いんですが、「え?これも特撮だったの?」というのが素晴らしい。

冒頭は東京の空撮から始まるんだけどなんとこれが特撮なんですよ。ミニチュアで東京を再現し、それを撮っている。これはすごい。

更に6畳一間の部屋の中から窓越しに巨神兵が見える、というシーンも特撮。部屋をミニチュアで作ってるんです。

そういう種明かしを観るともう一度本編を見たくなって順路を戻ってしまった。

とにかく、本当にすごい映像でしたよ。

この映像はなんとCGを一切使っていない。つまりこの映像に写っているすべてのものは「存在する」ということなんです。炎も煙も、更に巻き起こるキノコ雲ですら、実際に触れるし触ったら熱を持っている。やっぱり「存在するものの質感」ってすごいですよ。

出口付近では撮影に使用したミニチュアが展示してある。


戦車越しに観る破壊された東京タワー。タワーの手前が通路になっているのでここに立てば「巨人東京に現る」という写真が撮れる。

とにかく、世界的にこの展覧会は日本でしか出来ない展覧会であることは間違いないし、世界的にも確実に貴重であることも間違いない。

こういうミニチュアというのは残念ながら「壊すために」作られたものなので保存されたものを観る機会はなかなかないはずです。

「記憶にないけど子供の頃、ウルトラマンが好きだった」とか「ゴジラ好きだった」とか思える人は更に楽しめると思います。

もっと怒れ、とあなたを唆す人は少なくともあなたのためなんて考えていない。

2012-08-17 18:50:24 | 日記
暑い夏だというのになんだか国際政治問題が騒がしい。

竹島に韓国の大統領が上陸したり、尖閣諸島になんちゃらかんちゃら、と。

僕自身はそういうことについて専門外というか、むしろこういうことからは最も遠いところで生きてるような人間なので「こうすべき」と自論を述べることは控える。

その上で、一人の日本人として単純に疑問に思うことがある。

「本当のところ、向こうの国民はどう思っているの?」

ということ。

テレビやニュースで観ていると韓国大統領のかなり極端な言動ばかりが取り上げられている。

それに対してあの国の人々はどう思っているのだろうか?

僕はあいにく「ねぇ、それってどう思ってるの、貴方含めたみんなは?」と聞けるようなあの国の友達がいないので想像するしかない。

ニュースの街頭インタビューを見ていると韓国には「大統領よくやった」「ああじゃなくちゃいけない」という人ばかりいるように見える。それは日本でも同じで、日本の街頭インタビューでも「日本がはっきり言うべきだ」「毅然とした態度で」という声ばかり目立つ。

それってさ、本当かね?

もし、僕が日本を歩いていてこの問題についてインタビューを受けたら、はっきりと「これはこう!だからこうすべき!」とは言う自信がない。

おそらく「あ~あの問題ですかー。いやー難しいですよね~。単純にどうこう出来ないですよね。こちらもあちらも思うところあるんでしょうしねぇ、、、もごもご」とはっきりしない言葉を繰り返すだけなんじゃないだろうか。

そしておそらく、そんな結論の無い話をする人のインタビューは使われない。

だからテレビには「あれは悪い!こうだ!」とはっきり言う人しか出てこない。それだけ観て「ああ、みんなそう思っているんだ」と考えるのは少し短絡的なような気がする。

本当のところはみんなどう思っているんだろう?

案外、僕のようにはっきりとは言い切れないなーと思っている人も多いんじゃないだろうか。もしそうだとしたら「向こうの国民がみんなひどいことを言っている!だからこっちも何かすべきだ」と思っちゃうのは危険だと思う。

そもそも、大統領の発言から考える必要があると思う。僕はあの人の話を最初から最後まで聞いているわけではないので判断つかないのだけれど、ひとつひとつの言葉についていえば「言葉のあや」というか「言い回しの問題」という部分も結構あるんじゃないだろうか。そもそも外国語で話しているものを誰かが翻訳した発言だしね。真意をとらえるのは結構難しい。

念のため言っておくけど「だから、何を言ってもいい」と言いたいわけではないですよ。

とにかく、大統領の発言を恣意的に取り上げて、「ほら、こんな悪いこと言ってますよ、皆さんどうですか?これはちょっとまずいでしょ。腹立ちません?」という形で我々の目の前に出してくる人がいたら、その人のことはちょっと話半分に聞いたほうがいいんじゃないかな、ということを言いたい。

どうも最近そういう言い方が多いような気がする。「こんなにひどいんですよ、ひどいでしょう?腹立つでしょう?怒るべきじゃないですか?なんで怒らないの?」とでも言っているような言い方。

そういう言い方をする人たちは何をしたいのか?

「わざと相手を怒らせる」という戦術の目的は古来から一つしかない。

(戦術でないなら単に「馬鹿にしているだけ」ですが)

「わざと相手を怒らせる」目的、それは「相手の判断力を鈍らせる」ためです。

怒っている時、頭に血が上っている時に、いつも以上に冷静な判断が出来る人、というのはなかなかいない。思考は短絡化し、視野は狭窄し、言語は荒くなる。「勝利の要因は冷静でいたからです」という人はいても「勝利の要因は怒って頭に血が上ったからです。自分でも興奮しててどう勝ったのかわかりません」という人はなかなかいない。子供の喧嘩ならあり得るかも知れないけど。特に交渉事では先に怒ったほうが負けですね、確実に。

だから「あ、この人、自分を怒らせようとしているな」と思った時にはその人のことはあんまり信用しないようにしている。

少なくともその人は相手のためなんて考えてないような気がするから。

僕はそういう時、デレク・ハートフィールドの処女作のタイトルを思い出すようにしている。

「What is so bad about feeling good? (気分が良くて何が悪い?)」

靴ばっかり

2012-08-16 08:54:41 | 日記
祖母の新盆なので先日実家に帰りました。

本当は地元の海に行って海岸をジョギングしたいなーと思っていたんだけど下の妹も来ていてアウトレットに行きたい、というので付き合いで阿見のアウトレットに。

行かれた方はわかると思うけど、本当に何にもないところに突然アウトレットモールを作った感じのいい茨城感が出ているところです。

遠くに牛久の大仏が見える。モール自体はアメリカ西海岸をイメージ(しているんだと思う)しているんでこの和洋折衷な感じがたまらない。


仕事用のキャリーケースが欲しいなぁと思っていたんだけどいいのが無いので諦めた。エースというブランドが入っているんだけどちょうどいいキャリーケースが無かった。御殿場だったらTUMIが入っているんだけど。

じゃあ特に買うものないなーと思っていたけど結局靴を二足買った。

一つはジョギング用の靴。

今まで履いていた靴はなんと2007年に買ったものだった。


これ。

長いこと酷使してきたなぁ。何度か「買い換えようかな」と思ったけどなかなかタイミングが無くてずっと履き続けていた。ちゃんとジョギングし出してから初めてのシューズなのでいろいろ思い入れがあるんだよね。これでロードレースにも出たしいろいろなところに持って行っていろいろなところで走った。だけどさすがにもうそろそろだろう、ということで新しいシューズを買った。

今度もナイキ。赤いよ。

さっそく履いて走ってみたけど前に履いていたのとは違ってクッションが柔らかい。新しいのでまだ足の甲の締め付けがきつい気がするけどその内に慣れてくるだろう。


もう一足は仕事用の靴。

キャサリンハムネット。同じ形の黒をかなり前に履いていたんだけど自分の靴人生の中でも1、2を争うくらいに履きやすい靴だった。形もいい。

買うつもりなくお店で試し履きしてみたんだけど履いた瞬間に「おお、これこれ」というフィット感だったのでついつい衝動買い。衝動買いと言ってもアウトレットだしセールだしでお得なお値段だったんだけど。今、考えるともう一足、黒とか買っておいても良かったとすら思ってます。

靴に限らず衣類はなんでもそうなんだけど身に着けた瞬間に「おお、これこれ」と思えるのと出会うほどの喜びはないね。こないだ、何の変哲もない所で仕事用のワイシャツを買ったんだけど、これが正に「おお、これこれ」という感じでねー。間を空けずにその店に行ってシャツをまとめ買いした。


アウトレット行くとついつい靴を買ってしまう。

結構前に御殿場のアウトレット行ったときなんてついついとか言いながら4足も買ってしまった。だって安いんだもん。

英語ってそんなに大事かね?

2012-08-14 18:10:31 | 日記
とある大企業の社長のインタビューが最近どうもおかしい。


ってまぁ楽天の三木谷社長のことなんだけど。


経団連を辞めたときから「あれ?こんな言い方しても別になんにも得しないのにな」と思うことがあった。


そしてダメ押しがこないだの電子書籍デバイスの諸々。

なんかね「アクティベーションできなかったのは少数。二、三千人くらい」とか言っていたんだよ。アクティベーションできなかった、ってつまり起動できなかったってことだから、新しい電子機器買って起動できなかった人が二、三千人ってのもスゴイ話だし、それを少数と言ってしまうのもすごい話。少なくとも実際に起動出来なかった人に取ってみれば「おい!」って話だろうと思う。新商品なわけだからいろいろ不手際も起こるだろうけど、そのあと「問題あったけど対応良かったからいい会社」と思われるのと「この会社のものなんて二度と買うか」と思われるのってこういう些細な言動によるんじゃないかと思う。

僕はそのデバイスを買ってないけどインタビュー読んで「ちゃんとした広報の人がチェックとかしてないのかなー」と不思議に思った。


社内事情はもちろん僕は知る由も無いけど、もしかしたら楽天の「社内公用語の英語化」と微妙に関係があるんじゃないだろうか。

楽天は少し前から社内の公用語が英語になったらしい。

そもそもカリスマ創業者であるこの人に対して社内で「ちょっと待ってください、その言い方は違うでしょう、社長」と言える人がたくさんいるとも思えない。

経営者が自分に耳触りのいい言葉しか言わない部下を周りに取り揃え、異議をとなえる部下を排除していく、なんてことはもう本当によくある。

そういう人に限って「いや、自分は部下の言葉に耳を傾けている。部下も自分に言いたいことを言っている」と言ったりする。

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社長「ほんと私の周りにはイエスマンなんていなくて、みんな言いたいことを言っているよ。なぁ?」
部下A「ええ、そうですね」
部下B「その通りだと思います」
部下C「おっしゃるとおりです」
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こういう会話、本当にあったりするよ。

とにかく経営者は「部下は自分に言いたいことを言えてない。自分がもっと聞かなくてはいけない」と肝に銘じるべきだと思う。それは本当に難しいことだから。

そして更に、母国語でない英語で、社長に対して異議をとなえることができる人はもっと少ないだろう。

部下の人たちが、いろいろ社長に言いたいことがあるけどどうも巧く英語では表現できなくて「…んー、ノー・プロブレム」と言っちゃってるジョークみたいな光景を思い浮かべてしまう。

社内事情知らない野次馬の考えですからそうでないならまったく問題ないんですけんどもね。


最近は企業のグローバル化が言われていて英語の重要性ってのは昔以上に高まっている。僕個人は一応、英語が好きでずっと勉強してきた人間だけど、それでも「そんなに英語って大事か?」と思ってしまう。なんだかそれ以上に大事なことがあるんじゃないだろうか。

英語が好きで英語を勉強しているなら僕はまったく異存がない。僕もそうだったし。

ただ、そういうのって会社に強要されてやることではないような気がするんです。

今、日本は確かに不景気なんだけど、その原因は日本の働いている人々が英語がしゃべれないから、なんだろうか。逆に言うと、英語さえ話せれば日本企業のいくつかは世界において十分戦えるいわゆる「グローバル企業」になるんだろうか?

どうも違うんじゃないのかなぁ。じゃあどうすりゃいいんだ、と言われてもパッと出てこないんで申し訳ないけど。

なんとなく、国際的に通用する人って例えば自分の会社の社長が「うちはグローバル企業になる!明日から社内の公用語は英語!」って言われた瞬間に「やってらんないんで辞めますわ」って言いそうな気がする。

赤、茶、透明

2012-08-11 20:39:08 | 食べ物
中華料理屋でランチ、という場合に高い確率で頼むことが多いのが天津飯です。

子供の頃からすごい好きなんです。

ラーメンって気分じゃないなー、ご飯もの喰いたいなー、という時によく頼む。

チャーハンだと物足り無いし、中華丼ってそんなに食べないから。マーボー茄子定食とかでもいいんだけど、なんとなく「スプーン一本で飯食いたい」と思うし。

かに玉丼でちゃんとカニ入ってるといいし、入ってなくてもそんなにぶーぶー言わない。まぁぶっちゃけご飯に卵炒めが乗ってて餡がかかってればそれでいいんです。

調べてみるとそもそも中華料理にはこんな料理は無くて日本独自のようですな。これまたエライ、日本料理。

天津飯ってこれまた家で作るのはなかなか難しい。底が丸い中華鍋と火力の強いコンロがあればいいんだけどうちには両方とも無いから。普通のフライパンで作ってしまうと中央に寄らずに厚いんだか薄いんだかよく分からない玉子焼きになってしまう。

つーことで近所の中華料理屋で天津飯。

餡が真っ赤。各地で天津飯を食べてみると、餡の色が結構違うようです。

ちゃんと調べたわけではないので分からないけど、なんとなく東日本は赤、西日本は茶、あとは透明というのもある。

赤はケチャップ味。エビチリのソースの安っぽいやつ。茶は醤油とダシ。透明は塩とダシ、結構高級で卵の白身でふわっとしてたりする。

どの味もまったく文句ないけど、あえてどれか、と言われると赤い甘ったるいのが一番好きかも知れないなー。

餃子の王将では裏メニューで天津飯の中身を焼き飯(チャーハン)にしてもらえるらしいですよ。くいたい。

ロンドン

2012-08-09 18:55:43 | スポーツ
オリンピックって楽しいね、ほんと。

時差があるのでリアルタイムではなかなか観ていないけど、スポーツニュースとか新聞、ネットなんかで結構楽しんでいます。

まず開会式。見応えありましたねー。開会式をきちんと観たことって初めてだと思うんだけど、とても面白かった。こんなに面白い開会式って初めてじゃないかな。

総合演出がダニー・ボイルという人。この人は「トレインスポッティング」というジャンキーばっかり出てくる映画で有名になり、「28日後…」という走るゾンビ映画で名を上げ、「スラムドッグミリオネア」で巨匠となった人。アカデミー賞を取っている人なのでもちろんこういう役割を任せられるのもわかるけど、それでももし日本だったら文科省が推薦するような人ではない。なんたってジャンキー映画、ゾンビ映画の人ですからね。こういう人に任せちゃうというのもさすがイギリス。

(ちょっと話ずれるけどこの人の今のところの最新作「127時間」観ました。僕はなんとなく話を聞いていたから準備出来たけど、何にも知らずに見たらちょっとヤバい、下手すると気を失う人もいるかも知れない。こういう映画を「愛と奇跡の感動ストーリー」とか言って宣伝しちゃうのもどうかと思う。もし「主演のジェームス・フランコはスパイダーマンでかっこよかったし、なんか感動できそう」とか言ってデートなんかでこれ観に行ったら最悪だったと思いますね)

とにかくダニー・ボイルによる開会式の流れがすごかったね。

一番驚いたのは、ベッドとそこに寝ている子供たち、そして看護士が出てきてでっかく「NHS」と出たところ。飛び上がるくらいに驚いた。NHSというのはNational Health Serviceでイギリスの制度。この制度により基本的にイギリス国民は受診料が無料らしい。(たぶん、僕も詳しくないけど)

オリンピックの開会式というすごい舞台でこれを出す、というセンスがすごい。

これをアメリカ国民はどう見たんだろう?健康保険制度がなくて、病気や治療費は自己責任でそのためにお金のない人なんかはいろいろ大変で(この辺はマイケル・ムーアの映画「シッコ」でよーくわかります)、それを変えるためにオバマが大統領が必死で法案通して、それでも憲法違反だと最高裁まで行った(結果、合憲)国の人々は。

イギリス人によるアメリカへの皮肉だったのかしらん。


他には、

1、いきなり「チューブラー・ベルズ」が流れたこと。これって「エクソシスト」のテーマ。こんな曲を流しちゃうのがすごい。

2、VTRでジェームス・ボンドとエリザベス女王が登場。スタントとはいえエリザベス女王をヘリから飛び降りさせるってのはすごい。日本だったら、例えば踊る大捜査線の青島刑事が皇居に入っていって天皇陛下をヘリに乗せる、、なんて絶対出来ない。

3、炎のランナーを演奏するオーケストラにいたミスター・ビーン。あれはすごい。こんなの日本でやったら不謹慎ってめちゃくちゃ叩かれるでしょうね。

くらいが面白かった。

そうそう最後のポール・マッカートニーの「ヘイ・ジュード」はやっぱりよかったね。願わくばリンゴがドラム叩いててほしかったけど。更に願うのであればねー、ジョン・レノンが生きてて「イマジン」か、フレディ・マーキュリーが生きていて「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」を歌ってくれたら最高だったけど。

競技のほうもちょこちょこ観ています。

まずサッカーはすごいね。オリンピックにおいては完全に男女ともに日本は「強豪」になった。男子は準々決勝で惜しくも破れてしまったけど、それでも十分すごい。

あと水泳のリレー。あの競技って先に泳ぎ終わった人がプールサイドで応援している姿がいい。普通に一人で泳いでいるのを見てるよりもテンション上がる。

女子重量挙げ。日本の選手メダルを取ったんだよね。重量挙げについて一つ疑問がある。決して文句とか批判ではないんですよ。人はどういう時に「よし、重量挙げをやろう」と思うんだろう?特に女子。なかなかやるきっかけとかってないと思うんだけどなぁ。

マラソン。昔はマラソンなんて本当に興味が無かった。でも自分が走るようになってから、もちろんレベルはまったく違うし比べるのも失礼なくらいだけど、マラソンのシーンを観ているだけでちょっと泣きそうになる。こんな長い距離を、こんなスピードで。すごいね、ほんと。

あと全体的に昔のオリンピックと比べて日本選手が楽しそうなのがいい。

卓球の女子団体をちょっとだけ見ていたんだけど、最初の選手紹介で、福原愛がお辞儀をし、次の人もお辞儀、で、三人目の人が手を振って笑顔であいさつしていた。それで他の二人も笑顔になった。一方、中国選手はまじめな顔で3人ともお辞儀。これだけで「ああ、いいじゃん」と思った。そりゃもちろん不真面目にやるのはダメだけど、こういう世界の舞台で楽しめる、楽しもうと思えるってすごい。よく「日本人選手はハングリーさが足りない」と言われるけど、ハングリーになりすぎて選手が不幸になってしまうのは観ていられない。楽しむくらいでちょうどいいと僕は思う。残念ながら卓球女子団体は負けてしまって銀メダルだったけど堂々の銀でしょう。

つーことで結構楽しんでおります。

もうすぐ終わるよね。いつも思うけどオリンピック開催期間って案外短い。

閉会式はどうなるんだろうか?誰が監督なのかね?またダニー・ボイル?

そうでないとするとイギリスの映画監督と言えば、、、リドリー・スコット(エイリアン、ブレードランナーの監督)かクリストファー・ノーラン(ダークナイトシリーズ)しか思い浮かばない。

どっちも救いようのないほど暗い閉会式になりそうだ。

それはそれで観てみたいけどね。

完全ネタバレ「ダークナイト・ライジング」レビュー

2012-08-07 21:18:19 | DVD、映画
つーことで書きました。

見終わった後にドッピオさんと飲みながらしばらくダークナイト・ライジングの話をしたんだけど、あれで十分吐き出しちゃった気がするなぁ。とか言ってもまたドッピオさんに会ったらこの話するんだろうけど。

ドッピオさんと女性と僕の3人で飲んだんだけど、本当に開始30分はひどかった(笑)

女性はバットマンとかまったく興味がないし、ライジングどころか、ビギンズ、ダークナイトも観ていない、ってのに僕とドッピオさんでライジングの話ばっかり。ネタバレ全開でね。

こういうのが我々が思いやりがない、と言われる所以ですね。

ほとんどドッピオさんと話してしまったことだけど、一応書いたので載せときます。

ネタバレなので一応別リンクで。
【完全ネタバレ「ダークナイト・ライジング」レビュー】

なんとなくキャットウーマン貼っときます。



いろいろキャラ設定やそのキャラの動機に問題があった映画だったけど、キャットウーマンだけはほぼ満点でしたね。キャットウーマンがバットポッド(このバイク)に乗ってゴッサムを疾走し、ところどころで格闘する、という映画があったら観るよ。ストーリーとかオチとか無くてもいいや。

ライジング

2012-08-04 01:47:57 | DVD、映画
観てきました、「ダークナイト・ライジング」

はっきり言いますが、僕は悪くなかったと思います。

どうしても前作「ダークナイト」と比べてみんな「うーん」という感じですが、いやいや悪くないですよ。

点数で言いますね。

前作「ダークナイト」は話の筋が50点、ヒロインがあんまりかわいくないのでマイナス50点、トゥーフェイスが100点、ジョーカーが2億点、計2億100点。

今回は話の筋が90点、ジョン・ブレイクの頑張りが100点、ゴードンの頑張りが90点、どんでん返しで2千点、、キャットウーマンがかわいくて1億点、計1億2千280点ということになります。(なんのこっちゃ)

そりゃあね、ダークナイト、というかジョーカーにはかないませんよ。あんなの20年に一度のキャラクターだもの。

3部作、ということできっちりケリをつけたことについて僕は「よかったー」と思ってます。

ゴッドーファーザー3部作がありますが、そりゃ2が一つの映画としては最高傑作です。で、3はひとつの映画としてはいろいろ不備はある。

でも3部作というくくりで観たら「終幕」としてあの終わり方はよかった。

今回のライジングはそんな感じです。

ちょっと完全にネタバレでライジングの感想を後日書きます。

とにかく、これだけの3部作を楽しめる、しかもリアルタイムで、という機会はなかなか無いと思うのでできれば「ビギンズ」「ダークナイト」「ライジング」と観てみることはお勧めです。

このためだけに、という感じ

2012-08-01 22:45:25 | 食べ物
仕事でいろいろなところに行っていろいろなものを食べるけど、「これはうまい!ぜひまた食べたい!」と思うことはあまりない。

常にそんなにいいもの食べてるわけじゃないからねー。

ラーメンに限って言えば「このためだけにこの土地にまた来たい!」と思ったことは3,4店舗。

山形酒田市「満月」のワンタンメン。あーこりゃ旨かった。2,3回食べてるけどまた食べたい。


長崎諫早の「れんげ」。これは二回くらい食べた。


神奈川の「まつり家」。ドッピオさんと行ったとこ。えがった。アイヌねぎがんがん入れたい。

神田の「わいず」。まぁ近いんでいつでも食べられるんだけど。


くらいです、ぶっちゃけ。

そりゃもちろん久しぶりに札幌で山岡家食べたいなぁーとか思うけどそれは味云々より郷愁に近い。

他の店ももちろんまずいわけじゃないんだけど「ぜひ一度食べたい!」ってほどじゃない。

「もう一度食べたいラーメン」が今回ひとつ増えました。

大阪福島駅近くの「みつ星製麺所」の濃厚ラーメン。

ここはよく行くお客さんのとこの近くの店で噂は聞いていた。でも行くたびに定休日だったり、行列だったりでなかなか入れなかった。

それを繰り返していたんだけど、数か月前にお客さんに連れられて行ったらやっと入れて食べられた。

どちらかというとつけ麺よりラーメンが好みなんだけど、同行したお客さんが「つけ麺うまいですよー」と進めてくれるので断るわけにもいかずメインのつけ麺を食べた。

これがね、美味しかったんですよ。最近はそんなに量が食べられないので普通盛りを食べたんだけど、スープがコクがあるのにあっさりしてて食べ終わった後に「ああ、大盛りでもよかったかな」と思ったほど。

最近の僕がそう思うのは珍しい。

だいたいつけ麺屋のスープって変に甘ったるくてあまり好きではないのだけれど、ここのは美味しい。レモンが添えられていてそれを絞るのもいい。

その時、同行していた人が濃厚ラーメンを食べていてこれまた美味しそうだったんです。「次は濃厚ラーメンを食べよう」と誓って今回やっと食べられた。

12時5分くらいに着いたら店の前には即行列ができている。夏の日差しのあっつい大阪で20分ほど並んで待つのはつらかった。。暑いので「やっぱりまたつけ麺にしちゃおうかな」とも思ったけど初志貫徹で濃厚ラーメン750円。

どん。


なんだか知らないけどスープにはあぶくが立ってる。テーブルに書いてある説明だと、「鶏がらと豚骨を12時間煮て、魚介系のスープとブレンドしました」とのこと。具はカイワレと卵とチャーシュー、そして玉ねぎのみじん切りが入ってる。

今回は頼まかったけど、博多ラーメンではないのに替え玉があるのも嬉しい。

つけ麺も決して悪くないので出来ることなら今度は「ラーメンとつけ麺!」という禁断の注文の仕方をしたい。